田舎村昆虫館館長
ナミアゲハの観察(2):蛹に卵を産み付けようとして、ナミアゲハの前蛹に掴まって蛹化を待つアオムシコバチ。最初の頃は、アオムシコバチをコバエと思っていました。
まず初めに、予習をしましょう。
虫の嫌いな方は写真を大きくしないように。
しかし、可愛いですから、チラッとだけは見てやって下さいね。
アゲハ蝶の幼虫
小さい時は気味悪い姿をしていますよね。
村長・田舎村もアゲハの幼虫だと知らない頃(30年くらい前)は、柑橘類を食い荒らす憎っくき害虫だと思って、殺虫剤を散布して殺していましたが、アゲハの幼虫だと知ってからは出来なくなりました。
これくらい大きくなると可愛いですよ。
目のようなに見えるのは模様で、目は別な所に小さなのがあります。
たまちゃんに似ていると思いませんか?
アゲハ蝶のぜんよう
サナギになる直前です。
ぜんようと言います。
サナギになろうとする場所にやって来て、夕方までにこんな姿になり、翌朝はサナギに変身しています。
後で気付いたのですが・・・
ぜんようにはアオムシコバチが何匹もとまっています。
サナギなる時に卵を産みつけようとして待っているのですよ。
卵を産み付けられた蛹は、アオムシコバチの幼虫に中身を全部食べられて羽化することが出来ません。
アゲハ蝶のサナギ
サナギです。
村長・田舎村の居城の戸の下にくっ付いていました。
左の写真のサナギですが、強い台風10号の風で吹き飛ばされないように、そっと取り外して家の中に入れてやりました。
このサナギは可哀想に、アオムシコバチに卵を産みつけられて、アオムシコバチの幼虫に食べられてしまいました。
お知らせ
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