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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(24) 蛹を約100匹、岩国市科学センターへ寄付・人工蛹室・ペットボトル・蛹室・前蛹・蛹・ゼリー・羽化

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2009年6月26日 メスが2匹羽化しました
子象の鼻のような角のオスは羽化していました

午前中、写真を撮りに出掛ける前にメスのケースの中を見たら、メスが2匹羽化していました。
1匹の羽は白・・・羽化したばかりです。
もう1匹の羽は茶色・・・羽化して少し時間が経っています。
昨日羽化した1匹と合わせて3匹は、五右衛門風呂のような人工蛹室の中で、気分良く、歌でも唄っているような雰囲気です。

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オスのケースの中ですが、6月14日に紹介しました子象の鼻のような角のオスが羽化して、人工蛹室の中に居ないので探したら、マットの中に潜っていました。写真だけ撮って、再びマットに潜らせておきました。
この子象の鼻のような角のオスですが、何が原因でこのようになったのかが判りません。遺伝するのか否かも判りませんので、念のために、繁殖用には使わないことにします。

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オスの蛹ですが、1匹にカビが生えています。足の周りです。
角の部分を触ったらブヨブヨ。角は出来ていませんので、だいぶ前に死んでしまったのですね。
死因が病気でなければよいのですが、カビが他の蛹や、マットに広がっては困るので(広がるかどうかは判りません)、念のために焼却ゴミに入れました。

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6月14日の日記で、我が家の来年用の繁殖用として残す蛹を紹介しましたが、実は、小さなケースへ♂♀ペアの幼虫を入れたサンプルを1セット、内緒で残していました。5月13日の日記の緑色の蓋が付いたケースです。
今日は、このケースの中の蛹を掘り出しました。
写真の程度の色(こげ茶色)になっていると、掘り出しも楽です。
オスの角は曲がりが無く立派、メスは京美人以上の美人。
オス、メスとも、各々のケースの人口蛹室へ入ってもらいました。

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結局、来年用の繁殖用として我が家に残るのは、オスが4匹(子象の鼻のような角のオスは除外)、メスが5匹の計9匹です。
食料ですが、1日にゼリーを1個くらい食べますので、1日に9個。交尾させて産卵させれば、あまり長生きはできませんが、例えば、1ケ月食べたとすると9個X30日=270個。
我が家には、昨年、激安スーパーで買った50個入りの安物ゼリーが残っていますので、今年はゼリー代の出費は不要です。もちろん、賞味期限は1年以上ありますから大丈夫です。

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2009年6月26日(2) 参考までに・・・成虫について・・・

参考までに・・・成虫の餌について
値段の高い「※※入ゼリー」でなくても、安物のゼリーでも結構長生きしますよ。
スイカなども食べますが、水分の多いものでは早死にします。
カブトムシは餌を与えすぎても、必要なだけしか食べませんので、餌は無くならないように与えて下さい。
餌のゼリーは、木で作られた、ゼリーを入れる穴が付いた台(ゼリーの受け皿)を使って、ゼリーをカップから出してのせて下さい。・・・安物の市販品あり。ゼリーは1匹について1個、飼育している匹数分だけ並べて入れますが、ゼリー同士の間は離しておかないと、ケンカをして、弱いほうはなかなか食べさせてもらえません。
皆さんもご存知と思いますが、カブトムシの成虫の糞は水状で、尻を持ち上げて、所かまわず撒き散らします。と言うことは、ゼリーの受け皿の中にも水状の糞が溜まります。糞に浸かったゼリーでも食べますが、その日残したゼリーで大きいものは水で洗って受け皿に入れてやり、小さいものは捨ててしまうのが衛生的だと思います。


参考までに・・・もう一つ大事なことを
成虫は、直射日光に絶対当てないで下さい。
夏は暑いですから、直射日光では温度が上がり、アッと言う間に死んでしまいます。
カブトムシは夜に行動しますので、昼間は潜り込むマットが必要です。潜り込むマットには適度な湿り気も必要です。霧吹きは必需品ですよ。


参考までに・・・ついでにもう一つ
上のほうに、「カブトムシの成虫の糞は水状」で「所かまわず撒き散らします」と書きましたが、子供さんが、カブトムシを飼育ケースから外に出して遊ぶ時には注意して下さい。
畳や床、カーペットなどにも撒き散らしますよ。
私は、衣装ケースの中で飼育していますが、覗き込んでいる時に糞を放出。目に入ったことがあります。
昔は、オスを畳の上に出して、糸で結わえた重いものを角に引っ掛けて、引っ張らせていましたよね。あの頃は、水状の糞のことを知らなかったから・・・

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2009年6月27日 メスが1匹羽化しました(合計4匹が羽化です)

メスが1匹羽化しました。
これで合計4匹が羽化。
我が家へ居残りは、あと1匹が羽化待ちです。

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2009年6月28日 オスが1匹羽化しました

朝見たら、オスが羽化していましたが、人工蛹室から出て、マットの上で仰向けになっていました。
カブトムシは仰向けになるとエネルギーをもの凄く消耗します。下が固いとオスは簡単に起き上がれますが、サラサラしたマットの上では起き上がることは難しいです。
ましてや、今年の我が家への居残りのオスは、角が曲がったものばかりですから、起き上がるのも一苦労だと思います。
仰向けになっていたオスは、これから固くなる前翅が凸凹になっていました。

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今日は、羽化済みのメスを人工蛹室から出して、マットの中へ潜らせておきました。

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本日現在のケースの中の、蛹の状態です。
オスが3匹、メスが1匹、蛹の状態で残っています。

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2009年6月30日 オスが1匹羽化

今朝は、オスが1匹羽化していました。
オスのケースには、仰向けに転げた時のお助け用に、掴むことができるようなものとして、餌皿を置いておきました。

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2009年7月1日 オスが1匹、メスが1匹羽化

今朝は、オスが1匹羽化していました。
蛹で残ったのは、角が曲がっていない、自慢の角のオスだけになりました。

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メスも最後の1匹が羽化していました。

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蛹で残っているオスと、今朝羽化していたメスは、ペアで特別室(緑色の蓋のケース)で蛹室を造って蛹化したものです。
一応ですが、今年の我が家にとっては王子様とお姫様、いや、王女様ですから、新居をセットして、人工蛹室のままで引越してもらいました。

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