
カブトムシの飼育(19):カブトムシの人工蛹室の作り方を公開しました。市販の高価な人工蛹室は不要です。自分で手作りしましょう。
今年は、手作りの人工蛹室の中で、続々と羽化しています。
注意
今年は、前蛹の様子、蛹の様子、羽化の様子などを見て頂くために、カブトムシが作った蛹室を壊して、人工蛹室に移しています。
幼虫、前蛹、蛹、羽化直後の成虫などは、チョッとした傷が付いても死んでしまいますので、ご覧の皆さんは絶対に真似をしないで下さい。死んでも責任はもてません。
なお、蛹室作りに失敗してマットの上で前蛹になってしまったとか、あやまって蛹室を壊してしまった時などは、手作りの人工蛹室でも羽化させることが出来ますので参考にして試してみて下さい。
なお、判らないことがあれば蝶(アゲハ・他)の幼虫・成虫、カブトムシの幼虫・成虫など、昆虫飼育の情報交換掲示板でお尋ね下さい。私は素人ですが、知っていることは何でもお教えします。ご覧の皆さんも、ご存知のことがあれば掲示板でお教え願います。
KABUTO村の住民登録基本台帳・出生届・養子養女縁組届・埋葬許可書
出生届 受付年月日 |
出生届 | 養子養女縁組届 (成虫) |
埋葬許可書 (死産) |
KABUTO村の 人口 |
養子養女縁組届 (蛹) |
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♂ オス |
♀ メス |
♂ オス |
♀ メス |
♂ オス |
♀ メス |
♂ オス |
♀ メス |
♂ オス |
♀ メス |
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A | B | C | D | E | F | G | H | J | K | |
2008/06/28 | 3 | 3 | 3 | 3 | ||||||
2008/06/29 | 3 | 5 | 6 | 8 | ||||||
2008/06/30 | 2 | 5 | 8 | 13 | ||||||
2008/07/01 | 4 | 2 | 12 | 15 | ||||||
2008/07/02 | 5 | 1 | *1 | 16 | 16 | |||||
2008/07/03 | 6 | 1 | 4 | 4 | 18 | 13 | ||||
2008/07/04 | 6 | 1 | 2 | 2 | *1 | 21 | 12 | **1 | **1 | |
2008/07/05 | 3 | 21 | 15 | |||||||
2008/07/06 | 1 | 2 | 22 | 17 | ||||||
2008/07/07 | 1 | 6 | 6 | *1 | 16 | 11 | ||||
2008/07/09 | 5 | 5 | 11 | 6 | ||||||
2008/07/09計 | 30 | 24 | 17 | 17 | *2 | *1 | 11 | 6 | **1 | **1 |
2008/07/11 | 最後まで残っていた♀(メス)の蛹は死亡 ♂(オス)3匹と♀(メス)1匹は家出 |
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2008/07/11計 | 30 | 24 | 17 | 17 | *2 | *1 | 8 | 5 | **1 | **1 |
人口の計算式 ♂(オス) G = A-C-E ♀(メス) H = B-D-F
羽化待ちの計算式 ♂(オス) = 31-A-J ♀(メス) = 26-B-K
* 羽化失敗(数は出生に含んでいる) ** 羽化寸前の蛹で養子養女
2008年7月5日
今日は♀(メス)が3匹羽化しました。
蛹で残っているのは、♂(オス)が1匹と、♀(メス)が4匹です。
今朝は、♂(オス)がゼリーの入れてある食卓の周りを歩き回っているし、♀(メス)は飼育箱の中でガリガリと大騒ぎしていますので、元気の良い♂(オス)と♀(メス)を新居に引っ越させました。
2008年7月6日
子供さんたちの夏休みも近づきました。
しかし、気温の状況から、カブトムシは夏休みを待たずに羽化してしまうのは残念です。

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蛹室(幼虫が自分で作ったもの)の中の前蛹です。 | 2008年612日 |
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前蛹が皮を脱ぎ終わって、蛹になったばかりです。 色はまだ白いですよ。 |
