ナミアゲハの観察(21):次々と現れるヤドリバエのウジ。アズキ色の小豆粒のようになったらヤドリバエの蛹です。密封できるビニール袋に入れておくと、羽化したヤドリバエにお目に掛かれます。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年10月22日 [背番号2008-117]が怪しい色になりました
黒い影のある[背番号2008-117]の色が悪くなりました。
左側半分がオレンジ色掛かった黄土色です。
2008年10月23日 [背番号2008-117]・・・その後
傷痕のような所と、頭、尻を除いてオレンジ色掛かった黄土色になってしまいました。
2008年10月24日 [背番号2008-117]を隔離
朝見たら、尻尾の途中くらいの所から透明な粘い液体が垂れていました。
蛹の色は昨日の写真と変わりません。
下の方を見回しても、ギャングらしきものは見当たりませんので、何が出てきても良いように、アオスジアゲハのヤドリバエ収容所へ隔離しました。
2008年10月24日(2) 蛹の拾い物・・・[背番号2008-124]
庭の芝刈りをしていたら、伸び放題に伸びた芝生の陰のコンクリートブロックに蛹がくっ付いていました。芝生を刈るハサミでチョン切るところでした。橙の木には何も居ないと思っていたのですが居座っていたのですね。
橙の木の葉は目線より上。葉の下(裏)側しか見ることができませんから、葉の上(表)側に掴まっている幼虫は見逃してしまいます。
手にマメを4つも作った芝刈りの褒美だろうと思うことにして、糸を外して、[背番号2008-124]でポケットへ入れておきました。
2008年10月25日 [背番号2008-117]からヤドリバエの蛹が2匹
朝の巡視でヤドリバエ収容所にヤドリバエの蛹を2匹発見。
[背番号2008-119]のアオスジアゲハから出てきたものと思っていて、午後、ヤドリバエ収容所の掃除をしていたら[背番号2008-119]からは何も出てきてなくて、[背番号2008-117]のナミアゲハの蛹の尻尾が折れていて、ここから出たことが判りました。尻尾の方側はネバッとしたものが有りましたが、頭の方側は殆ど空になっていました。中の方は写真を撮っていませんので皆さんの想像にお任せします。(写真は[背番号2008-119]から出てきたつもりで撮っていましたので撮り直して合成しました。)
この[背番号2008-117]は10月11日(前ページ)の時点で「不審な茶色と黒色の模様(斑点)」がありました。茶色か黒色かのどちらかがヤドリバエが潜んでいた印だったんでしょうかね?
しかし、ミニサイズの[背番号2008-117]に2匹潜んでいたとなると、蛹の中身は食い尽くされてしまいます。
2008年10月26日 超ミニ終齢[背番号2008-118]のその後
10月16日、[背番号2008-117]に下痢便を掛けられた後にすぐさま終齢になり、体長17mmの超ミニ終齢として紹介し、その後も10月21日には断食として紹介もしました[背番号2008-118]です。
その後殆ど動かず、食べているところも見たことがなく、太ってくれません。
今日は身長を測ってみましたが、20mmしかありません。
終齢になってから10日です。こんな超ミニサイズで蛹化したら、どんな蛹になるのでしょうかね?
この[背番号2008-118]と同居しているナミアゲハの鳥糞幼虫は、「バリバリ」と音を立てて橙の葉を食べているのですが・・・
2008年10月28日 超ミニ終齢の[背番号2008-118]が死亡
今日の午後、超ミニ終齢の[背番号2008-118]が死んでいるのに気が付きました。何故か臭角を出して死んでいます。
このところ、刺激も与えずに、静かに過ごさせていたつもりですが、何か気に召さないことがあったのでしょうか?
今朝は室内で17℃、屋外で9℃まで冷え込みましたから、寒さの影響があったのではないでしょうね?
少しずつ冷え込んできていますので、ナミアゲハのケースは日の当たらない場所から、日当たりの良い所へ引っ越しました。暖かくなったから、動きも良くなったかなと思った矢先の死亡です。
2008年10月28日(2) 超々ミニ終齢[背番号2008-127]と[背番号2008-128]
今日は[背番号2008-118]が死んでしまった代わりかどうかは判りませんが、2匹が終齢になりました。しかし、1匹は驚くなかれ! 体長は15mmです。今だかって、こんな小さい終齢は見たことがありません。無事に育ってくれることを祈っています。
[背番号2008-127]。
もう1匹は、体長約20mm。これもミニですよ。
[背番号2008-128]。