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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ルリタテハの飼育(4) 羽化! 間近で見るのは初めて

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秘宝ご開帳

田舎村写真館
田舎村写真館
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噛めば噛むほどと言いたいのですが蛹を噛むわけにはいきませんので、見れば見るほど味の出る蛹。あなたは何に見えますか?

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月光仮面蛹 
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ガンダム蛹 

2007年9月26日 羽化!(3匹目)

羽化の前の僅かな動きに気が付きました。ほんとうに僅かな動きでした。

またまた人面蛹。予測通りNo.R-4が羽化しました。
しかし・・・

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後ろの方にライトのような物がありますが、ツマグロヒョウモンの蛹の金箔に太陽の光が当たって輝いているものです。

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今朝は、蛹のほんの僅かな動きを捉えましたので、一番左の写真のような殻が割れたと言うか、裂けたと言うか、蛹の皮がビリビリと音をたてたような瞬間から見ることが出来ました。

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羽化は順調に進んでいました。しかし、何か様子が変です。
通常なら、殻から出てきたら、殻に掴まって羽根が伸びて固まるのを待つのですが、このNo.R-4は何時までも足を動かしています。
それと、右側の羽根の伸びが遅れています。

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羽化中のNo.R-4の右側を見たら、一大事!
殻に羽根が引っ掛かったうえ足も殻に引っ掛かっています。何時までも足を動かしているのも当然です。直ちに救助用道具、とは言っても近くにあった割り箸ですが、これを携えて救助に向かいました。羽根と足を殻から出してやりました。

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救助後は、右側の羽根も左と同じように伸びました。しかし、羽根を殻から出してやった時に傷ついたのか?
羽根の裏側の鉄板が錆びたような所が一部剥がれてしまいました。

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一時は慌てましたが、なんとか羽化しました。このままにして外出し、約2時間後に帰ってみたら、飛び去っていました。

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2007年10月3日

羽化が遅れている蛹、No.R-3No.R-5ですが、蛹の殻の外から打診してみました。
No.R-3は打診したとたんに尻尾の途中から千切れて墜落。殻の中を見たら、乾燥してしまって中身は殆どありませんでした。
No.R-5は墜落はしなかったものの、中身はスッカラカンの音。やはり殻の中は乾燥しきっていました。
我が家の庭も山火事が発生しそうな猛暑続きでしたから、暑さ、いや、熱さの影響でしょうかね?
2匹とも、蝶の墓地へ埋葬しました。

お知らせ

ツマグロヒョウモンに続いて、突然始めたルリタテハの飼育ですが、百合の球根も植え替えの時期になり、花の咲き終わった残骸もなくなってしまって、産卵してもらえる環境がなくなりました。
9月29日のことですが、鉄道模型の蒸気機関車を組立てている目の前をルリタテハが通過。
そのまま飛んで家の中へ入ってきました。
ハンダゴテを持っていましたのでカメラに持ち替える暇はありませんでした。
まだまだ我が家へも産卵してもらえるチャンスが残っているんですよ。
今年はこれ以上は無理だと思いますので、来年皆さんにお目に掛かりたいと思います。
私は越冬せずにルリタテハについて勉強し、来年も日記を書くことにします。


【追記】2007/10/28

今年もホトトギスが咲きました。
我が家では評判が良くない花で、2~3本を残して引き捨てていましたが、来年からは、出来るだけ沢山残して、葉の裏を見ることにします。

それでは皆様、来年お目にかかりましょう 。

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