記事内に広告が含まれています。
広告
岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(19) セグロアシナガバチに襲われた幼虫

広告

ツマグロヒョウモンの飼育(19) セグロアシナガバチに襲われた幼虫


 

ツマグロヒョウモンには関係ないサボテン(100円ショップで購入・2011/05/28開花)ですが、トゲを見ると、ツマグロヒョウモンとルリタテハの幼虫を思い浮かべます。

P20110529-P1110175-2


アゲハなどの幼虫を飼育してから何年か経ちましたが、幼虫の食草である柑橘類なども害虫(柑橘類の農家の方にとってはアゲハの幼虫も害虫でしょうが・・・)だらけの状況です。

一番大きな、30年は超えたと思う橙の木も、年々弱っていくような気がしますので、今年は、庭に植えてある柑橘類の木は徹底的に害虫退治をすることにしました。

少し強めの殺虫剤を散布することになると思いますが、狭い庭ですから、殺虫剤は柑橘類の木だけではなく、周りのスミレ、ビオラ、パセリなどにも飛散し、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハだけでなく、キアゲハ、ツマグロヒョウモンなどへも影響が及ぶと思います。

但し、鉢植えのクスノキだけは殺虫剤散布をしませんので、今年(2011年)は、アオスジアゲハの幼虫飼育だけにとどめて、その他は、自然の状態で見ただけの日記にすることにします(する予定です)。

2011年4月21日 幼虫を発見しました

今年の冬は極端に寒くて、大きく育っていた「金のなる木」が寒さで息絶えてしまいました。(それでなくても貧乏暮らしの身、懐の中はスキマ風が吹き抜けています。)


3月11日東日本大震災から1ケ月余り過ぎた4月21日、少しは暖かい朝だなと思いながら庭を歩いていたら、朝日が当たっているコンクリートブロックの上にツマグロヒョウモンの幼虫が1匹。
球根やビオラが生えている所で越冬していた幼虫が、暖かくなってきたので出てきたのでしょうね。
P20110421-P1100798-2


寒かった冬を乗り切った幼虫。
無事に羽化するまでは手伝うことにして、昨年の秋(10月16日の日記にあります)に買ったビオラの鉢に乗せて、ケースへ入れておきました。
P20110421-P1100799-2 P20110421-P1100802

2011年4月25日 元気です

4月21日に乗せたビオラは殆ど食べつくしたので、庭のあちらこちらで芽を出していたビオラを鉢へ取り上げて、幼虫を乗せ替えておきました。
P20110425-P1100806 P20110425-P1100807

2011年4月29日 前蛹になりました

夕方確認したら、鉢へ張った糸へ尻尾を引っ掛けて、前蛹になっていました。
P20110429-P1100903

2011年4月30日 蛹になりました

朝(9時前)見た時には前蛹でした。
P20110430-P1100904


夕方見たら蛹になっていました。
まだアオムシコバチは見掛けていないので多分大丈夫だと思いますが、羽化するまでは鉢が転げないようにネットを被せておくことにしました。
P20110430-P1100913 P20110430-P1100914

2011年5月14日 羽化しました

昼過ぎに見たら、ネットの中で羽化していました。
夕方近くまでネットの中で待機させ、ネットを取り外したら、大空へ飛び立って行きました。
P20110514-P1100985 P20110514-P1100983

2011年6月11日 スミレは茂っていますが幼虫は見かけません

今年はツマグロヒョウモンが飛んでいるのを未だ見かけていません。
プランター2つに植えてある野生のスミレですが、食べてくれるツマグロヒョウモンの幼虫が居ないため、青々と茂っています。
このプランターだけでなく、ハイビスカス、クスノキ、デコポン、獅子ユズ、ユズなどの鉢にもスミレの種子が飛散して、青々と茂っています。
なお、右側の写真で、プランターの向こうの大きな木は、アゲハの幼虫の食草用の橙の木です。
P20110611-P1110286 P20110611-P1110287

2011年6月15日 庭で幼虫を発見しました

今日は庭を歩いていたら、芝生の上をツマグロヒョウモンの幼虫がヨタヨタと歩いていました。
この季節は、ツマグロヒョウモンの幼虫が、食草を探して芝生の上などを歩き回りますので、踏み付けないように、足元を見ながら歩いています。
P20110615-P1110322-2


今年の枝野官房長官の言葉の真似ではありませんが、「直ちに」捕らえて、プランターのスミレの葉の上に乗せておきました。
今後は、この幼虫の自己責任で羽化まで漕ぎ着けてもらいます。
P20110615-P1110324-2 P20110615-P1110333-2

●この記事はページ分割されていますので、次ページもご覧下さい