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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(14) 背中に掛ける糸作り、出来上がったら上手に糸掛け

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ナミアゲハの飼育(14) 背中に掛ける糸作り、出来上がったら上手に糸掛け

田舎村昆虫館館長
田舎村昆虫館館長

ナミアゲハの観察(14):アゲハの幼虫が前蛹になる前の背中に掛ける糸作り、糸掛けを初めて見ました。皆さんも写真をご覧下さい。

2005年のナミアゲハの日記には、ナガサキアゲハなども入り乱れています。
橙の木の葉を食べている幼虫は、ナミアゲハだろうと思っていましたが、黒いアゲハが羽化したので調べてみたら、ナミアゲハだけでなくナガサキアゲハであることが判りました。

背番号については2005年・アゲハの蛹の背番号一覧をご覧下さい。

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2005年8月6日夕刊

夕日に輝く背番号21
頭から腹にかけて黒ずんできました。
明朝は、黒いアゲハ蝶の誕生ですね。
今度はサナギの殻から頭が出てくるところを見ますよ。
デジカメの準備もOKです。

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2005年8月7日

今朝は、背番号21の特集ページを作ろうと、朝の諸々の用事を早めに済ませて準備万端。
お待たせしました。
6時26分、我が家のオバサンも立会いの上でダンボール箱を取り除き。
飼育箱の蓋を開けて、背番号21のサナギの付いた棒を庭へ出そうと思ったら、なっ!なんと、黒いアゲハ蝶が羽を広げて・・・
背番号21に出し抜かれました。
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黒いアゲハ蝶がぶら下がっている棒を庭へ引越ししようとしたら、飼育箱の底へドシンと墜落。またまた救援隊の出動を要請して、無事に引越しをさせました。
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この背番号21は、背中側の模様がクッキリしています。
ポケット版の図鑑で調べたら、ナガサキアゲハメス
こんどは自信がありますよ。ナガサキアゲハに間違いありません。


羽化したばかりのナガサキアゲハ(2)・・・♀(メス) 2005/08/07


今日は遅れをとりましたので、もう1匹の肥満児、背番号24に期待することにしました。
飼育箱の壁は、羽化した時に掴まる所がありませんので、木の棒に引越しさせることにしました。

今回の引越しは、元の糸をそのまま使うことにして、壁の糸が切れないように、少しずつ剥がしましたが、サナギの周りには糸が絨毯のように敷きつめられていました。
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立派なサナギですね。

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[2005年8月7日10時00分現在 蛹4+前蛹0+成虫17+死亡3]

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ナミアゲハの羽化は明るさを感じて始まるようですが、ナガサキアゲハは暗くても羽化しますね。
何を判断して羽化を始めるのか判りません。
図書館には詳しく書かれた本はあるのでしょうか?
背番号24の羽化が近づいたら、朝、私が起きた時にダンボール箱を取り外して、私の部屋の中で羽化を待つことにします。

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2005年8月8日

今日は日本にとっては誠に情けない日。
我々の血税を搾取している議員の有様をみてガッカリしました。
純真なアゲハ蝶も人間の世界のバカげたことを察してか、今日は静かにしていました。
従って、今日はバカにしたアゲハ蝶は無視することにして、相変わらず元気なカブトムシを眺めていましたよ。
カブトムシは、日本のバカげた異変に驚いたのか?
昼間から相撲をしたり、大喜びしているようでした。

2005年8月11日

羽化のない日が続いています。
しかし、羽化予定日を過ぎたサナギがいますので、毎日、夕方にはダンボール箱を被せています。
今朝は、ダンボール箱を取り除いてみたら、前蛹になりそうなのが、背番号23の背中で丸くなっているではありませんか。
まだ糸を張っていなかったので、棒へ引越しさせました。
しかし・・・・
夕方見たら、飼育箱の中の餌の木を差し込む壜に、尻だけくっつけて逆さまにぶら下がっているではありませんか。
このままでは死んでしまうかもしれないので、尻の糸を剥がして、飼育箱の蓋に乗せて一晩過ごすことにしました。

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糸は使い果たしているので、ゴロンと転げてサナギになるのでしょうね。
これ、背番号25と名付けました。

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