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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育の注意点(2/3)ペットボトルに入れて蛹室造りの準備から、羽化まで

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カブトムシの飼育の注意点(2/3)ペットボトルに入れて蛹室造りの準備から、羽化まで
元祖・田舎村 この記事は、岩国市田舎村情報館:本館から移行したものであり、他のサイトからのパクリ記事ではありません。 2016/05/14 元祖:田舎村 本サイトでは、国産のカブトムシについて書いてあります。 外国産のカブトムシについては飼...

[5月の連休中] ペットボトルの中に幼虫とマットを入れる

●ペットボトルは中が見えるので、幼虫、蛹、羽化などの変化の観察用としてお勧めします。
実施は5月初めの連休中に行って下さい。
遅くとも5月の10日までには終わること。 但し、気候や飼育環境によっては前後します。

●加工済みの2リットル角形のペットボトルを準備します。

●ペットボトルに入れる幼虫は2匹です。
メスだけなら3匹でもOKですが、角があるオスが混ざると狭過ぎます

●蛹室は壁から離れた所へ作ることが殆どのため、焼酎などが入っていた4リットルなどの大きなペットボトルでは、蛹室が見えないことがあります。

●幼虫を入れた後、ペットボトルの中は、マットで満たします。
マットはペットボトルの切断した所まで入れて下さい。

●マットを入れた後は、幼虫の逃走防止のため、蓋の部分をガムテープで止めておいて下さい。
蛹室が出来るまではマットを食べるので、マットは上までいっぱいに入れてあります。
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逃走防止用の蓋を取付けた状態です。
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ペットボトルの中のマット

●マットは補充しなくても、蛹になるまでの食べる量としては不足はしないはずです。

●但し、生育状況や飼育環境によっては5月下旬頃まで食べて、マットがペットボトルの半分くらいの深さまで減ることがあります
この状態では蛹になるための部屋(蛹室)を作る深さには不足するので、マットを追加して下さい。

マットを補充する時、絶対にマットを上から押さえないこと。(蛹室が出来ていた場合は、壊れてしまいます。)

マットの補充は5月末頃までが目安です。蛹室が出来た後は補充はしなくてもよいです。

[5月~羽化するまで] ペットボトルの持ち歩き、移動は禁止

●ペットボトルへ入れた5月の連休明け以降は、幼虫はペットボトルの中で、蛹になるための部屋(蛹室)を作り始めるので、蛹室が壊れないように十分に注意して下さい。

蛹室は自分の糞でマットを固めて作ります。

蛹室が出来上がったら、幼虫は蛹になる前の段階の前蛹になります。

蛹室を壊したら、二度と作ることは出来ませんので、
・ペットボトルを持ち歩かないこと。
・ペットボトルを落としたりして衝撃を与えないこと。
・ペットボトルをペコペコと変形させない。(近頃のペットボトルは肉厚が薄くなっています。)

●蛹になる前の前蛹の時や、の時に蛹室が壊れると、殆どの場合、死んでしまうことになると思って下さい。

●車などに乗せて遠くへ運ぶ場合などは、遅くとも5月10日頃までには済ませておくことをお勧めします。

ペットボトルの置き場所

直射日光が当たらない涼しい場所に置いて下さい。
暗い所でなくてもよいのですが、蛹室作りが終わるまでは暗い所がよいとも思われます。・・・直射日光が当たらなければOKです。
屋外でもOKですが、雨が降り込まないようにして下さい。

幼虫の逃走防止

●ガムテープで取り付けた蓋を取り除くと、幼虫が縁を乗り越えて外へ出て逃げるので、蓋は取り外さないこと。
幼虫は思ったより力が強いので、ガムテープが剥がれていたら蓋を押し上げて外に出ます。

もしも、幼虫がペットボトルの外へ出た場合は、指で掴んでペットボトルへ入れて下さい。
この時、幼虫の皮膚に傷を付けないように注意するとともに、頭の顎で指を挟まれないように注意して下さい。

水分補給、マットの水分量

●ペットボトルの中のマットの表面が乾いたら、霧吹き水分補給します。
少なくとも2~3日に1回程度は乾き具合をチェックして下さい。
水が多すぎると溺死するので、表面が濡れたと思う程度です。
水分補給は羽化した成虫がマットの表面へ出てくるまでの間、続けて下さい。

● 水分の量は、手で握りしめた後に、手を開いてバラバラにならない程度が目安ですが、ペットボトルの中のマットの状態は判らないので、マットの表面が濡れる程度でOKです。
絶対に、ケースの底に水が溜まることがないこと。

