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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(50) 透明なコップへ蛹室を作らせる

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カブトムシの飼育(50) 透明なコップへ蛹室を作らせる

2014年5月9日 100円ショップで買った透明なコップを継ぎ足ししました

前ページ5月6日の日記100円ショップで買った透明なコップに幼虫を入れたことを紹介していますが、深さが13.5cmでは浅すぎるようなので、コップを継ぎ足ししました。

5月6日は、コップ8個に各々1匹入れましたが、幼虫が動くたびにマットが外へ。
このままではマットの管理が非常に難しいので、コップの上に何かを継ぎ足さなければならないなと思ってアレコレ考えていました。

今日は、今年の幼虫の最後の配布日。
透明なコップへ入れていた4匹も配布することにしましたので、コップが4個空きました。
この空いたコップを、幼虫が入っているコップの上側に、ガムテープを使って継ぎ足すことに。

下の写真は、ガムテープで継ぎ足したところです。
P20140509-P1050221

継ぎ足した後のコップの高さですが、21cmの所で切断。(この高さは適当に決めました。)
マットは高さ16cmまで入れました。多分、これだけあれば、蛹室作りまでに食べる量も、蛹室作りに必要な量も十分なはずです。
また、マットの上面からコップの上面までの差は5cmありますので、幼虫がマットの上に出ても乗り越えることはないと思います。
P20140509-P1050222

2014年5月10日 今年の我が家への居残りは、現在のところ18匹

今年の我が家への居残りは、
繁殖用として♂らしき幼虫が5匹♀らしき幼虫が5匹計10匹
コップでの蛹室作りのテスト用が4匹
③行き先の無い売れ残りが4匹

本日現在、全部で18匹の幼虫が羽化待ちです。

②と③の8匹については、羽化後に希望者へ配布することにします。

2014年5月20日 コップの中の幼虫です

コップの中の幼虫は元気です。
時々、外から見える場所に居ますよ。
P20140520-P1050287

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2014年5月27日 幼虫がマットの上に出てきます

下の写真は、 ③行き先の無い売れ残り4匹が入っている小さな飼育箱の中ですが、蓋を開けてみたら、幼虫がマットの上に出ていました。
P20140527-P1050351

マットの上に出てきた幼虫は、暫くしたら自分で潜りますので放っておいてOKです。
心配は要りません。

2014年6月9日 前蛹がマットの上に出ていました

今日は朝一番に、「カブトムシの幼虫がマットの上に出ている」との緊急通報を受け、ドクターヘリに飛び乗って現場へ駆けつけました。
P20140609-P1050553

この時期に最初に見るのはお尻。・・・いやらしいことは想像しないで下さい。
下に、お尻の部分をトリミングして掲載しておきますので、目を見開いてご覧下さい。
P20140609-P1050553-2
尻にあった糞は蛹室作りに使ったためになくなり、張りがなくなり、肌は皺が見えると思います。
この状態は幼虫から蛹に変化する途中の前蛹の状態です。
尻にパンパンにあった糞は蛹室作りに使いました。
この状態ではマットを食べることをしませんので、尻に糞が溜まることはありません。
足も退化していきますので、マットの中に自分では潜ることは出来ません。

もし、前蛹になった直後であれば、自分の足でマットの中に潜ることが出来るかもしれませんが、尻の糞が無くなっているので、蛹室を作ることは出来ません。

蛹室を作ることが出来ないので、マットを掘って埋めることは出来ません。
蛹室がないと、正常な姿での羽化は出来ないばかりではなく、蛹になる前に死んでしまうことがあります。

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ここで登場するのが人工蛹室です。

今まで保存していたトイレットペーパーの芯はゴミとして処分してしまったので、処分するダンボール箱の中から潰れたトイレットペーパーの芯を探し出し、人工蛹室を作りました。
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P20140609-P1050558

前蛹人工蛹室へ入れて、倒れないように、飼育箱の片隅を掘って、少しだけ埋め込みました。
しかし・・・
P20140609-P1050559

これで一件落着となる寸前、人工蛹室が倒れないようにと掘った場所が悪くて、カブトムシの幼虫が自分で作り上げた蛹室の天井を壊してしまいました。
ボケ気味の私の脳味噌が勘違いしてしまいました。

直ちに、壊してしまった蛹室から前蛹を救出。
P20140609-P1050560

人工蛹室を追加で作って、入れました。
P20140609-P1050561


ところで、なぜマットの上に出て来たのか?
推測ですが、
①ケースの中のマットが少な過ぎたか、蛹室を作る場所が上過ぎて、蛹室を作っているうちにマットの表面に出てしまい、そのまま前蛹になってしまった。
②幼虫の状態でマットの上に出ていて、そのまま前蛹になった。

その他にも原因はあると思いますが、記憶喪失気味の脳味噌からは、絞っても出てきません。

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