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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(32) 蛹からアゲハヒメバチが出てきた!

ナミアゲハの飼育(32) 蛹からアゲハヒメバチが出てきた!


ギョギョ! 蛹からアゲハヒメバチP20120626-P1160588

2012年6月26日 [背番号2012-022]からアゲハヒメバチが現れた!

今日は昼前から蛹ケースの辺りから「カサカサ」と、どれかの蛹が羽化したような音が聞こえてきます。その都度、蛹ケースを見ましたが羽化した様子は見えません。
何か、変な虫が蛹ケースへ入り込んだのかと探しても見当たりません。


この「カサカサ」音はいつまでも止まないので、夕方蛹を調べたら、ポケットに入れてある[背番号2012-022]に穴が開いているようで、その穴から、茶色っぽい足が出て動いているではありませんか!

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この色は、蜂の足の色。
穴から蛹のなかを覗いてみたら、やはり蜂。アゲハヒメバチですよ!
蛹に穴をあけて出ようとしたが、ポケットの紙に邪魔されて穴が半分近く塞がれています。
このため、出ようにも出られず、蛹の殻の中で暴れていたのですね。

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正体を確認するために、ハチアブ用のダブルジェットを吹き付け。

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動かなくなったのを見届けて、蛹を破ってみました。
出てきましたよ!怪獣(アゲハヒメバチ)が!P20120626-P1160594-2


[背番号2012-022]の蛹化は6月9日。通常なら、今の時期なら羽化まで長くて12日後とすれば、6月21日には羽化していてもよいのですが、5日も遅れていました。
何故なのかなあと心配していたのですが、怪獣(アゲハヒメバチ)が現れるとは思いませんでした。
なお、アゲハヒメバチを自分の目で見たのは初めてです。


このアゲハヒメバチは庭に穴を掘って土葬にしました。

2012年6月26日 アオムシコバチ と アゲハヒメバチ

アオムシコバチ と アゲハヒメバチ とは、このようなものです。
「ポケット版 学研の図鑑 1 昆虫」の113ページを写真に撮りました。

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2012年6月27日 大怪我の[背番号2012-021]からも怪獣(アゲハヒメバチ)が現れた!

今朝は4時過ぎに起床してパソコンで遊んでいたら、傍に置いてある蛹ケースから、時々「シャカシャカ」音が聞こえるではありませんか。
4つの蛹をチェックしてみましたが異常はなし。
しかし、4つの蛹の中には、ポケットに納まっている大怪我をした[背番号2012-021]があり、これは体の半分がポケットの中で隠れているので判り難い状態。
そこで、この蛹がついた割り箸を左手に持って、右手でパソコン操作。


5時半頃、今度は「カサカサ」と音がしたので[背番号2012-021]を見たら、横腹に穴が開いて、中に蜂が見えるではありませんか!
やられました!アゲハヒメバチに!

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まだ庭は少し薄暗いので、[背番号2012-021]から出てきたアゲハヒメバチの記念写真を撮るために、蛹をビニール袋に入れました。

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出るための穴は開けているものの、出てくる気配がないので、ビニール袋に入ったままですが蛹の殻を壊してみました。
これが[背番号2012-021]の中身を食い尽くしたアゲハヒメバチです。

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このアゲハヒメバチはビニール袋に入れたまま、ゴミ袋に入れて出し、火葬の刑に処しました。

2012年7月20日 サッシの枠に蛹

想定外の突然の入院で7月19日に退院しましたが、室内飼育中だった幼虫の糞掃除をしていて、目の前を見たらナミアゲハの蛹。
アルミサッシ(米軍岩国基地の防音工事用・防衛省規格品)の枠に付いていました。
羽化した時に足が引っ掛かり難いとは思いますが、自分で決めた場所ですから、自己責任で羽化してもらうことにします。
なお、次回の入院は7月30日ですから、それまでには羽化すると思います。

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