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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(28) 越冬蛹編・越冬した蛹が羽化

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ナミアゲハの飼育(28) 越冬蛹編・越冬した蛹が羽化

田舎村昆虫館館長
田舎村昆虫館館長

ナミアゲハの観察(28):ナミアゲハの越冬蛹は、一つは羽化。もう一つは蛹に割れ目が出来たので割ってみたら、中は空っぽ。3つ目は羽化しませんでした。


[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。

2010年3月5日 今年の越冬蛹

今年の越冬蛹は16頭です。
そのうちナミアゲハは3頭。
全てが無事に羽化してくれればよいのですが・・・・
なお、越冬蛹の羽化の状況は、2010年・越冬蛹の羽化情報に整理しています。

P20100305-P1040176-2

2010年3月11日 [背番号2009-259]に翅の模様が透けて見えています

このたびの寒波で、今朝の岩国、我が家の近くの山は雪がチョロチョロと残っていました。
今日は気温も上がってきているようなので、庭に置いてある蛹を確認しましたら、昨年から越冬している[背番号2009-259]の蛹に翅の模様が現れていました。(添付の写真です。今撮りました。)
先日から、庭にも雪、ミゾレが降るような寒さですから、その前の暖かかった時に羽化の兆候が現れて止まってしまったのか、今日現れたのかは不明です。
羽化した確認が出来るように、一応、ネットを被せておきました。

P20100311-P1040193-2

2010年3月13日 [背番号2009-259]が羽化

一昨日は近くの山に雪が残っていて寒い中、[背番号2009-259]に羽化の兆しがあり、今日は暖かくなりそうなので朝一番に蛹を確認しました。全く変化なし。2月の下旬に、4月とか5月の気温だと言われていた日があったので、その頃に羽化の兆候が現れて、再び寒くなったのでそのまま死んでしまったかと思っていました。


今日の午後は暖房なしの室内でも25℃近くになり、東京の横田基地経由でアメリカのシアトル行きの旅客機が岩国基地へ着陸しそうな気配なので、カメラを持って庭へ出てみたら、ネットの中でナミアゲハが翅をバタバタしているではありませんか! [背番号2009-259]が羽化していました。

P20100313-P1040196


今日は暖かいので、蜜を吸える花は無いとは思いますが、自分で探してもらおうかと思って、椿の花に掴まらせたら飛び立ったのですが1mくらいの所に墜落。

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花が殆ど見当たらないこの時期に、このままでは餓死するのではと思って、砂糖水を作って、渦巻きになったままの口へ垂らすと、アッと言う間に吸い込んでくれました。何度か吸わさせて一休み。また吸わさせて一休みの繰り返し。何度かやったら、静かに翅を広げてネットに掴まっていました。(写真の赤矢印の所の虫眼鏡のレンズのようになったものが、爪楊枝に付けて垂らした砂糖水です。)

P20100313-P1040211-2


この方法はテレビで見て、掲示板に書いた事を試してみたのですが、渦巻きの口を伸ばさなくても砂糖水を吸ってくれる事が判りました。

2010年4月13日 [背番号2009-234]の蛹の中は空っぽ

だいぶ前から気になっていたのですが、[背番号2009-234]の蛹にヒビ割れのような状態があり、尻尾の方が黒っぽくなった上、割れ目(赤矢印)が大きくなったようなので、ピンセットを使って殻を破ってみました。

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殻の中は空っぽ。中身は何もありません。
中身が無いとなると、何かが寄生していたとも考えられますが、何かが出てきたような穴とか、スキマではありません。
尻尾の方が黒っぽくなったのに気付いてから1ケ月も経っていないと思いますが、原因は何でしょうかね?

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2010年5月10日 [背番号2009-236]は死亡と判定

今日は羽化してくれないナガサキアゲハの越冬蛹の死亡宣告をしましたが、ナミアゲハの[背番号2009-236]も羽化する気配は全くありません。
一応本日で死亡宣告し、処分することにしました。

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お知らせ

昨年の晩秋から越冬したナミアゲハの蛹は3頭。
そのうち1頭だけが羽化に到達しました。

今年は、橙の木で自然の状態で育ってもらい、自分の力で羽化してもらおうと思っています。
庭の橙の木でのナミアゲハの幼虫の様子は、次ページに書くことにします。


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