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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(12) 前蛹・蛹化失敗・羽化・手作り人工蛹室

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カブトムシの飼育(12) 前蛹・蛹化失敗・羽化・手作り人工蛹室

昆虫館の館長
昆虫館の館長

カブトムシの飼育(12):人工蛹室の中での羽化、幼虫が自分で作った蛹室のなかでの前蛹、手作り人工蛹室の作り方、蛹化の失敗などの日記です。


今年(2007年)もカブトムシと遊んでいます。簡単な人工蛹室の作り方も紹介していますよ。

2007年6月27日(その3) 羽化

楽しみは突然やってくる!
「明日の朝が楽しみ」などと、のんびりしてはおれません。
オードリーヘップバーンが気になるので、夕方、早目に帰って様子を見たら、五右衛門風呂に誰か入っているではありませんか。
これは、楊貴妃をイジメるために、上に乗っかったのだなと思ったら、オードリーヘップバーンはマットの中に潜ってゴソゴソしています。


五右衛門風呂の中に気分良く浸かって顔を見せているのは、なんと、楊貴妃ではありませんか!
5匹目の美女が誕生(羽化)です。しかも、今日は2匹。
北京の屋台街、東安門美食坊の話が気になって、食べられないうちにと、慌てて飛び出したような気配ですよ。

😀 北京の街(1/2) (Beijing) 東安門美食坊、瑠璃廠、七宝焼、招待所、新王朝宮廷料理、宮廷衣装、厠所、北京ダック、その他
元祖・田舎村 北京の王府井、東安門美食坊の屋台はお勧めの所です。瑠璃廠では、値打ち物の骨董品探しをして下さい。 この他、永興花園飯店、七宝焼、招待所、新王朝宮廷料理、宮廷衣装、4つ星の厠所、北京ダックなどを紹介します。 ここは岩国市田舎村が

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風呂釜の縁に手を掛けて、外に出たそうな素振り。
出してみました。
マットに潜る動作は素早かったのですが、脱いだつもりの服がくっついていて・・・

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楊貴妃を元の五右衛門風呂に戻して、ついでにオードリーヘップバーンも掘り起こしてみました。
なんと、頭から顔はゴミだらけです。

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これで名前を付けた5匹が全て羽化しました。
しかし、豪邸に引越しした後は、名札を付けるのを忘れたため、誰が誰だか判りません。
オードリーヘップバーン楊貴妃は、明後日(29日)くらいには豪邸で皆と生活させます。
残っているのは、蛹室らしき洞穴を作って中に居座っている1匹ですが、サナギになる気があるのやら、ないのやら。
サナギになったら発掘作業に取り掛かります。

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2007年6月28日 前蛹

洞穴の中から、「コニチワー、コニチワー。」
(何ともいえない訛ったアクセント。最初は気味悪かったですよ。それから、洞穴と書きましたが、小さなログハウスです。)
ドイツのお伽の街、ローテンブルグを歩いていたら、中世犯罪博物館の近くで、若い女性の日本語の声。しかも拡声器を使って大きな声で呼び止められたのを思い出しました。(中世犯罪博物館の見学の後に再び前を通って判ったのですが、若い女学生さん達のグループが、私の全く無くなった後ろ髪を引っ張っていたのでした。)

😀 ローテンブルク 街歩き(4/8) ブルク門 ~ マルクト広場を経て中世犯罪博物館 (Rothenburg)
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今日からキアゲハの世話に熱中できるなと思っていたのですが、遅れをとっている1匹が気になり、ケースの底から洞穴の中を覗いてみました。なんだか、穴の中で、寝返りをうっているような感じがします。
幼虫とは感じが違うし、色が白くてサナギでもない。これが前蛹と言われるものなのか???
「ルクソールの「王家の谷」で約100年前に発見された2体のミイラのうち1体が、古代エジプト新王国第18王朝のハトシェプスト女王のミイラだった」と昨日のニュースで流れましたが、我がカブト帝国では、ミイラになって発見されたのでは面目ないので、今日の午後、発掘作業を実施しました。
蛹室を壊さないように遺跡の発掘なみに少しずつ。蛹室が近づいてからは、マットを一粒ずつのつもりで・・・
パッと蛹室に穴が開き、中から「コニチワー」。


尻の糞が無い・・・蛹室作りに使ったんですね。
身体も幼虫の時とは異なる。しかし、頭は幼虫のままですね。
これがカブトムシの前蛹でしょうか?
私は、アゲハ蝶の前蛹については自信があるのですが、カブトムシのこんな姿を見るのは初めてです。

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ご覧の皆様にご注意です。
この発掘作業はお奨めしているものではなく、死なない保証もできません。
素人の私が好き勝手にやっていることです。
真似をするのではなく、自分の責任で行ってください。


写真を撮るのにユラユラと揺れるのに反応するのか?
あっちを向いたり、こっちを向いたり。
このまま、豪邸のケースの片隅に置いておきました。
サナギになったら、五右衛門風呂へ入れてやります。

今年の豪邸は、美女たちが卵を産みやすいように、また、卵が猛暑で玉子焼きにならないようにと、マットを厚め(約10cm)に入れてあります。
従って、朝から夕方まで昼寝していますので、昼間は姿が見えません。
写真を撮るために掘り起こして寝不足にするのも可愛そうなので、当分の間、美女達の姿をお目に掛けることができません。
マットの中の様子は、皆さんの想像にお任せします。
このような訳で、このような状態では日記が進みませんので、美男か美女か、それとも怪獣かオバケか正体不明の1匹の様子を毎日(つもりです)写真に撮って報告します。

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2007年6月29日

朝のご挨拶です。
仰向けで寝ていましたので、「床ズレで背中は痛くないかー」と聞いたら「面の皮が厚くなってきたので大丈夫よ」と、背中を見せてくれました。
その後で、背伸びをして、ヘソも見せてくれましたよ。

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それでは、また明日。オヤスミナサイ。

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内緒話
皆さん、耳を澄ませてカブトムシの寝言を聞いてみて下さい。
何と聞こえましたか?
私には、「台風で天井を吹き飛ばされたようです。
上からUFOが落ちてこないかと心配で、夜も寝られません」と聞こえてきます。

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