アゲハなどの幼虫を飼育してから何年か経ちましたが、幼虫の食草である柑橘類なども害虫(柑橘類の農家の方にとってはアゲハの幼虫も害虫でしょうが・・・)だらけの状況です。
一番大きな、30年は超えたと思う橙の木も、年々弱っていくような気がしますので、今年は、庭に植えてある柑橘類の木は徹底的に害虫退治をすることにしました。
少し強めの殺虫剤を散布することになると思いますが、狭い庭ですから、殺虫剤は柑橘類の木だけではなく、周りのスミレ、ビオラ、パセリなどにも飛散し、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハだけでなく、キアゲハ、ツマグロヒョウモンなどへも影響が及ぶと思います。
但し、鉢植えのクスノキだけは殺虫剤散布をしませんので、今年(2011年)は、アオスジアゲハの幼虫飼育だけにとどめて、その他は、自然の状態で見ただけの日記にすることにします(する予定です)。
2011年4月16日 無農薬栽培が自慢のパセリ
昨年の秋、庭に種蒔きした、無農薬栽培が自慢のパセリが森のように茂っています。
パセリはキアゲハの食草専用です。
毎年のことですが、キアゲハが産卵して、幼虫が住み着く頃にはトウがたち、枯れてしまうので、今年は幼虫用の食料分は残して、人間が食べることにしました。
スーパーなどで売っている値段からすると1万円は超すほどの量があります。
1週間に2回くらい、人間様が馬のように食べていますが、美味しいですよ!
2011年6月11日 パセリを全て捨てました
今年は、庭を飛ぶキアゲハの姿は見かけませんし、パセリには幼虫の姿は全く見かけません。
パセリの全ての株はトウがたち、下のほうの葉は枯れてきています。
それに加えて、病気でやられたような気配になってきました。
(今年は丸型のプランターに植えてあるユリの全てが病気で葉が枯れ落ち、夏の日除け用に植えたアサガオ、ユウガオにも病気が発生。庭は病気と格闘中です。)
このような訳で、パセリは全て根の近くで切り取って(新しく出てくる芽に期待)捨てました。
キアゲハの食草用の無農薬栽培が自慢のパセリは無くなりました。
(左側の写真は、上の4月16日の写真と同じ場所です。)
今キアゲハの食草用として残っているのは、プランターに植えてあるアシタバ(明日葉)だけです。
もちろん無農薬ですよ。
以上のような訳で、今年のキアゲハは諦めのようですね。
2011年6月17日 キアゲハが庭へ飛んできています
一昨日から今日までの3日間の毎日、キアゲハが庭を飛んでいるのを見かけます。
パセリが無くなった今になって来ても後の祭り。
アシタバ(明日葉)に産卵すればよいのに・・・可愛そうだと思いますが、どうすることも出来ません。
2011年7月2日 哀れなキアゲハの幼虫が1匹
下の写真と、4月16日の写真を比べて下さい。
ジャングルのように茂っていたパセリは、左の写真に写っているものだけになっています。
この残り少ないパセリに、何かくっ付いているなと思ったらキアゲハの幼虫!
時々、鮮やかな模様のキアゲハが飛んできていますので、産卵したのですね。
このままでは、たちまちの内に飢饉に陥りますので、アシタバへ引越しさせることにします。
夕方見ましたら、一人前の姿になっていました。
2011年7月3日 同じパセリですが、新芽に引越し
今まで食べていたパセリの葉ですが、少々みすぼらしいので、新芽に引っ越してもらうことにして、セロテープで新旧の茎を貼り付けました。
2011年7月5日 引越し大作戦・・・パセリからアシタバへ
幼虫の成長は順調です。
間もなくパセリも食べつくして、飢饉に陥ることは明らかです。
梅雨明けは未だですし、豪雨の毎日。
晴れ間をねらって、パセリからアシタバ(明日葉)へ強制引越しさせました。
例によって、幼虫がくっ付いたパセリを、セロテープでアシタバへ貼り付けました。
夕方見たら、アシタバへ移動していましたが、葉ではなく、茎を這っていました。
何か怪しい雰囲気です。
2011年7月6日 逃走
怪しい予感が的中。
朝早く確認したのですが、アシタバには幼虫が見当たりません。
葉の裏表、全ての葉をチェックしました。
鉢の中に落ちていないかと、鉢の中も徹底的にチェックしましたがみつかりません。
今まで食べていたパセリを探して、アシタバの鉢から逃げたのでしょうね。
良いことをしたつもりでしたが、結果的には悪いことをしたことになります。・・・反省。