キアゲハの飼育(3):キアゲハも前蛹になる前は、安全な場所(?)を探して歩き回りますので、逃走防止の細工をしながら幼虫飼育をしています。歩く時は無防備ですから、とにかく速いですよ。
このページは2匹目のキアゲハの誕生(羽化)日記です。
飼育は全部で3匹目ですが、1匹逝ってしまったので2匹目と呼びます。
この2匹目は、プランタのパセリ畑で自由に遊ばせました。
2006年6月30日
自慢の肥満児です。
1日毎に大きくなります。
そろそろ前蛹になる頃かなと思って、空き箱を使って部屋を作りました。
飼育箱は3つともカブトムシが占領しましたので、にわか造りの掘っ立て小屋です。
もう1匹、パセリ畑で大きくなっていますよ。
2006年7月1日
朝みたら、幼虫が見当たりません。
逃げられたかな? それとも墜落したのかな? と思いながら探したら、箱の天井にくっ付いていました。
夕方までには腹の中を空にして前蛹になるなと思って、パセリを取り出して、下に便器を置きました。
訃報
今度は本当の油断大敵!
悪党にヤラレました。
夕方、前蛹になった姿を見ようと覗いてみたら、便器に敷いたティッシュは下痢便で汚れていましたので一安心。
ところが箱の中にも、箱の周辺にも前蛹が見当たりません。
前蛹になる前に、糸で自分の体を吊り下げますので、歩いて逃げることもないはずです。
変だなと思っている時、私の後ろの方からバタバタと鳥の飛び立つ音。
ヒヨくらいの大きさの鳥が飛び上がり、前の家のテレビアンテナに掴まって、鳴きながらこちらを睨んでいるではありませんか。
シマッタ!大失敗!
鳥に、鯛の刺身より美味しい幼虫をご馳走してしまいました。
パセリ畑で大きくなっている幼虫を鳥の餌食にしないようにして、2匹目の羽化に再挑戦することにします。
2006年の幼虫飼育シリーズでは、通算4匹目の飼育になります。
2006年7月2日
パセリを沢山食べて、元気よく育っています。
1枚の葉もアッと言う間に食べてしまいますよ。
今日か明日には掘っ立て小屋に入れる時期と思いますので、掘っ立て小屋の補強、補修をしておきました。
今日は、新人を2匹見つけました。
身長は1cmもありませんが、一人前にパセリを食べていますよ。
プランタのパセリ畑の幼虫が鳥に襲われないかと気になって、夕方、掘っ立て小屋へ入居させました。今回は、鳥などに見つけられないように、家の壁側に向けて置いてあります。
2006年7月3日
見て下さい。この食欲!
朝一番に様子をみたら、昨日の夕方のパセリが丸坊主になっていました。
今朝はプランタから2株分抜き取ってポットへ植え付けました。
これくらいあれば、前蛹になるまで足りることでしょう。
空き箱を利用した掘っ立て小屋ですが、鳥の襲撃にも弱いし、ラップの張りつけも面倒くさいので、¥100ショップへ飼育箱を探しに行き、一番背の高いものを買ってきました。
午後は幼虫が窒息死しないように、蓋に穴明け。
夕方、豪華な新居が完成したので引越しさせようとしたら、なんと、なんと・・・・
朝入れ替えた青々と茂ったパセリがまたもや丸坊主!
食欲旺盛と喜ぶより、呆れかえっています。
前蛹になろうとする今が一番大事な時期。
食べたいだけ食べてもらいますよ。
2006年7月4日
昼も夜も食べっぱなしですかね。
今朝も一番に幼虫のご機嫌伺い。
昨日の夕方いれたパセリ(右側のポット)は小さな芽を残して、ほぼ丸坊主。
プランタから新しい苗を掘り出して、丸坊主の苗はプランタへ植え戻しておきました。
新しいパセリに掴まらせましたが、動作が鈍いですね。
食べ過ぎて、肥り過ぎたためでしょうか?
尻の方が少し細くなったような気がするし、巨大な糞が転がっていますので、ぼちぼち前蛹かも知れませんね。
予備軍の2匹も順調です。
先日から九州では豪雨の毎日ですが、山口県とはいえ、我が家も豪雨に見舞われています。
このキアゲハの幼虫が豪雨の被害に遭わないように、パセリ畑のプランタは軒下に置いてあります。