
ナガサキアゲハの飼育(19):越冬したナガサキアゲハの越冬蛹ですが、一つが年末に腐ったようになって(ヤドリバエか?)死亡。その他は、4月に入ってから無事に羽化しました。
[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2009年11月23日 [背番号2009-245]のその後の様子
背中側から見たら、色も形も10月31日の写真と同じ状態です。
10月31日の写真は背中側だけでしたが、腹側を見ると、触覚の部分がズレています(右側の写真)。10月31日には腹側には異常がなかったので、11月1日以降に変化があったのですね。
蛹の色などからの判断ですが、何者かの寄生ではないと思っています。
2009年11月28日 [背番号2009-258]の色が悪くなってきました
9頭が越冬したなと思っていたのですが、[背番号2009-258]の蛹の色が悪くなってきました。
なんとなくヤドリバエにやられた時の感じがしますが、様子を見ることにします。
2009年12月28日 [背番号2009-258]の死亡宣告
[背番号2009-258]の蛹の色は少しずつですが悪化してきています。
それと、蛹がくっ付いている箸に、蛹の液が漏れて茶色に染まった部分があるので、[背番号2009-258]は死んでいると判定して処分しました。
2009年12月28日 2009年は橙の大豊作
ナガサキアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、ナミアゲハなどが産卵し、幼虫の食料になっている橙の木ですが、今年は120個の実がなりました。
殺虫剤などを散布していない無農薬栽培ですから見栄えは悪いのですが、安心・安全のポンズ代わりに使っています。(近くの激安スーパーでも1個79円で売っていましたが、我が家のと同じように見栄えは悪かったですね。)
正月が過ぎたら、1年に1度だけの殺虫剤(マシン油乳剤)を、葉と枝に散布します。
2010年3月5日 2010年の越冬蛹
2010年の越冬蛹は16頭です。
そのうちナガサキアゲハは8頭。
サナギの色が緑色が5頭。茶褐色が3頭。
全てが無事に羽化してくれればよいのですが・・・・
なお、越冬蛹の羽化の状況は、2010年・越冬蛹の羽化情報に整理しています。
2010年3月5日 越冬蛹の色について
ナガサキアゲハの蛹の越冬に遭遇できたのは初めてですが、ナミアゲハやキアゲハの蛹の色から考えると、緑色の蛹が不思議でならなかったのですが、2月27日付の中国新聞、こどものページに、ナガサキアゲハの蛹の色についての記事がありました。
参考として、記事の内容を引用させてもらいました。
「幼虫がサナギになる直前に脚がザラザラした枝などに触ると茶色に、ツルツルした葉っぱなら緑色に擬態するといわれています。」とのことです。
昨年の蛹化の時期には何も知らなかったため、同じ飼育箱の中での蛹化でありながら、なぜ色が違うのかなと不思議に思いながらもそのまま過ごしてきました。
また一つ勉強しました。
2010年4月6日 [背番号2009-243][背番号2009-246]に羽化の兆し
今日は5月初旬の気温とのことで、午前中はカブトムシの幼虫の糞掃除をしました。
午後4時前でしたが、越冬していたナガサキアゲハの緑色の蛹、[背番号2009-246]の色が変わってきていて、殻が浮き上がっているのに気付きました。
もう一つ、茶色の蛹、[背番号2009-243]が少し黒っぽくなっているような気がしたので、羽化が近いなと思って写真を撮ってネットを被せておきました。
[背番号2009-246]
綺麗な緑色の蛹が、羽化の前には左の写真のようになります。
これくらい変化すると、羽化の兆候も判りやすいですね。
[背番号2009-243]
黒っぽいのは気のせいかもしれません。