ツマグロヒョウモンの飼育(13):ツマグロヒョウモンの越冬した幼虫は、その殆どが羽化しました。ツマグロヒョウモンは幼虫で越冬することも納得できました。皆さん、何でも自分でやってみることですよ。
[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2009年4月20日 [背番号2009-002]と[背番号2009-003]が羽化
昨日は6月頃の気温でしたが、今日は天気が悪くて朝から肌寒く、今日の羽化は無いだろうと勝手に決め込んでいました。が・・・・
午後一番にネットの中を見たら、[背番号2009-003]の蛹にツマグロヒョウモンが掴まっていました。よく見たら、掴まっている蛹は破れていて、空になっているので、[背番号2009-003]が羽化したのですね。
見ている時に風が吹いて蛹がユラユラ。もう一つ軽そうに動くのがあるのでネットの中を覗き込んだら[背番号2009-002]の蛹。 これも空になっていますので、羽化してから何処へ行ったのかなと思ったら、ネットの下の方の、鉢の受け皿近くに掴まっていました。
その後、[背番号2009-003]がネットの中を歩き回っていましたので、外へ出て飛び立ちたいのかなと思って、ネットの中へ手を入れて掴まらせて外へ出したら、そのまま飛び立ってしまいました。
[背番号2009-002]は手に掴まらせて外へ出しましたが、歩くだけ。動画で記念写真を撮って、蛹のポケットが付いた棒に掴まらせておきました。
[背番号2009-003]はメス。[背番号2009-002]はオス。
今考えたら、あのままネットの中に入れたままにしておけばよかったなあと思っています。
交尾、産卵が目の前で見れたかもしれません。
羽化して間もないツマグロヒョウモン 2009/04/20
2009年4月20日(2) 手書きの住民登録基本台帳
丸は、100円ショップの鉢置き台。これを枠にして、ミカンなどを入れて売っている赤いネットの袋を被せていますが、頭の中が混乱しないようにメモ書きしています。
2009年4月21日 [背番号2009-016]が蛹になりましたが・・・
昨夜は予報通り風が強かったようです。自転車に立てかけておいたスダレが吹き飛ばされていました。昨日の夕方は、[背番号2009-016]の前蛹が垂れ下がったパンジーは風を受けにくい所へ置いて、準備周到。しかし・・・
朝早めに[背番号2009-016]の様子を見たら、スミレの葉には、脱いだ黒い皮が残っているだけで、蛹は下に落ちていました。脱皮している最中に風に吹かれて落ちたのか? 元々の尻尾の引っ掛かりが不十分で落ちたのか?
直ちに救出しましたが、尻は急激に曲がっていて、元に戻せそうにありません。固まり具合から、昨夜の早い時間(20日)に蛹化したような気がします。
とりあえず尻尾に木綿糸を接着して吊り下げることにしました。
接着できたので、吊り下げようとして庭へ持ち出したら、[背番号2009-016]の蛹の尻尾側の半分に、オレンジ色の模様が透けて見えているではありませんか。
これまで、オレンジ色の模様に気付かなかったのか?それとも、[背番号2009-016]にだけ現れた模様なのかは判りません。
それにしても[背番号2009-016](写真の左側)は、前蛹の前の幼虫の時から小さかったのですが、蛹も小さいですよ。[背番号2009-010](写真の右側)と並べて写真を撮りましたので、大きさを比べてみて下さい。
2009年4月21日(2) [背番号2009-004]が羽化
午前の外出から帰ってきた10時半、[背番号2009-004]が羽化していました。
翅が縮まっていましたから羽化したばかりです。
2009年4月22日 突風で、あわや大惨事
今日は快晴で暖かいので、クスノキの巨樹へ、アオスジアゲハの偵察に出発したのですが、自転車を走らせているうちに風向きが反転。絶好の飛行機撮影状態になったので米軍岩国基地の滑走路近くへ行きました。帰る頃には風が強くなり、力任せで自転車を走らせて我が家に辿り着いてツマグロヒョウモンの豪邸を見たら、定位置に見当たりません。
なんと、強風のために倒れて、下の台の上にゴロン。
直ちに中の蛹を調べてみましたが、尻尾が外れた蛹はありません。
台の上で止まってくれたから助かったものの、さらに下の芝生まで落ちたらゴロゴロと転がってしまい、何個かの蛹は外れていたことでしょう。