カブトムシの飼育(15):カブトムシの卵と幼虫の掘り出し、絶対に買ってはならない粗悪な中国産の幼虫用マット、幼虫飼育用のケースなどをお教えします。
来年へ向けて幼虫を掘り出して、別のケースへ入れています。
2007年8月20日
昨日、尻に何かをくっ付けていたメスもダメでした。
残りはメスが1匹だけ。寂しくなりました。
2007年8月20日 幼虫の掘り出し
寂しくなったと嘆いていてもどうにもならないので、
今日は衣装ケースの豪邸の発掘調査をすることにしました。
発掘調査用の道具です。主なものは、3本100円也のスプーン。
幼虫を怪我させないように、マケン(クレンザー)でゴシゴシやって、周りの鋭利な部分に丸みをつけておきました。
幼虫の大きさはどれくらいかを感じ取るために、スプーンの大きさが判るようにしました。
上のほうのマットの柔らかいところは問題なく掘れましたが、問題は約5cm深さの押し固めた部分。卵はこの部分に産まれ、ここで卵は孵化して、幼虫はここに居るはずです。
所構わずスプーンを押し込むと幼虫にグサリ。周囲と底を見て、ここなら何も居ないだろうと適当に見当をつけてケースの角へズブッ!
右の写真をご覧下さい。太陽の光線のかげんで白っぽく反射して、平らになった所は底です。
幼虫が2匹居ますね。
マットは固く絞まっていますので、掘る時はよほど注意しないとペシャンコですよ。
運が良かったのか悪かったのか?メスが潜っていました。
この押し固めた所に潜っていると言うことは、最後の産卵のような気がします。
1匹残ったメスは豪邸は強制退去。
ワンルームマンションへ。
ついでですからマットは糞尿の臭いたっぷりの元のマットを使用しました。
衣装ケースの豪邸から取り出した糞尿たっぷりのマットです。
臭いもきついですから花畑へ埋めました。
これ、幼虫と卵の新居です。
昨日(19日)糞の大掃除をし、新しいマットを追加したものです。
今日発掘した幼虫と卵もこの中に入れました。
この写真を見ると、くぬぎのマットのように見えますが、孵化したばかりの幼虫や、小さな幼虫が食べやすいように、色の黒い腐葉土のマットが入れてあります。
この飼育箱の中の乾き具合や、幼虫が糞をしに上へ上がってきますので、その様子を感じ取ろうと、くぬぎのマットを深さ約1cm弱入れてあります。
<<< 非常に難しく頭の痛くなる計算 >>>
この飼育箱ですが、上から見た大きさ(内側)は 37cm X 21cm。
この中に、腐葉土のマットが 19cm 入れてあります。
マットの量は、37cm X 21cm X 19cm = 14.8リットル。
この中に住んでいる幼虫と卵は
8月19日の先住民 = 幼虫37匹
本日(20日)の移民 = 幼虫30匹 卵43個
卵が全て孵化したとすると、110匹の大所帯。
これだけの幼虫は、来年の蛹化までに、何リットルのマットを食べるのでしょうか?
参考資料
7月26日に約10リットルのマットへ38匹個の幼虫と卵を入れた。
8月19日に大掃除をしたら37匹で約8リットル食べていた。
すなわち、
「37匹が25日間で約8リットル。但し、孵化して間もない小さい幼虫が多い。」
これが計算の基ですが、マットの倉庫を建てなければなりませんよ。
今から養子に出す準備をしなければなりませんね。
なんと、掘り出されてきたのは幼虫30匹 卵43個。まさに掘り出し物ですよ!
それでは、全てではありませんが、幼虫たちを見てやって下さい。
カンカン照りの直射日光の下、ミイラにならないように素早く撮りましたよ。
こんな小さな幼虫でも、すぐさま潜りますので、横に物差しを並べる暇はありませんでした。
卵と幼虫 | 頭隠して尻隠さず | ||
可愛いですよ。 | 卵 | ||
双子ではありません。 | どこかの官僚や議員のように頭が黒くなってきましたよ。 | 見えますか? | これは見えないでしょう。 |
見ないで下さい。今、脱いでいます。 脱皮中の姿を見ることができました。 運が良かったですよ。 しかし、サマージャンボは全てスカ。 悪運だけが強いのでしょうか? |