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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(29)(特別版1-4)幼虫・休眠・糞掃除・蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹

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カブトムシの飼育(29)(特別版1-4)幼虫・休眠・糞掃除・蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹

昆虫館の館長
昆虫館の館長

カブトムシの飼育(29):毎年のことですが、幼虫の冬眠中(休眠中)は、マットの表面が白い菌糸のようなもので覆われます。菌糸であれば無害ですし、幼虫が死んだことがないので放っています。

2010年2月23日 白い菌糸のようなもの

昨年の11月28日に休眠前の最後の糞掃除をしてから、衣装ケースと飼育箱(大)は放りっぱなしでした。ケースの中のマットの表面には、白い菌糸のようなものが広がってきています。

白い菌糸のようなものの様子を見ようと思って、飼育箱(大)を庭へ持ち出してみましたが、表面だけです。この白い菌糸のようなものですが、菌糸には間違いないはずですし、無害のはずですから、飼育箱(大)のほうは表面の白い所だけは取り除きましたが、衣装ケースは霧吹きで水分補給をしただけで、そのまま蓋をしておきました。
ペットボトルに1匹ずつ入れてある2匹ですが、ペットボトルの底に潜っています。殆ど動いていません。
3月になって暖かくなったら目覚めると思いますので、マットを掘り返して中の様子を確認しておくほうがよいでしょうね。
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2010年3月19日 マットの中を確認

3月に入ってからも暖かくて天気が良い日がなかったので、マットの中が気にはなっていましたが、そろそろ彼岸ですから、衣装ケース、飼育箱(大)、ペットボトルの計55匹分を庭へ運び出しました。


最初はペットボトルを逆さまにして幼虫を出そうとしましたが、マットが固まっていて簡単には出てきませんので、スプーンで少しずつマットを掻き出して、最後に幼虫を取り出しました。
天気は良いとは言っても気温は低くて肌寒いので、幼虫は殆ど動きませんが、生きています。
このペットボトルへは12月31日に入れたのですが、ほんの少しですが糞がありました。マットは少し減っています。ペットボトルには約2リットルのマットが入っていますので、1匹なら、蛹になるまで糞掃除をしなくても大丈夫だと思います。
しかし、糞の中から食べられるマットを探させるのは可哀想なので、土フルイで糞を取り除いて、新しいマットを追加しておきました。

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次に飼育箱(大)を引っくり返しました。ケースの底近くに幼虫10匹が集まって、体を丸めていました。
取り出した幼虫をマットの上に置いたのですが、まだ目覚めていないらしく、殆どが丸まったまま。1匹だけが体を伸ばして動いてくれました。
この飼育箱(大)には糞が沢山ありました。(沢山とは言っても2リットルくらいでしょうか?)
この飼育箱(大)は11月28日が休眠前の最後の糞掃除でしたから、その後暫くはマットを食べていたのでしょうね。
糞と白い菌糸のようなものを取り除いて、マットを追加(約8リットル)しておきました。

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衣装ケースですが、飼育箱(大)の糞の状況から考えて、もう少し暖かくなってから引っくり返して糞掃除をすることにして、表面の白い菌糸のようなものだけを取り除いて、水分補給をして蓋を閉めておきました。

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2010年4月6日 衣装ケースの糞掃除

岩国市の錦帯橋の桜も満開。5月初旬の気温だとのことなので、衣装ケース2つの糞掃除をしました。

写真上・・・衣装ケースを立てて、幼虫を取り出しているところです。
写真中・・・左の写真の衣装ケースの中の部分の詳細です。
写真下・・・糞掃除の途中。衣装ケースの中は掃除済み。ブルーシートの上は糞など。
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衣装ケースの43匹と、飼育箱(大)の10匹、計53匹です。
暖かかったので、良く動いていますよ。
(YouTubeにアップロードしてある動画を下に埋め込んでありますのでご覧下さい。)

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赤い矢印の幼虫と、黄色い矢印の幼虫の大きさを比べてみて下さい。
多分、赤い矢印の大きいのが♂で、黄色い矢印の小さいのが♀です。

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55匹! 2010年・越冬を終えたカブトムシの3齢幼虫 (2010/04/06)


糞掃除をして綺麗になった衣装ケースのマットの上に、1匹ずつ置いています。自分で潜り込みます。

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今日の糞掃除で、飼育箱(大)に入れていた10匹は、衣装ケースの43匹と一緒にまとめて、衣装ケース2つで飼育することにしました。

幼虫は、2010年4月6日現在、
衣装ケースに53匹。ペットボトルに2匹
合計55匹が元気に育っています。

今日の糞掃除で、越冬後のマットは綺麗になりました。
衣装ケースにいっぱいになるまでマットを入れておけば蛹になるまで放っておいても大丈夫な気もするのですが、蛹室作り前に♂と♀の選別、ペットボトルへの小分けなどをしますので、次回は5月の連休が過ぎたら衣装ケースを引っくり返えす予定です。

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