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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(31) ホームセンターの柑橘類の苗木で幼虫を採取

ナミアゲハの飼育(31) ホームセンターの柑橘類の苗木で幼虫を採取

2012年4月26日・27日 ナミアゲハが飛来、産卵

4月26日
今年初めてのナミアゲハを見かけました。
アゲハのシーズンになったんですね。


4月27日
橙の木(高さ約3m)のテッペンの新芽に産卵して飛び去りました。

2012年5月11日 孵化して間もない幼虫を2匹発見

ナガサキアゲハの卵探しをしている時に、孵化したばかりのナミアゲハの幼虫を2匹発見しました。

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2012年5月12日 獅子ユズの木で終齢、橙の木で3齢を発見

昨日橙の木で日向ぼっこをしていたアオガエルが行方不明になったので探していたら、橙の木の下に置いてある獅子ユズの鉢植えに終齢幼虫!
5月に入ってからは毎日のようにチェックしているつもりですが、全く気づきませんでした。
終齢になってから何日経っているのかは判りませんが、産卵から20日くらいは経過していると思います。
逆算すると4月20日過ぎの産卵と思いますが、今年最初に飛来に気づいた4月26日以前に産卵していたことになります。

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2012年5月12日 昨日発見した幼虫2匹をタッパーへ収容しました

停滞していた日記を追い込もうと思って写真を眺めていたら、昨日発見した孵化して間もない幼虫が、見れば見るほどナミアゲハらしくなくなりました。
頭側のトゲがナガサキアゲハほどではありませんが少し派手。背中の帯の色も気になります。
自信が無いので何だとは断定できませんが、一応採取してタッパーへ収容しました。
一応、[背番号2012-006][背番号2012-007]で登録しましたが、しばらく様子を見て、ナミアゲハなら橙の木へ戻します。


この下の写真は5月13日に撮ったものです。

派手なトゲが見えなくなりました。
ナミアゲハですね。

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2匹が1日で齧った痕です。
糞は目に入っても痛くないくらい小さなものですが、食べる量には驚きです。

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2012年5月16日 [背番号2012-006]と[背番号2012-007]はナミアゲハ

今年は庭でモンキアゲハを見かけますので、目が朦朧としていたようで、目を見開いて見たら、[背番号2012-006]と[背番号2012-007]はナミアゲハでした。
天気の良い日に、橙の木へ戻してやります。

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2012年5月18日 橙の木が茂りました

昨年の暮れに深めの剪定をして丸坊主に近かった橙の木ですが、新芽が出て、葉が茂りました。
直射日光が差し込まず、日陰で薄暗い所がありますので、ナガサキアゲハの産卵が期待されます。

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2012年5月20日 [背番号2012-006]と[背番号2012-007]は里帰り

今日は天気が良かったので、記念写真を撮った後、橙の木へ里帰りさせました。

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掴まっていた食料の橙の葉の食べ残しを、セロテープで貼り付けておきました。
育児放棄で無責任極まりありませんが、[背番号2012-006]と[背番号2012-007]は、自己責任で生き抜いていってもらいます。

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2012年5月21日 [背番号2012-006]と[背番号2012-007]は、自分の好みの場所へ移動していました

[背番号2012-006]と[背番号2012-007]は、各々自分の好きな葉へ移動していました。
橙の木には、他にもナミアゲハが居ますので、心強いと思います(?)。

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2012年6月1日 ホームセンターへ虫退治(?)に行きました

今日は、近くのホームセンターへ立ち寄ったついでに、柑橘類の苗木のコーナーを覗いてみました。1本1200円くらいする苗木には、大中小の幼虫が鈴なり。
幼虫を見ていたらナガサキアゲハの幼虫も居ましたので、駐車場の車へ戻り、カメラとケースを持ってきて昆虫採集。

こんなに大きくなるまで居座れるとは、殺虫剤は使われていません。
少し高価な苗木ですが、ユズ、カボスも実が付いていますし、幼虫の餌にするだけではもったいないですね。
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あまりにも沢山いますので、そのうちの一部だけ写真を撮り、その中から更に厳選して、ナガサキアゲハを4匹と、ナミアゲハを一匹持ち帰りました。
車に乗せていたケースは7cm角の小さいものだったので、5匹だけにしましたが、家に帰り着くまでの途中でケースの中を見たら、ナミアゲハの終齢が歩き回り、ナガサキアゲハは腹を立てて臭角を出していました。・・・車の中は柑橘類の香りが充満。次からは大き目のケースを載せておきます、

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さて、黙って持ち帰ったのでは盗人、万引きの疑いをかけられますので、馴染みの店員さんに一言。私にとっては可愛い幼虫ですが、店にとっては商品を食い荒らす害虫ですから、感謝感激で喜ばれました。


ところで、写真の中にもありますが、葉に、幼虫から出た緑色の液体が乾いた黒い模様が見られるし、木の所々には黒緑色の糞のような幼虫の体の中身のようなものが見られましたが、セグロアシナガバチに襲われているような気がします。

2012年6月1日 ホームセンターから持ち帰った[背番号2012-020]

ホームセンターから持ち帰ったナミアゲハの幼虫は1匹だけ。
[背番号2012-020]で登録して、飼育ケースに入ってもらうことにしました。


アラ、失礼!
誠に恥ずかしい次第ですが、牢屋へ入る前に腹の掃除をしておきます。

糞は、ちくわのように空洞です。

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それでは、ナガサキアゲハの終齢のケースへ同居させてもらいます。

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2012年6月2日 下痢便を済ませた[背番号2012-020]が怪しい行動・・・その後、前蛹を確認しました

今日の午後は[背番号2012-020]がケースの中の割り箸を登ったり降りたりしているので、時々ケースの中の様子を見ていました。
ケースの底には下痢便とは言えませんが軟らかめな糞。
[背番号2012-020]は、糞を全て出し切って、スッキリしたような尻が細くなったスマートな姿。
このまま静かにしておけば、糸作り、糸掛けをして前蛹になるなと思って、ケースにも触らずに、時々写真を撮りながら眺めていました。
下の写真をご覧下さい。
写真の最初は、下向きで、尻尾を引っ掛ける糸を張り巡らせているところ。
これが終わると、上向に向きを変えて背中に掛ける糸作り。そして背中への糸掛け。
ケースの蓋を開けると驚いて動作を中止しますので、ケースの外から写真を撮りました。
見え難いところは他のページを参考にして想像して下さい。

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撮影 14時54分
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撮影 14時56分
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撮影 15時09分
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撮影 15時13分
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撮影 15時13分
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撮影 15時39分
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撮影 15時55分

この後、16時01分に、ケースから取り出して、蛹のケースへ入れておきました。

見事な前蛹です。
(右側の写真では[背番号2012-015]となっていますが、[背番号2012-020]の間違いです。)

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2012年6月3日 [背番号2012-020]が蛹になりました

今年初めてのナミアゲハの蛹です。

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