蝶の幼虫の飼育(2) 蛹の保護ポケット・羽化の補助具・蛹(帯蛹・垂蛹)の移動・落下した蛹の吊下げ・他

岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。
判らないことがあれば、【新】岩国市田舎村の掲示板を利用してみて下さい。
●このページは、前ページからの続きです

蛹の保護ポケット[改良2版] = 羽化の補助具の改良

上の[改良版]でキアゲハとナミアゲハで7匹が羽化しました。
しかし、羽化したばかりのアゲハは、驚いたりすると上の方へ登ろうとします。
ポケットの上の水平の棒の上に余裕があったため、ここに名札を付けたのですが、どうしてもこの名札まで駆け上って掴まってしまいます。
既に、2008年・ナガサキアゲハの幼虫の観察日記(4)2008年7月29日でご紹介済みですが、[改良2版]を発表します。
P20080730-P1040854-2

水平の棒を、垂直の棒の上ギリギリの所に付けて余裕を無くしました。


【訂正 & お詫び】

[改良2版]についての訂正とお詫びです。
[改良2版]では、横の棒から上の縦の棒を無くしましたが、羽化したアゲハにとっては全く関係ありません。殻から出てきたら、横の棒には目もくれず、いきなり縦の棒に掴まって一番上まで登るのが沢山います。また、縦の棒へ掴まって、頂上まで行き着いて横の棒へ戻るものも多くはありません。
また、蛹が糸を張った位置によっては
、箸を切断すると、その後の使い回しが出来なくなることも多いため、横の棒から上をチョン切るのは止めました。
一番最新の状況は、上の[改良版]の「使用しています」の2009/07/12撮影の写真です。
P20090714-P1000719-2
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【訂正 & お詫び】その2
先ず最初に、次の動画をご覧下さい。


クロアゲハの羽化 1/2 (2009/09/08)

動画の撮影中に割り箸を差し出して、クロアゲハを移動していますが、翅が抜け出ずに「シマッタ!」と思った時のことです。【訂正 & お詫び】にも書きましたが羽化の補助具の左の写真の※印の長さが短か過ぎました。
P20090908-P1010957-2

蛹の保護ポケット[改良3版] = 改良型の羽化補助具

写真をご覧下さい。縦の箸の棒の一番上に、横の棒が取り付けられていますが、斜めに取り付けてみました。
P20090918-P1020440-2

[背番号2009-180]が改良型の羽化補助具で羽化しました。
2009年9月12日の[背番号2009-179]の羽化の時は動画が撮れませんでしたが、2009年9月18日の[背番号2009-180]は動画に撮れました。


ナガサキアゲハ羽化:改良型の補助具(2009/09/18)

殻から出てきて、縦の箸の棒の一番上まで昇って翅を伸ばしました。斜めの棒は必要なかったのかなと思っていたら、斜めの棒へ移動しました。
縦の棒よりは斜めの棒のほうが掴まりやすくて安定性があるはずですが、羽化したら、上へ上へと昇る習性があるのでしょうね。


左の写真は、2009年9月28日に羽化したナガサキアゲハ[背番号2009-222]です。縦の棒の箸を攀じ登り、斜めの棒へ移動して、垂れ下がりました。
P20090928-P1020654-2

羽化の補助具

羽化の補助具とは名前は厳めしいのですが、飼育箱の壁など、ツルツルしていて、羽化した時に足を引っ掛けるものが無い場合に掴まって、羽根が広がり固まるまでぶら下がっているための道具です。

この蛹は補助具の説明用として一時的に借用してきたものです。
また、飼育箱では写真が撮り難いためダンボール箱を使用しています。
蛹は、パセリの茎で蛹になったもので、セロテープで固定してありますが、パセリの茎とセロテープは無視して、飼育箱に直接くっ付いていると思って見て下さい。
P20080808-P1050150-2

製作方法

  1. 材料はダンボール箱の切れ端です。
    長さ30cm、幅3cm程度に切って下さい。
    P20080808-P1050145-2
  2. 上の写真の5cm、10cm、10cm、5cmの線の所で、左の写真のように折り曲げて下さい。
    P20080808-P1050146-2
  3. 長さ10cmの部分がぶら下がる棒の部分です。
    幅が広いと足が回せませんので、幅1cmくらいになるように切り取って下さい。
    P20080808-P1050147-2
  4. 長さ10cmの部分を糊で貼り合わせて下さい。
    これで完成です。
    P20080808-P1050149-2
  5. 完成した補助具を蛹の所にセロテープで貼り付けて下さい。
    蛹の頭と長さ10cmの棒の部分のスキマは5mmくらいが良いかなと思います。
    P20080808-P1050151-2
    P20080808-P1050152-2
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コメント

  1. 小山哲正様、ご覧頂きまして有難うございます。
    私は会社を卒業後、子供達が小さかった頃にやっていたことを思い出しながら、時間潰しで幼虫飼育をしていました。
    今は後期高齢者の真っただ中になり、幼虫飼育は止めてしまいましたが、スミレ、ビオラ、パンジーの葉を探して庭を歩き回るツマグロヒョウモンの幼虫の相手をしたり、庭にフジバカマを植えて、南西諸島へ渡っていくアサギマダラが立ち寄るのを見たりしています。(昨日は8頭も庭へ立ち寄ってくれて乱舞でした。)
    日記は旧いですが、内容的には通用すると思いますし、掲示板も閲覧だけはできるようにしてありますのでご利用下さい。

  2. 本ブログ、大変参考になりました
    ありがとうございました
    自宅の花壇に植えたフェンネルに18頭のキアゲハの幼虫が羽化しましたが、鳥かトカゲの餌食となり数がみるみる減っていき、10日後にはとうとう最後の1頭になってしまいまいました
    最後の1頭だけは何とか助けようと、室内に移し道の駅で購入したイタリアンパセリを与え始めたところで蛹になりました
    ただ、私の認識不足で蛹になる為の枝を用意していなかったせいで床で蛹になってしまい、どうすれば良いかと調べているうちに、このブログに出逢えました
    ありがとうございます

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