2005年8月12日
背番号25は、夜明けの時には前蛹だったんですが、8時頃見たら、皮を脱いでサナギに変身(正式には蛹化)しているところでした。
少しずつサナギの形に変わっていきましたが、この背番号25は、これまでのサナギとは模様も色も異なっているような気がします。
どんなアゲハ蝶が誕生するのか楽しみですよ。
[2005年8月12日12時00分現在 蛹5+前蛹0+成虫17+死亡3]
背番号25はゴロンと転げたままでは申し訳ないので、背番号24の棒へ、既に羽化した使い古しの糸を使ってくっつけました。
背番号23は、背中に黒い筋が見え始めたのですが、こんなになるのは初めてみました。
それにしても背番号12、16も気になりますね。
サナギ用の聴診器でもあれば様子が判るかもしれませんが・・・
2005年8月14日
夕方、飼育箱の様子を見たら、背番号24の腹が黒ずんできていました。
ひょっとすると、明日の朝、羽化するかもしれませんね。
今回は遅れをとらないように、明日の朝は早めにダンボール箱を取り払って、私の部屋の中で誕生してもよいように支度をしておきます。
2005年8月15日
今朝は背番号24の羽化に遅刻しないように、3時半に起床。
しかし、いくら早起きの黒いアゲハ蝶でも、とにかく早過ぎますよね。
外は薄暗かったのですが、4時30分に家の中で夜明けにしました。
黒いアゲハ蝶は3匹目ですが、これまでの2回は出し抜かれているので、
今日こそはと、早めに朝食を済ませて、5時50分に庭へ出しました。
しかし、待っても待っても羽化しそうにありません。
そのうち、前蛹になりかけていたサナギが這い回り始めたので、割り箸に掴まらせたところ、下を向いて尻をくっ付ける糸を張りめぐらし、次は上に向きを変えて頭を動かし始めたので、目を近づけて見ると、身体を支える糸を張っているではありませんか!
身体を支える糸は、どのようにして張るのか知っていますか?
私は初めてジックリと眺めましたが、ビックリしました。
見始めた時には、両端を割り箸にくっ付けて輪になった糸を、腹側の前足あたりで何かしているんですよ。
聞いても、返事をしてくれませんでしたので、何をしているのかわかりませんが・・・
しかし、腹の方にある輪になった糸を、どのようにして背中へ回すのか?
見ましたよ!
前足で輪になった糸を支えておいて、頭を回して、輪の下側から輪の中へ入りました。
その後は、背中の皮を動かして、丁度よい場所へ。
しかし、誰も傍で教えてくれる者もないのに、素晴らしいことですね。
(脳味噌の大きい人間は幼虫に負けないようにしなくては・・・)
尻の周辺の糸を張り始めてから30分間くらいでした。
後は静かにサナギになれるのを待つだけです。
しかし驚きの糸張りの技が終わったところで、背番号24の夜明けから2時間経過。背中をそっと触っても全く動かないし、羽化は明朝かなと、立て札のペンキ塗りを始めました。
ペンキを塗り終わって、ハケを洗おうと水道の所へ行く途中で背番号24を見たら、わーーー大変!!!
背番号24は、身体が半分くらい出ているではありませんか。
私の右手にはペンキのベットリ付いたハケが・・・
ハケを放り投げたらコンクリートにペンキがベッタリ付くし・・・
とにかく落ち着いて、ハケを静かに置いて、カメラに持ち替えました。
7時20分、ナガサキアゲハが羽化。
この背番号24の黒は真っ黒でした。
私が起きてから4時間。
背番号24の夜明けから3時間経過。
長かったですね。
[2005年8月15日12時00分現在 蛹4+前蛹2+成虫18+死亡3]
2005年8月16日

![]() | ![]() 背番号25 | ![]() 背番号26 | ![]() 背番号27 |
昨日、一生懸命糸張りを見せてくれた幼虫が背番号26のサナギに、もう1匹、背番号27が餌の橙の枝でサナギになりました。
[2005年8月15日12時00分現在 蛹6+前蛹0+成虫18+死亡3]
お知らせ
このページの前後のページもご覧下さい。

