モンキアゲハの飼育(1):5月中旬ですが、庭の橙の木にモンキアゲハが産卵にきました。
写真に撮って確認。
モンキアゲハの幼虫飼育もできそうです。
2009年5月14日 模様が鮮やかな黒いアゲハが橙の木へ
今日、5月14日の夕方のことですが、庭の鉢に散水している最中に、もの凄く模様が鮮やかな黒いアゲハが橙の木へやってきました。
散水ホースの蛇口を閉めて、直ちにカメラを持ち出して写真を撮っておきました。
これまで見てきたナガサキアゲハは、薄暗い日陰が好きなように感じていましたが、今日は橙の木の上の方に掴まっていました。羽化したばかりのナガサキアゲハで、翅が傷ついてなく、飛び回る途中での一休みだなと思いました。
2009年5月15日 ナガサキアゲハではありません
今日の午後は飛行機の写真を撮りに行き、夕方写真を整理していたら、昨日撮った黒いアゲハはナガサキアゲハらしからぬことに気が付きました。
この黒いアゲハには、ナガサキアゲハには無い、後ろ翅の尻尾のようなもの(赤矢印)が付いているではありませんか! それと、模様の黄色い部分がナガサキアゲハより広いように思います。
ポケット図鑑の写真で見た限りでは、モンキアゲハに似ているような気がします。
この写真は、上の写真の前に撮ったもので、シャッターを押した時は飛び立った後。しかし、赤矢印の所には後ろ翅の尻尾のようなものが、飛び立つ前に掴まっていた所には卵(青矢印)が写っています。
なにはともあれ、掲示板で皆さんにお尋ねすることにしました。
2009年5月16日 モンキアゲハです!・・・しかし、卵がありません
掲示板で教えて頂きました。
モンキアゲハですよ!
今思い出せば、広げた翅が鮮やかだっただけではなく、ナガサキアゲハより大きかったですね。
今朝は、卵探しをすることにして、14日に撮った2枚の写真を大き目に印刷し、脚立を準備。
写真と橙の木を比べて、ここだと思われる所で脚立に登って卵探し。7時から約1時間、木の上から、下から、横から、徹底的に探しました。
しかし、写真に写っている枝の葉には卵がありません。その周辺の葉の裏表も徹底的に探しましたが卵らしきものは見当たりません。産卵してから雨は降っていませんので、雨で叩き落されたことはありません。
この写真は庭の橙の木ですが、この木には、カメムシ、クモ、テントウムシ、ヤドリバエ、ミツバチ、スズメバチ、カイガラムシ、などなどが住み着いていて、オバケ屋敷のような状況です。モンキアゲハの卵は「美味しそうな卵」だと言うことで、何者かに食べられてしまったのでしょうか?
しかし、モンキアゲハの卵がみつからないといって諦める訳にはいきません。この橙の木に残してあった卵と、今朝の捜索で発見した卵のうち、1.5mmくらいの大き目の卵は全て(とは言っても6個ですが)ケースの中に保護しました。これらの卵から、今まで見たことがない幼虫が現れてくれればよいのですが・・・
なお、モンキアゲハと思われる卵はみつからなかったものの、孵化したばかりのナガサキアゲハの幼虫が1匹と、ナミアゲハの終齢幼虫が1匹みつかりました。
(2009年6月10日追記)
5月23日に、ナガサキアゲハとは似ても似つかない、クロアゲハとも異なる幼虫を発見し、正体不明・・・謎の幼虫[背番号2009-047]として、2009年・正体不明の幼虫の観察日記(1)に様子を書いてきましたが、掲示板で教わったことと、産卵日と謎の幼虫[背番号2009-047]発見日などから考えて、正体不明・・・謎の幼虫[背番号2009-047]は、5月14に産卵したモンキアゲハに間違いないと思うようになり、モンキアゲハと断定しました。
2009年5月16日後の日記は、2009年・モンキアゲハの飼育(2)をご覧下さい。
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