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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

2010年6月時点の蝶の幼虫の飼育環境・・・幼虫飼育ケース・他

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2010年6月時点の蝶の幼虫の飼育環境・・・幼虫飼育ケース・他

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2010年6月時点の蝶の幼虫の飼育環境・・・幼虫飼育ケース・他

幼虫飼育に使用しているケースです。
幼虫の大きさにより4種類を使っています。
羽化したばかりの幼虫は歩き回りますので、小さな④のケースに入れています。卵で採取した場合も④のケースに入れています。
密封性の良いタッパーでは幼虫が窒息して死んでしまうかなと思ったのですが、昨年も今年も死ぬようなことはありません。
密封性が良いので、餌の橙の葉は切り口を水で濡らしたティッシュ等でくるまなくても干からびずに長持ちします。橙の葉は、水で洗ってケースへ入れますが、密封性が良いので水気が残っていると結露します。水気をタオルで拭き取ってから入れています。
幼虫は採取した時の大きさにより最初に入れるケースは異なりますが、一応、④→③→②→①の順に引越しさせています。

①は 15cm X 11.5cm X 深さ 10.5cm 。二つに折れる蓋付き。タッパーのような密封ではない。終齢になって何日か経過したら、割り箸に掴まって前蛹になることを期待して、割り箸を4本入れる。

②は 15cm X 11.5cm X 深さ 6.5cm 。二つに折れる蓋付き。タッパーのような密封ではない。①と同じシリーズで浅いもの。

③は 14cm X 10cm X 深さ 4.5cm 。密封性の良いタッパー。

④は 11cm X 6.5cm X 深さ 4cm 。密封性の良いタッパー。


これは6月11日のことですが、①のケースに割り箸とともに[背番号2010-001]を入れて、6月12日には割り箸にくっついて前蛹(一番右の写真の赤矢印)になっていた写真です。




この⑤のケースは30年以上も前の飼育箱です。
大きさは 17cm X 11cm X 深さ 15.5cm 。
割り箸にくっついた前蛹を入れています。入れた後はアオムシコバチが入らないように防虫シートを被せています。(このケースは室内に置いていますが、アオムシコバチは室内へも入ってきますので十分な注意が必要です。)
この中で蛹化して、アオムシコバチの被害が無くなるであろうと思われる期間、この中で過ごさせます。
アオムシコバチの被害が無くなるであろうと思われる期間ですが、昨年の経験からでは、
ナガサキアゲハクロアゲハは、8日後に⑤のケースから出して庭へ。ナミアゲハキアゲハなどは6日後に庭へ出すことにしました。