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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの観察(71) スズメに襲われている現場を目撃

●このページは、前ページからの続きです

2015年7月28日夕方 何やら怪しい雰囲気 セグロアシナガバチを発見

やっと終齢幼虫を見ることが出来るようになりましたので夕方再確認。
何やら怪しい雰囲気が漂っています。
パセリの茂みから出てくるのはスズメではなく、セグロアシナガバチ
写真の緑色の物は、セグロアシナガバチが調理した後の残骸です。
このまま放置していたら、幼虫は全滅させられますので、早急に退治しなければなりません。
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どうしてもセグロアシナガバチを退治しようと執念を燃やして待っていたら、セグロアシナガバチがパセリの森へ戻ってきました。

準備していたのは、「ハチ・アブ ダブルジェット」。
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パセリの近くで噴射したら、パセリに掴まっている幼虫が全滅の憂き目にあうので、風向きも考慮の上、セグロアシナガバチが約3mくらい離れたデコポンの木の傍を飛んでいる時に噴射。

暫く待ってもセグロアシナガバチは戻って来ないので、一撃は成功したと手ごたえを感じました。

2015年7月29日 大事件勃発

昨日のセグロアシナガバチへの一撃の結果を確認しようと思ってパセリの森へ出向いたら、終齢幼虫は2匹だけしか見当たりません。
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パセリの根元付近を見たら、終齢幼虫の死骸が2匹。
セグロアシナガバチの襲撃なら、幼虫の胴体は食い千切られているはずですから、もしかしたら、「ハチ・アブ ダブルジェット」の霧が流れて来たのかもしれません。・・・噴射した時の風向きからでは、幼虫側へは来ないはずだったのですが・・・
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2015年7月31日 幼虫が増え続けています

昨日は幼虫を30匹確認出来ましたが、今朝数えてみたら45匹居ました。
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2015年8月2日 蛹化のために旅立って行っているようです

夕方見たら、終齢は28匹でした。
今年は、幼虫の思うがままにさせていますので、昼過ぎになると、慌てて逃走していることと思います。
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2015年8月3日 パセリの幼虫はゼロになりました!

昼に、スズメが幼虫を銜えて、地面に叩きつけている現場を目撃したので、夕方、パセリの森を確認。

昨日の夕方には終齢は28匹の終齢幼虫が確認されましたが、終齢どころか、幼虫は1匹も見当たりません。
パセリの葉の上には、セグロアシナガバチの襲撃の残骸が残っていましたので、スズメセグロアシナガバチの被害で全滅です。

2015年8月6日 パセリを全て処分しました

キアゲハの幼虫は全滅。
パセリは食べ尽されて殆ど丸坊主。

今月末には、来年用の球根の植え付け場所、パセリなどの種蒔き場所を耕して、肥料(醗酵鶏糞)などを入れますので、パセリを全て抜いて、狭い庭の、さらに狭い畑部分に埋め込みました。

お知らせ

【2015/10/10追記】
彼岸が過ぎて種蒔きしたパセリが芽を出しています。
来年のキアゲハの食草用ですが、キアゲハのシーズンまでは、人間がお裾分けしてもらいます。


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キアゲハの飼育(70) 幼虫用の無農薬栽培パセリの種蒔き
などの表示は2014年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。 2014年9月17日 今日は、が羽化すると思ったのですが・・・ 昨日の夕方から、の蛹の黒さが増してきました。 今日は羽化ですね。 このが、今年の我が家での羽化の最後になりそう...
キアゲハの観察(72) パセリには幼虫が鈴なり
田舎村昆虫館館長 幼虫飼育は2014年で卒業し、2015年からは、見ただけ観察をすることにして、これはと思った時には写真を撮り、写真による観察日記として続けています。 キアゲハの観察(72) パセリには幼虫が鈴なり 2016年6月11日 卵...