ナミアゲハの観察(20):体長17mmの超ミニの終齢をご覧下さい。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年10月7日 卵6個と幼虫6匹が仲間入りしました
特別室で飼育していた[背番号2008-SP10]が死んでしまいましたので、何匹かの幼虫を拉致してきて越冬蛹になってもらおうと思い、ナミアゲハの幼虫の餌専用になってしまったデコポンの木を徹底的に探しました。
探した努力の甲斐がありました。幼虫を探している真っ最中に産卵に来てくれて、私の目の前で恥ずかしがらずに産卵。直ちに6個の卵を頂戴しました。
この他に幼虫を6匹。[背番号2008-SP10]と同じくらいの大きさの幼虫も拉致してきました。(写真は拉致した幼虫のうち大きいものです。)
★写真はクロアゲハの幼虫でした。
[2008年10月13日(3) ニュース速報+訂正+陳謝]をご覧下さい。
卵6個と、[背番号2008-SP10]と同じくらいの大きさの幼虫は3匹は専用の部屋に、大き目の幼虫3匹は[背番号2008-116]が居座っている部屋へ入れました。
卵・幼虫探しの時にアオムシコバチが来襲!
こんな小さい幼虫を襲ってからに・・・と思いながら目を近づけたら、コバエでした。
2008年10月9日 [背番号2008-116]が大きくなりました
ご覧ください。
綺麗な終齢です。
2008年10月10日 次々と仲間入りしています
次々と死んでいくナガサキアゲハとオナガアゲハの幼虫。なんだか寂しい気持ちになるものです。
今は、橙の木には幼虫は見当たらないので、デコポンの木で幼虫を見つけしだい拉致してきています。これも貧乏性のケチの現れでしょうか?
「タダより高いものはない」と言いますが、何でもかんでも持ち帰り、ヤドリバエなどの怪獣が出てきたら飼育の手間賃を持ち逃げされたようなものですね。
2008年10月11日 [背番号2008-117]不審な茶色と黒色の模様(斑点)あり
左側の写真の上側の幼虫ですが、今日、鳥糞から脱皮した幼虫で[背番号2008-117]と命名しました。
下側のムッチリしたのは[背番号2008-116]で、他の幼虫のことは我関せずで食事中。
この[背番号2008-117]ですが、背中に黒い斑点が2つ。両脇には茶色の、斑点と言うよりは滲み出たような模様(?)があります。蜂などの針を刺されたのなら、斑点はもっと小さいのではないかと思うのですが・・・ この[背番号2008-117]は10月7日に拉致してケースの中に入れていますが、鳥糞の時に何かに刺された傷跡が残るのでしょうかね?
何が起こるか判らない不審な斑点。しばらく様子を見ることにします。
2008年10月11日(2) 10月7日に産卵の卵が孵化
10月7日に採取した卵から1匹だけ孵化しました。
産卵から4日目です。
2008年10月12日 (続)10月7日に産卵の卵が孵化
産卵から5日目。昨日に続いて4匹が誕生。
卵は6個採取しましたが、全部で5匹しか見えません。
あまりにも小さい(体長は約2.5mm)ので見落としているかもしれません。
2008年10月13日 [背番号2008-116]が下痢便をして前蛹の支度
今朝は近所の救急車騒ぎで幼虫のご機嫌伺いが遅れました。・・・が、4時には全ケースの確認を終わりました。
ナミアゲハのケースを見たら[背番号2008-116]の姿が見えません。
ケースの横から見たら壁にくっ付いてケースの下を眺めています。周りに糸を張り巡らせていますので前蛹になる支度ですよ。
それまで占拠していた橙の葉の上には、下痢便の置き土産がありました。
2008年10月13日(2) [背番号2008-116]が前蛹になりました
昼に見た時には、背中の糸も掛けて前蛹になっていました。
2008年10月13日(3) ニュース速報+訂正+陳謝
10月7日の上から2番目の写真をご覧下さい。
「この他に幼虫を6匹。[背番号2008-SP10]と同じくらいの大きさの幼虫も拉致してきました。(写真は拉致した幼虫のうち大きいものです。)」とご紹介しましたが、ナミアゲハではなく、クロアゲハです! 掲示板でおイモさんに教えて頂きました。
このクロアゲハは[背番号2008-SP11]と命名して、2008年・クロアゲハの幼虫の観察日記(特別号)のページで監視することにします。
2008年10月14日 [背番号2008-116]が蛹になりました
午後、蛹になりました。
ヘソの近くに白いものが付いていますが気にしないで下さい。
糸を張り過ぎてしまって、糸屑が付いてしまいました。
2008年10月16日 [背番号2008-117]が前蛹の支度
不審な茶色と黒色の模様(斑点)のある[背番号2008-117]ですが、今日の午後、下痢便をして、ケースの中を歩き回っていました。速い、速い、とにかく速く歩いていました。
しかし、下痢便もよいのですが、同居中の他の幼虫を溺れさせそうな場所は考え直してもらわなければなりません。
夜見たら、ケースの壁にくっ付いていました。