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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(41) 幼虫・越冬・糞掃除・ペットボトル・人工蛹室・羽化

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カブトムシの飼育(41) 幼虫・越冬・糞掃除・ペットボトル・人工蛹室・羽化

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2012年4月2日 いよいよ越冬から目覚めです・・・今年初めての糞掃除

今冬は異常気象で寒い日が長引きましたが、そろそろ越冬から目覚めて活動しているだろうと思って、今年初めての糞掃除をしました。

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まだ気温が低くて肌寒かったので、掘り出した幼虫は殆ど動こうとはせず、マットの中へは自分で潜り込もうとはしないので、衣装ケースに戻した後、分厚くマットを被せておきました。

越冬していたとはいえ、糞は沢山ありました。
ところで、我が家では、カブトムシの糞は庭の片隅に植えてある「無農薬+有機栽培」の野菜の肥料と土の改良材として有効活用しています。
今は、キアゲハの幼虫の食草用の無農薬のパセリが茂っています。(キアゲハの幼虫が住み着いていない時は、人間様の食料としてお裾分けしてもらっています。)

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糞掃除をしたついでに、近所へ、8匹を里子に出しました。
2012年4月2日現在の住民登録数は、合計・・・76匹

2012年4月14日 4匹を里子に

近所へ里子先が決まり、4匹を送り出しました。
2012年4月14日現在の住民登録数は、合計・・・68匹

2012年4月15日 マットの表面へも出てくるようになりました

桜の開花の話は出てきませんが、少しは暖かくなってきました。
衣装ケースの中の幼虫も目覚めたようで、表面を這って、溝を残していました。

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2012年5月1日 元気に動いています

今朝は、衣装ケースの壁で5匹くらい確認できました。
活動の気温になったことでしょう。
カメラを持って戻ってみたら、壁から離れていて、2匹しか見えませんでした。
連休明けには、蛹室作りが出来るような支度をしてやります。

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2012年5月8日 蛹室作りのための支度

連休が明けましたので、例年のように、幼虫が蛹室作りが出来るように支度をしました。
左の写真は、作業途中で撮ったものです。

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来年のために、我が家へ残す幼虫を確保しました。

先ず最初に、我が家への残留分として、大き目の幼虫7匹を飼育箱(中)へ隔離しました。
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続いて、我が家への残留分として、小さ目の幼虫5匹を飼育箱(小)へ隔離しました。

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次に、我が家への残留分として、小さ目の幼虫3匹をケース(小)へ隔離しました。

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我が家で誕生したものだけで何代も飼育していたのでは、近親交配による奇形なとの問題が発生すると思いますが、我が家には、毎年、近くの山などから、美味しいゼリーの匂いに誘惑された♂と♀が何匹もやってきますので、多分、今年も近くの山から風来坊がくることと思いますので、心配はしていません。


里子用を2リットルのペットボトルへ。

約50匹の幼虫は、カブトムシ好きの子供さんがいる所へ里子に出しますので、手間が掛からずに観察が出来るように、今年も2リットルのペットボトルへ入れることにし、カッターナイフで上の方を切り取りました。
2リットルのペットボトルは昨年から1年間かけて保存しておいたのですが、15本しかありません。

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2リットルのペットボトルには2匹が理想的ですが、過去には3匹でも無事に蛹室を作りましたので、大き目の幼虫1匹と、中くらいの幼虫2匹の計3匹を入れて、これを15セット(計45匹)作りました。

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ペットボトルへ入れる作業は昼食後に行いましたが、夕方ペットボトルを見たら、下のほうへ潜って、壁際で姿を見せていました。

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残りの里子用の4匹

残った里子用の4匹ですが、2リットルのペットボトルは手持ちがないので、900ミリリットル(?)くらいのものに1匹ずつ入れることに決定。
しかし、写真のように、大きな幼虫は窮屈そうなので、アゲハの幼虫の飼育ケースを転用して、4匹を入れました。
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住民登録基本台帳
・飼育箱(中)・・・大き目の幼虫を7匹
・飼育箱(小)・・・小さ目の幼虫を5匹
・ケース(小)・・・小さ目の幼虫を3匹
以上の15匹は我が家への居残り
・2Lのペットボトル・・・大き目の幼虫を1匹+中くらいの幼虫2匹 = 3匹入りを15セット = 45匹
・アゲハの幼虫の飼育ケース・・・残りの大小を4匹
以上の49匹は里子用

2012年5月8日現在の住民登録数は、居残り用15匹+里子用49匹 = 合計・・・64匹

2012年5月9日 ペットボトルから脱走

2リットルのペットボトルは3匹入っていますので、マットは多めに入れましたが、ペットボトルの上の淵との差が少ないと幼虫は乗り越えて脱出しますので、マットの上面はペットボトルの淵から3cmくらい下にしておきました。
毎年のことですが、脱出の心配がありますので、朝早く確認したら、案の定、ペットボトルから脱出していました。
ペットボトルは衣装ケースの中に納めていますので、幼虫は衣装ケースの底にうずくまっていました。

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「2度あることは3度ある」ですから、ペットボトルに蓋をすることにしました。
今後、マットへ水分補給しなければなりませんので、切り取って捨てていたペットボトルの上のほうの部分を破砕ゴミの袋から取り戻して、ガムテープで取り付けました。


蓋の取り付け前

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蓋の取り付け後

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