アゲハなどの幼虫を飼育してから何年か経ちましたが、幼虫の食草である柑橘類なども害虫(柑橘類の農家の方にとってはアゲハの幼虫も害虫でしょうが・・・)だらけの状況です。
一番大きな、30年は超えたと思う橙の木も、年々弱っていくような気がしますので、今年は、庭に植えてある柑橘類の木は徹底的に害虫退治をすることにしました。
少し強めの殺虫剤を散布することになると思いますが、狭い庭ですから、殺虫剤は柑橘類の木だけではなく、周りのスミレ、ビオラ、パセリなどにも飛散し、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハだけでなく、キアゲハ、ツマグロヒョウモンなどへも影響が及ぶと思います。
但し、鉢植えのクスノキだけは殺虫剤散布をしませんので、今年(2011年)は、アオスジアゲハの幼虫飼育だけにとどめて、その他は、自然の状態で見ただけの日記にすることにします(する予定です)。
[背番号2011-*]の表示は2011年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2011年6月19日(2) [背番号2011-001][背番号2011-002]が前蛹
昨日は全く食べなかったので、今朝は早目の4時に様子を見ました。
2匹とも、昨日の夕方入れた葉は全く食べていなくて、箸の棒に掴まって、見事な前蛹になっていました。
写真は、5時30分にケースの外側から撮ったものです。
明るくなってから前蛹を見たら、[背番号2011-001]の背中に掛かった糸は、太い1本の糸になっていなくて、何本かにバラバラになっているではありませんか。
7時40分に庭の明るい所へ持ち出して、写真を撮っておきました。
このような状態では、多分、脱皮(蛹化)の時に失敗して、蛹が落下するか、尻尾の引っ掛かりが外れて垂れ下がるおそれがあります。
背中に掛かっている糸を切って、尻尾の引っ掛かりを外して、ティッシュに寝転がして脱皮(蛹化)させる方法もありますが、[背番号2011-001]はこのままの状態で脱皮(蛹化)に挑戦させることにして、明朝、早目に確認することにします。
[背番号2011-002]の背中に掛けた糸は正常です。
[背番号2011-001]と[背番号2011-002]はケースに入れてあります。
今年は未だアオムシコバチを見掛けませんが、前蛹になってから、蛹になって殻が硬くなるまではアオムシコバチに産卵される危険性がありますので、ケース内で過ごさせます。