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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(63) 順調に羽化

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キアゲハの飼育(63) 順調に羽化


左側が[背番号ki-20]、右側が[背番号ki-13]

P20140718-P1060076


[背番号ki-01]などの表示は2014年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。

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2014年7月18日 [背番号ki-13][背番号ki-20]が羽化しましたが・・・

昨日の夕方、[背番号ki-13][背番号ki-20]の蛹の羽化の兆しは確実性がありそうなので、羽化のの撮影の準備をしておきました。デジカメの設定も変更しておきましたよ。
(下の写真は2014/07/17 18:55撮影)


[背番号ki-13]
P20140717-P1060067


[背番号ki-20]
P20140717-P1060068


今朝のWCタイムは2時15分。なにしろ早過ぎるので改めて狸寝入り。


「アゲハは?」の声で叩き起こされたのは4時19分。
蛹を確認したら・・・「遅かりし由良之助」。
[背番号ki-20]が羽化していて、翅を伸ばしている真っ最中。
真っ暗の中で羽化したんですね。
P20140718-P1060069

それから5分くらい経った時には、翅を少し開いたり閉じたり。
P20140718-P1060071


次は、蛹の保護ポケットに鎮座した[背番号ki-13]を失敗せずに動画で撮ろうと思って2つのLEDライトを使って照らし続けましたが全く音沙汰なし。


この様子なら羽化まで時間が掛かるのかなと思って、蛹の状態を確認してから部屋を暗くして、4時50分に恒例の朝の散歩へ出発。
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帰ってきたのは5時25分でした。
イヤな予感がしたので直ちに蛹の所へ直行。

蛹置き場を見たら様子が違うので、ライトを点けて見たら、またまた「遅かりし由良之助」。
[背番号ki-13]が羽化していて、翅は伸びきっていました。
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左側が[背番号ki-20]でオス、右側が[背番号ki-13]でメスですね。
P20140718-P1060075


5時30分には庭へ出しました。
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今朝は、昨日のような失敗は繰り返さないようにと、デジカメのスリープ状態までの時間を2分から10分に変更していたのですが、魂胆を蛹に見抜かれていたようです。

2014年7月18日 [背番号ki-10]は怪しい雰囲気です

他の蛹の羽化までの所要日数からみると、[背番号ki-10]は羽化の兆候が現れてもよさそうですが、蛹の色は緑っぽいまま。
蛹になってから12日目ですから、晩熟(おくて)であったとしても、蛹の中で羽化の準備が進んでおれば兆候が現れてもよいはずです。
下の写真は、午後の状態です。
P20140718-P1060090
尻尾のほうを曲げてみましたが、生きていて、内部で羽化の準備が進行しておれば尻尾は真っ直ぐに戻ってもよいのですが戻りません。
蛹を懐中電灯の光で透かしてみようとしましたが、最近のLEDの懐中電灯は明るすぎて、眩しくて、私のボラ目では見ることが出来ません。(参考までに・・・アオムシコバチの被害でしたら、蛹の中身を食べて空洞になったら、懐中電灯の光の透け具合で判りますよ。)

もう暫く、このままで様子をみます。

2014年7月18日 一生懸命、産卵しています

森のように茂っていたパセリも少なくなりました。
この少なくなったパセリに1週間くらい前から時々産卵に来ています。
しかし、残っているパセリでは、10匹分もありません。
今年はアシタバ(明日葉)は枯れてしまいましたので、自分で食草探しをしてもらわなければなりません。
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それにしても今年はが大繁殖。
パセリの茂みにも潜りこんでゴソゴソしていますので、幼虫も食べられているに違いありません。

2014年7月19日 グラジオラスの蕾に付いていた[背番号ki-26]が羽化

昨晩の蛹の状態から考えると、今朝の羽化はないと判断して、5時までテレビで落語を見て、今朝も徘徊へ出発しようとしたら、「グラジオラスの蕾に付いている蛹の色が変だ」との緊急連絡があり、[背番号ki-26]を見たら、すぐにでも羽化しそうな状態。

グラジオラスの茎は弱り切っていて、アゲハの重みには耐えられないだろうと判断して、大急ぎで羽化の支度。
割り箸へ萎れかかったグラジオラスの茎をセロテープで固定。その割り箸へぶら下がり棒をクリップを使って仮取付。
この作業中、[背番号ki-26]は何度も腰をクネクネを動かしていました。
デジカメとLEDライトを準備して動画の撮影の準備が完了したのが5時11分。
P20140719-P1060098

[背番号ki-26]の状況から考えると、恒例の徘徊から帰ってみたら、既に羽化してしまっていたとなることが十分に予想されるので、今朝の徘徊は中止。
P20140719-P1060100


先日からの様子では、LEDライトのような強い光を当てると蛹が反応して羽化が始まるように思えるので、蛹全体は36灯のLEDライトで照らしながら、目の辺りを6灯のLED懐中電灯で照らして、今朝こそは蛹の殻が割れ始めるを見逃すまいと睨んでいました。
5時26分、[背番号ki-26]の尻尾がクネクネと動いたのでデジカメのシャッターON。
動画の撮影が始まったと おもったら直ぐに蛹の殻が割れ、羽化が始まりました。


今朝の[背番号ki-26]の動画は、蛹の殻が割れ始めるところから撮ってあります。


キアゲハの羽化 その6(2014/07/19)


[背番号ki-26]の動画は10分間で撮影終了。
P20140719-P1060102

動画をご覧になると判ると思いますが、[背番号ki-26]は蛹の殻から出てきた後、仮取付したぶら下がり棒のほうへは行かず、反対側のクリップのほうへ移動しました。
このクリップはプラスチック製で、キアゲハの足でも引っ掛かり難いものです。

足を滑らせて転落しなければよいがと心配していたら、案の定・・・

今朝の[背番号ki-26]の羽化騒ぎも終わったので、庭へ出しておこうと思ったら、クリップに掴まっていた[背番号ki-26]がドタッと鉢の受け皿へ転落

羽化直後で翅が固まりきっていない時には墜落することがよくあり、翅が折れ曲がったまま固まって飛べなくなる事故もあります。
羽化して飛べないアゲハの食事の世話は大変です。

墜落した時の救出用として、近くには割り箸を置いていますが、割り箸を差し出すよりは私の指を出すほうが手っ取り早いので、人差し指を差し出したら掴まってくれました。
注意・・・転落したら、絶対に翅を掴まないことです。


人差し指からぶら下がり棒へ移動させ、
P20140719-P1060104
5時42分に今朝の徘徊に出発しました。
P20140719-P1060106


今朝の日記を書いている8時30分頃ですが、パソコンの傍に置いてある蛹のほうで、食品トレーが動いたような音がしたのでチラッと見てみたら、[背番号ki-37]が尻尾のほうを動かしたのでした。

今日は午後3時過ぎから雷がゴロゴロと轟いて降雨。
雷に驚いたのか?雷が怖いのか? [背番号ki-37]の蛹が何度もブルブルと動きました。

まだまだ動くことを期待して眺めていたら、怪しい雰囲気の[背番号ki-10]が腰をクネクネ。
この[背番号ki-10]は色が黒っぽくなってきて、羽化の兆しにも見えますので、ひょっとすると生きているかもしれませんよ。


これはオマケですが・・・
8時40分頃に、庭のフジバカマを見ていたら何かが飛んできました。
デシカメのズームを最大にしてみたら、クマゼミでした。
学校も夏休みに入りましたし、セミの最盛期にもなってきたのでしょう。
P20140719-P1060107

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