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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(4) ナミアゲハの幼虫飼育を開始

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ナミアゲハの飼育(4) ナミアゲハの幼虫飼育を開始

田舎村昆虫館館長
田舎村昆虫館館長

ナミアゲハの観察(4):庭には山椒の木と橙の木がありますので、今年からアゲハの幼虫を飼育します。羽化の時刻をずらせるために、ダンボール箱を被せて夜明けを遅らせています。

2005年のナミアゲハの日記には、ナガサキアゲハなども入り乱れています。
橙の木の葉を食べている幼虫は、ナミアゲハだろうと思っていましたが、黒いアゲハが羽化したので調べてみたら、ナミアゲハだけでなくナガサキアゲハであることが判りました。

瓦も吹き飛ばす昨年の強烈な台風の影響か?
毎年、沢山のアゲハ蝶の幼虫が遊んでくれる庭の橙の木も、今年はアゲハ蝶の幼虫は1匹も見かけません。さらに、今年はアゲハ蝶の飛んでいる姿も殆ど見かけていません。
瓦だけでなく、サッシの雨戸が吹っ飛んでしまった昨年の台風。もちろん、橙の木も大きな枝が折れてしまうような猛烈な強風でしたから、アゲハ蝶の蛹も吹き飛ばされたのでしょうね。
今年は寂しいなと思っていましたが、裏に植えてある山椒の木をみたら、葉が半分くらい無くなっている。
我が家の山椒の木は、アゲハ蝶の幼虫用に植えてあるので、期待して見たら、立派に育った幼虫が食事中でした。


背番号については2005年・アゲハの蛹の背番号一覧をご覧下さい。

2005年5月28日

丸々と太って・・・ 皆さん、可愛いでしょう。
山椒の葉は軟らかいし、美味しいのでしょうね。

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2005年5月29日

食欲旺盛。 とにかく食べています。
幼虫にとっては、食べることだけが仕事です。

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2005年5月30日

小さな山椒の木ですから、このままでは前蛹(ぜんよう)になる前に飢え死にするかもしれません。

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5月31日から6月3日までは北海道の知床方面へ旅行のため留守。
留守の間に餓死してもらっては困るし、蛹になってもらうと探すのが大変なので、新しく食堂を作ってやりました。
橙の葉が枯れないようにして、飼育箱の中に入れました。

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掴まっていた山椒の枝を切って、橙の葉の上に。
最初は怖がっていましたが、すぐに慣れてしまい、「バリバリ」と音を立てながら橙の葉を食べ始めました。(右の写真)  「バリバリ」・・・耳を澄ませて聞くと聞こえますよ!

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2005年6月4日

旅行中、気になっていましたが、帰ってみたら綺麗な蛹になっていました。
蜂に卵を産み付けられないようにして、アゲハの羽根の色、模様が透き通って見える日を待つことにします。
何日に蛹になったのかは判りませんが、6月12日くらいから、毎日夕方見ることにします。

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2005年6月13日

昨日からサナギの様子を見ていますが、少し黒ずんできたような気がします。
羽根の模様が見えたら羽化です。
明日の朝には羽化するかもしれません。

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羽化の写真撮影の準備をしました。
羽化した時にアゲハが掴まり易いように飼育箱の蓋をセットして、夜明けを遅くするために、暗黒の世界を作る魔法箱である飼育箱に被せる箱を作りました。
今日はダンボール箱を被せて、明日の朝は、明るくなってから取り除いて、朝にしてやります。

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ところで今日は、毎年アゲハの幼虫だらけの橙の木を調べてみました。
なんとか3匹みつけましたよ。
少な過ぎる???

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[2009/07/21追記]
ホームページのダイエットで再編集していますが、この幼虫は、ナガサキアゲハであることに気が付きました。

ナガサキアゲハの飼育(1) ナミアゲハの日記からナガサキアゲハの記事を抜粋
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今日は新入りの誕生の前祝か、どうかは判りませんが、家の中にアゲハが6回も入ってきました。
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出ようとして羽根をバタバタしますので、20枚くらい撮って、1枚だけ見れるものが写っていました。

2005年6月14日

今日は羽化してくれるだろうと期待して、朝食を済ませて6時30分にダンボール箱を取り除いて、チョッと覗いて見たら、サナギの横腹の所にアゲハの羽根の模様が透けて見えていました。
夜明けの時間をずらすために、再びダンボール箱で真っ暗に。
今日は晴れの写真撮影日和。太陽の光で明るくなってから撮ろうと、7時にダンボール箱を取り除いて、太陽の光の当たる所へ置きました。

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1時間くらいしたら羽化が始まるだろうと、パソコンでメールの処理をしたりして時間を潰し、7時45分にカメラを持ってサナギの所へ行ったら、サナギに異変。
なんだかサナギの形が崩れているし、黒い液体も・・・
しまった!! 遅れをとった!! 残念なり・・・・
飼育箱の蓋の裏側を見たら、羽化したばかりのアゲハが羽根を伸ばして、羽根が硬くなるを待っていました。

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午前中は我が家の買物ツアーの運転手の仕事(?)がありますので、
無事飛んでいってくれることを祈りながら、木の茂みの中に立てかけておきました。

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お知らせ

今回の羽化瞬間の写真撮影は、失敗の巻で終わりました。
庭の橙の木には幼虫がいますので、第2回目に挑戦します。諦めませんよ。
第2回目の挑戦は次ページをご覧下さい。

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