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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(41) 幼虫・越冬・糞掃除・ペットボトル・人工蛹室・羽化

●このページは、前ページからの続きです

2012年5月11日 6匹を里子に

今日は、3匹入ったペットボトルを2セット、知り合いへ渡しました。
2012年5月11日現在の住民登録数は、居残り用15匹+里子用43匹 = 合計・・・58匹


少しずつ減っていますが、まだまだ里子先を探さなければなりません。
里子用43匹・・・ペットボトルへ入れてあるものは、羽化までマットへの水分補給程度で、手間は掛かりません。
子供さんの観察用に、どなたか飼育してみようと思われる方はありませんか?
ペットボトルへ入れた幼虫を里子に出す時には、簡単な説明書201205Kabuto.pdfを添付しています。ペットボトルに入れて観察しようかなと思われている方は参考にして下さい。

2012年5月14日 蛹室作りの真っ最中

ペットボトルの中からは、毎日「カリカリカリカリ」とケースを齧る音が聞こえています。
幼虫は、硬い地面の所まで潜って蛹室を作りますので、ペットボトルの底を齧っている音です。

ペットボトルの中では蛹室作りの真っ最中の幼虫も居て、ペットボトルの壁の内側の様子が見えます。
P20120514-P1150699 P20120514-P1150700

<<< 羽化までの観察をされる皆さんへ >>> 
ペットボトルを利用しましょう!!

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ペットボトルを利用しましょう!!

大きなケースでの幼虫飼育は手間が掛からないのでよいのですが、ケースの壁際に蛹室を作るのは僅かで、ケースの外側からは殆どが見えません。
私は、蛹室作り、前蛹、蛹、羽化の様子が見え易いようにと、ペットボトルを使用しています。

ペットボトルの大きさですが、「水」や「アクエリア*」が入っていた約2リットル(底が10cm X 8.5cm)のペットボトルです。幼虫が中で動き易い大きさ(約1リットルくらいの大きさは不可。)
油などが入っていたものは徹底的に洗って下さい。

ペットボトルへ入れる幼虫の数は、2匹が適当です。
2012年はペットボトル不足のため3匹入れてみましたが、3匹が限度です。

ペットボトルへ入れる(移す)時期は、蛹室作りを始める前。
時期の見極めは難しいのですが、当地方(山口県岩国市)の気象条件では、5月の連休(GW)の期間中。早過ぎるとマットを食べている最中でマット不足に陥るし、遅過ぎると蛹室を壊すことになります。

ペットボトルへ入れるマットの量は、入れた時期によっては食べますので、上まで満杯にして下さい。上まで入れたら、20cm以上になります。
但し、幼虫は時々マットの表面まで上がってきて、ペットボトルの外へ落ちることがありますので、このページの日記「2012年5月9日 ペットボトルから脱走」で書いたように蓋を付けて下さい。

ペットボトルへ入れた後の管理
・マットの表面が乾いたら、マットの表面が湿る程度の霧吹き
下のほうは乾いていてもOK。
・マットが減ったら、上まで補充
・ペットボトルを持ち歩かない
・ペットボトルをペコペコさせない。・・・蛹室が壊れます。
近頃のペットボトルは薄くなりましたので、横を持ったらペコペコします。


今年もペットボトルへ入れた幼虫を知り合いの皆さんへプレゼントしましたが、「蛹が動く様子が見えた」とか、皆さんが大喜びでした。

今年は手遅れかもしれませんが、カブトムシを幼虫から飼育されている皆さんは、ペットボトルの利用を試してみて下さい。

2012年5月26日 蛹室が出来ています

この飼育箱は30年くらい前から使っていますので透明度が悪くなって見え難いのですが、7匹入れたうちの3匹が壁際に蛹室を作りました。
壁の内側で、マットとの境目の黒いのは、蛹室の内側に塗りつけた幼虫自身の糞です。

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2012年6月5日 蛹になっています

今年も蛹になり始めました。
左は飼育箱、右はペットボトルです。

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2012年6月5日 幼虫のまま頑張っているものもいます

朝の巡視で、アゲハの幼虫の飼育ケースへ仮に入れた4匹の内2匹が、マットの表面に出て、転がっているのに気がつきました。
1匹は尻の糞は殆ど無く、ほぼ前蛹の状態。もう1匹は、尻の糞は少しだけ残っていました。
触ったら、2匹ともマットの中へ潜ってしまいました。

P20120605-P1160126


マットの中へ潜ったので安心はしていたのですが、夕方見たら、多分、今朝と同じと思われる(?)2匹がマットの上に!
2匹とも、尻の糞は見えませんでした。

1日の内に2回もマットの上に出てくるのは異常だと思って、一昨年から残っていたトイレットペーパーの芯の人工蛹室を取り出して、2匹を入れました。
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下の写真をご覧下さい。
左側に写っている幼虫ですが、嫌がって入ってくれません。
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右上の写真で、底の部分に貼ったガムテープの所に白いティッシュペーパーが見えますが、ガムテープで底を全てつぶさないことが大事です。

2012年6月7日 トイレットペーパーの人工蛹室を交換

朝見たら、1匹が人工蛹室を倒して、外に出ていました。

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このままでは何度でも出てしまうでしょうから、長いままのトイレットペーパーの芯で人工蛹室を作って、2匹とも入れ替えました。

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2012年6月9日~ 住民登録基本台帳

2012年5月11日現在の住民登録数は、居残り用15匹+里子用43匹 = 合計・・・58匹
幼虫の行き先を探していましたが、少しずつ決まって、蛹室を壊さないように運んでいます。

年月日 居残り用の残数 里子へ 里子用の残数 残数 合計
2012/06/09 15 ペットボトル2セット(6匹) 37 52
2012/06/11 15 ペットボトル4セット(12匹) 25 40
2012/06/12 15 ペットボトル4セット(12匹) 13 28
2012/06/22 15 ペットボトル2セット(6匹) 7 22

2012年6月14日 人工蛹室の1匹が蛹になりました

何日か見なかったうちに人工蛹室の1匹が蛹になっていました。

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2012年6月15日 人工蛹室の2匹目が蛹になりました

人工蛹室の2匹目が蛹になりました。
まだ皮は白いです。
角が曲がっているのが気になります。

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2012年6月17日 人工蛹室を交換しました

人工蛹室の蛹ですが、脱いだ皮が腹側に残ったままになっていたので取り除いて、新しい人工蛹室へ入れ替えました。

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