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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(28)(特別版1-3) 糞掃除・衣装ケース・マット・土フルイ・ペットボトル

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カブトムシの飼育(28)(特別版1-3) 糞掃除・衣装ケース・マット・土フルイ・ペットボトル

昆虫館の館長
昆虫館の館長

カブトムシの飼育(28):11月終わりに、越冬前の最後の糞掃除を実施。

2009年9月20日 衣装ケースの糞掃除 + 幼虫の数の確認

衣装ケースを倒しました。
出てくる、出てくる。マットの上のほうに居たのがゴロゴロと出てきました。

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大きくなっていますよ!
殆ど全てが3齢です。

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出てきた幼虫は小さなケースへ一時退避。
61匹出てきました。

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61匹となると、衣装ケース1つには約30匹が限度ですから、衣装ケースを2つ使用することにしました。
1つのケースについて10リットルの新しいマットを入れて、幼虫を数えながら放り込みました。
幼虫は、発信機のようなものを持っているらしいので、マットの上に置いておけば、自分で潜って、お互いが近過ぎないように位置を決めます。

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幼虫を入れた衣装ケースへ、糞を取り除いたマットを入れます。
小さな糞は、土フルイを通過しますが、細目の土フルイに掛けると時間が掛かるので、粗目(荒目)を通過したものは再使用しています。
土フルイで選別している時に、小さな幼虫が1匹みつかりました。
マットをそのまま捨てていたら幼虫も捨てるところでした。
結局、幼虫は62匹出てきて、衣装ケースには31匹ずつ入れました。
この上に15リットルずつの新しいマットを入れて、上から0.5リットル程度の水を撒いておきました。

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9月2日に、一つの衣装ケースに68匹を入れて、18日間で糞は14リットルです。

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糞!の拡大写真です。

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9月2日には68匹でしたが、62匹に減っていました。
衣装ケースなら広いように思えますが、68匹では狭すぎて、共食いしたのでしょうね。
衣装ケースに31匹なら、昨年はOKでしたので大丈夫だと思います。
但し、後で見つけた1匹は弱り気味でしたので、少々心配です。



62匹! 2009年生まれのカブトムシの幼虫:その2(2009/09/20)


2009年9月20日現在、幼虫62匹います。
衣装ケースは2つ。1つのケースに31匹ずつ入れました。
衣装ケース2つに新品のマットを50リットル追加しました。

衣装ケース大きさは、
幅 68cm、奥行 25cm、深さ 27cm
底面積 1700平方cm、容量 45.9リットル

糞掃除の必需品

マット
針葉樹が混ざったもの、クヌギの木を粉砕しただけのものは使用しないで下さい。
来年、大きなカブトムシを羽化させるかは、今年中に3齢幼虫をいかに大きくしておくかに掛かっています。広葉樹を完全醗酵させたものを使って下さい。
醗酵途中のものは絶対に使用しないで下さい。醗酵が終わるまでは熱を出しますので、幼虫が死んでしまいます。

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手袋
幼虫に人間の雑菌を移すか、幼虫から雑菌を貰うことを防ぐためにも、幼虫を触る手には手袋をつけて下さい。
もう一つ大事なことがあります。
幼虫の糞は、尻から出たばかりの時は、柔らかくてベトベトしています。
躾が出来ていませんので、所構わず放出。手が真っ黒けになりますよ。(下の動画にも写っていると思います。)

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土フルイ

100円ショップで売っています。
小さな糞は通過しますが、粗目(荒目)目の幅=4mmが一つあれば間に合います。

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