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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(32) 蛹からアゲハヒメバチが出てきた!

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2012年8月8日 被害・・・怪獣が出てきた穴

7月20日に紹介したサッシの枠に付いていた蛹ですが、怪獣が出てきた穴があいていました。
サッシから取り外してみました。中はスッカラカンです。

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2012年8月13日 被害・・・怪獣が出てきた穴(2)

7月20日の蛹とは場所は異なりますが、やはりサッシの枠に付いていた蛹の殻です。

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2012年8月15日 見事な終齢の拾い物・・・[背番号2012-073]

夏! 酷暑! 惨暑!
毎年のことですが、今のシーズンはカブトムシの餌補充とアゲハの幼虫の糞掃除・餌補充が毎日の日課となっています。
今日も夕方、アゲハの幼虫の餌の確保のため、庭の橙の木を見上げて、汚れていない葉を探していたら大きな糞が二つ。

その上の葉を見たら、なんと立派な終齢が鎮座。
本日以前に寄生蝿などにとりつかれているのならば諦めるしかありませんが、本日以降は被害に遭わないようにと、採取してケースへ入れました。

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2012年8月16日 [背番号2012-073]が、朝は前蛹、夕方には蛹

昨日の拾い物、[背番号2012-073]が、朝は前蛹に、

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夕方には蛹になっていました。

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2012年8月25日 [背番号2012-073]が羽化

終齢の最終段階で保護した[背番号2012-073]。
寄生蜂、寄生蝿に侵されていないかと心配したのですが、無事に羽化しました。


今朝は寝過ごしてしまって目が覚めたのは5時40分。
[背番号2012-073]は、当然のように羽化していて、翅をダラリと垂れ下げていました。

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翅は広がっていて、固まるのを待っている状態でした。

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そのまま見ていたら、尻尾の先端を広げて、フェロモンを撒き散らし始めました(?)。

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こんな姿を見たのは初めてなので、じっくりと眺めていましたが、5分位したら止めて、翅を開いてくれました。

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2012年9月22日 終齢を捨てるところでした

今日は橙の木の新芽を切り落としました。
切り落とした枝はゴミ袋へ。
しかし、袋の中から幼虫が臭角を出した時の臭いがするではありませんか。


全ての枝を袋から取り出して点検したら、丸々と肥った終齢が1匹。
もう少しで焼却場へ行くところでした。
[背番号2012-080]で登録して、飼育ケースへ入れておきました。

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2012年9月26日  [背番号2012-080]が前蛹になりました

[背番号2012-080]が前蛹になりました。
怪しいものが寄生していなければよいのですが・・・

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2012年9月27日 [背番号2012-080]が蛹になりました

[背番号2012-080]が蛹になりました。

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2012年9月28日 [背番号2012-080]の蛹がケースの蓋から落下

今朝は[背番号2012-079]のナガサキアゲハが前蛹になっていたのですが、これが入っているケースの蓋には[背番号2012-080]の蛹がくっ付いていたはずなのに姿が見当たりません。
何処へ行ってしまったのかとケースの底を見たら、底の橙の葉の上に落ちていました。

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[背番号2012-079]ナガサキアゲハが前蛹になる場所を探して歩き回っていて、触られて抵抗して暴れて落下したものと思います。
ツルツルしたケースの蓋ですから、糸の粘着度も最低ですよね。


早速拾い上げて、蛹用のポケットを作って入れました。
しかし、気になることが一つ。
蛹の色がオレンジ色掛かっていて怪しい色です。
変なものを銜え込んでいなければよいのですが・・・

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2012年11月2日 [背番号2012-080]は越冬でしょうか???

本日、[背番号2012-080]をポケットから出して健康診断。
生きているようでもあり、死んでいるようでもあり。
蛹化が9月末ですから越冬には早過ぎると思います。
越冬するかしないかは自己責任として、2012年のナミアゲハの日記を終わることにします。
なお、[背番号2012-080]に異変が起これば、ここでお知らせします。

お知らせ

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田舎村昆虫館館長 幼虫飼育は2012年で卒業し、2013年からは、見ただけ観察をすることにして、これはと思った時には写真を撮り、写真による観察日記として続けています。 2013年4月16日 越冬蛹のナミアゲハが羽化[背番号2012-080]...