2008年6月12日 |
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トイレットペーパーの芯の人工蛹室の中で羽化したオスとメス。羽根は白いですね。 | 2008年7月2日 |
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ダンボールで作った人工蛹室の中で羽化したばかりの超肥満児。 | 2008年7月4日 |
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超肥満児の隣のオスも羽化。 | 2008年7月4日 |
2008年7月6日(2) 今日の羽化
今日の羽化は♂(オス)が1匹と、♀(メス)が2匹でした。
蛹で残っているのは♀(メス)が2匹だけになりました。
この2匹は大きさも小さいですし、6月17日に蛹になった♀(メス)ですよ。
2008年7月6日(3) 居残りの10匹は衣装ケースへ
今日は、衣装ケースの中に、産卵および孵化用として、広葉樹を発酵させたマットを約10cmくらい入れて、霧吹きで水分を補給しながら押し固め、さらにその上に、3cmくらいマットを入れて、支度を完了しました。
今日は山口県の梅雨明けが発表され、猛烈な日差し。仮の住まいのカブトムシも暑いだろうなと思って、岩国市田舎村昆虫館に残ってもらって、来年用の卵を産んでもらう♂(オス)5匹と、♀(メス)5匹を衣装ケースに引っ越しました。
衣装ケースの中で10匹が勢揃いした写真を撮ろうと思ったのですが、10匹全てが大急ぎでマットの中に潜ってしまい、写真を撮る余裕はありませんでした。
まだ何日間かは潜っていると思いますので、出てきて餌を食べ始めたら元気な姿をお目に掛けます。
2008年7月6日(4) 人工蛹室の作り方
掲示板にはチョコチョコ書きましたが、費用も掛からず、簡単に出来る人工蛹室の作り方を整理して閲覧出来るようにします。今年は間に合いませんが、来年用として参考にして下さい。
本日、実際に作りながら写真を撮りました。製作時間は5分も掛かりません。製作費用は1円も掛かっていないと思います。市販品の約1000円のものに、見た目は劣りますが、機能的には負けません。興味のある方は、こちらをご覧下さい。–>岩国市田舎村昆虫館:カブトムシの幼虫の飼育環境

2008年7月7日 羽化失敗
今日の午後見たら、♀(メス)が1匹羽化しましたが、様子が変です。
羽根は白のままで広がっていなく、全く動きません。
死んでいるようなので人工蛹室から出してみました。
途中までしか皮が脱げていません。羽化に失敗です。
ところで、この蛹は、羽化寸前の蛹として、もう1匹の蛹と並べて午前中に写真を撮っていました。
2枚の写真とも、右側が羽化に失敗した蛹です。
写真のデータをカメラから取り出して、パソコンで眺めていて気付いたのですが、赤矢印の羽根らしきものと、緑矢印の足の内外が異なっています。他は足が外側ですが、矢印を付けた足は内側になっています。
これは、蛹になる時の失敗でしょうが、これが羽化の失敗に影響しているのでしょうか???
2008年7月7日(2) 今日は養子養女で6組送り出しました
今日は養子養女で6組送り出しました。
1人♂(オス)♀(メス)の1組ずつ。子供同士の間で噂が広がると、欲しい人数が急増して、養子養女不足になると困りますので、先ず、近所で小さな子供さんがおられるお母さんに聞いてみて、「欲しい」と言われた所へ宅配しています。
男の子に限らず女の子も、カブトムシは好きなんですね。人工蛹室に入った蛹を渡した男の子は大喜びでしたし、幼虫からでも飼育したかったようでした。来年は、暖かくなり始めてから幼虫の宅配をしたら大喜びでしょうね。
2008年7月7日(3)
羽化してから間もない成虫ですが、足の力は物凄いものです。やはり若さですね。
養子養女に出す時に衣装ケースのマットの中から、形が良くて、足などの欠損が無い成虫を選んでいますが、何度も手にしがみつかれて血を出しています。私は軽い脳梗塞を経験し、今は良くなったものの、血液をサラサラにする(固まり難くする)薬を毎日のまされています。医者に言わせると影響ないのだがとのことですが、血が止まり難くて、ズボンやシャツが血だらけになっていることが度々あります。蚊が刺しても当分のあいだ血が止まらないことがありますよ。
話がカブトムシから大きく脱線しましたが、皆さんも脳梗塞にはご注意を。
また、小さな子供さんの手などがカブトムシに掴まれたら無理矢理引っ張らないで下さい。カブトムシの足の先端が肌に食い込んで怪我をします。