●ホームセンターやスーパーなどで、保水用の何かを売っているが、水道水でOKです。

ペットボトルを齧る音

●ガリガリとペットボトルを齧る音がするが無視してもOKです。
カブトムシの幼虫は、硬い土の境目まで潜ろうとする習性があるため、ペットボトルの底を齧ります。

幼虫がマットの上に出てきたら

●幼虫がマットの表面へ出てきても、幼虫の状態の時であれば、通常は自分で再びマットの中へ潜るので放置しておいてもOKです。

●蛹室作りに失敗した時など、タイミングによってはマットの表面に出てくることがあります。
蛹室を作ったと言うことは、幼虫は前蛹になっていて、足が退化しているので潜れません。
前蛹を無理にマットに埋めると死なせてしまいます。
前蛹の場合は、人工蛹室を作って、入れてやらなければなりませんが、人工蛹室へ入れたら、蛹化(前蛹が脱皮して蛹になる)の時と、羽化(蛹が成虫になる)の時の管理が難しいので、とにかく、蛹室を壊さないことが大事です。

●幼虫の状態か、前蛹の状態かの見分けかた。

3齢幼虫の状態
尻に糞が溜まっているので黒っぽくて、肌の表面は張りがある。
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前蛹の状態
尻の糞が無くなり、黒っぽさもなくなり、、肌の表面にはがある。
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[5月頃~6月頃] 蛹室の中の幼虫が茶色になったら蛹

●ペットボトルの中へ入れた時は白かった幼虫が、蛹室が出来上がって暫くしたら茶色になります。

●茶色になったらになっています。

●蛹は蛹室の中で時々動いて姿勢を変えます。

蛹室が壊れないようにペットボトルの扱いに注意して下さい。
蛹室が壊れたら羽化できないと思って下さい。
蛹になったばかりの時は、蛹の皮は非常に柔らかく、破れ易いものです。
特に、オスの角の付け根の部分は千切れやすいです。

●茶色の蛹になったら、ペットボトルの蓋の部分は取り外してもよいのですが、取り外すときに蛹室を壊さないように。
蓋を付けたままにしておけば、羽化した時に逃げ出すことはありません。

蛹は掘り出さないこと・・・掘り出す場合は、自己責任で

●蛹を掘り出して、人工蛹室へ入れたら、羽化の様子を見ることが出来るが、失敗することが多いので、蛹の掘り出しはしないこと。

●オスの蛹の角を持って持ち上げたら、体の重みが支えきれずに角の付け根の所で千切れてしまい、千切れた所から白い液体が出て、死んでしまいます。

●どうしても蛹を掘り出す場合は、自己責任で行って下さい。

[6月下旬~7月上旬] 蛹室の中に黒いものが見えたら

●蛹室の中の蛹が羽化したら、ペットボトルの外から黒いものが見えます。
この黒いものが羽化した成虫です。

●羽化したばかりの成虫の背中の翅は柔らかいので、絶対に掘り出さないこと。
自分で蛹室を壊して出てくるのを待って下さい。

[6月下旬~7月上旬] 成虫が蛹室から出てくる

●羽化してから1週間から10日くらい後(翅が硬くなった頃をカブトムシ自身が見計らって)に、成虫がマットの上に出てくるので、気が付いたら掴まえて飼育箱へ移す。

●羽化した後、自分で蛹室から出てくるまでは何も食べません。

●蛹室の中に黒い成虫が見えた後は、毎朝ペットボトルの中をチェックして、成虫がマットの表面へ出ていたら捕らえて、成虫を飼育するケースへ入れて直ちに餌を与えて下さい。
成虫は、昼間はマットの中や、元の蛹室の中へ潜るので、気が付いたら直ちに餌のあるケースへ入れないと、餓死させることもあります。

飼育の参考

過去の幼虫飼育記録は、下記のホームページで公開しています。
これらのホームページはパソコン用に作成されているため、スマートフォンでは読み難いかもしれません。・・・私はスマートフォンは持っていませんので試していません。

昆虫(12) カブトムシの幼虫・成虫飼育
岩国市田舎村昆虫館のカブトムシの幼虫・成虫飼育について 田舎村昆虫館 カブトムシの卵が孵化して、幼虫から成虫になるまで飼育、観察して、羽化したばかりの白い翅のカブトムシなど、多数の写真を使用した日記を公開しています。子供さんの夏休みの自由研

産卵床、お勧めマット、糞掃除の様子など