記事内に広告が含まれています。
広告
岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(31)(特別版1-6)蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹

広告
●このページは、前ページからの続きです

2010年6月19日(2) 前蛹の日数は?

衣装ケースから25匹の前蛹を掘り出して、手作りの人工蛹室に入れたのは6月11日でした。
その前蛹は次々と蛹化して蛹になっていますが、1匹だけ人工蛹室から這い出してしまう元気のよい前蛹がいます。
1日に2~3回様子を見ますが、その都度、底に敷いたティッシュは外に放り出して、自分は人工蛹室から外へ出ています。

P20100618-P1050324-2


この元気のよい前蛹は、衣装ケースから掘り出した6月11日から僅か前に前蛹になったのではないかと思いますが、今日は掘り出した日から8日目。
この前蛹が蛹化した日を確認すれば、6月11日からの日数が、最短の前蛹の期間。または、それ以上が前蛹の期間と言えますよね。
この前蛹の人工蛹室には、目印を付けておいて、蛹化したらお知らせします。

P20100619-P1050357-2


今日の夕方現在の25匹の状態です。
蛹化済みのオス・・・11匹。
死亡宣告・・・2匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・8匹。
蛹化済みのメス・・・10匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・9匹。
前蛹・・・6匹。

P20100619-P1050375-2


この元気のよい前蛹の元気さがわかる動画がありますのでご覧下さい。


元気よく動くカブトムシの前蛹(2010/06/18-19)

広告

2010年6月20日 元気の良すぎる前蛹

元気の良すぎる前蛹がおとなしくなりました。

P20100620-P1050401-2


今日の夕方現在の25匹の状態です。
蛹化済みのオス・・・13匹。
死亡宣告・・・2匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・10匹。
蛹化済みのメス・・・10匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・9匹。
前蛹・・・2匹。

P20100620-P1050405-2

2010年6月21日 前蛹で残っているのは1匹だけになりました

前蛹で残っているのは元気が良すぎる1匹だけになりました。

今日の夕方現在の25匹の状態です。
蛹化済みのオス・・・13匹。
死亡宣告・・・2匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・10匹。
蛹化済みのメス・・・11匹。
蛹化不全・・・1匹。
正常・・・10匹。
前蛹・・・1匹。

P20100621-P1050430-2

広告

2010年6月30日 ペットボトルを全て掘り出しました

オスとメスと思われる2匹ずつを入れたペットボトルの15セットですが、1セットは近所へ。残りの14セットは50年も付き合いのある写真屋さんで、物好きのお客さんへプレゼントしてもらうことになっていましたので、昼前に希望者があるかどうか写真屋さんへ確認に行きました。
カブトムシとは言っても、ペットボトルの自前の蛹室の中にいる蛹では話しても皆さんにピンとこないため、トイレットペーパーの芯で作った人工蛹室へ蛹を入れてプレゼントしようということに決定しました。
午後にはペットボトルの蛹を掘り出すことにして、大急ぎで人工蛹室作り。

一応、30個の人工蛹室を作りました。
P20100630-P1050566-2 P20100630-P1050567-2
P20100630-P1050568-2


午後はペットボトルの蛹の掘り出し。
最初に気付いたのは6月9日に書いた小さな1匹ですが、既に死んでいました。

ペットボトルの自前の蛹室の所までマットを取り除き、中の蛹に傷付けないようにと少しずつ蛹室を壊して天井部分を取り払いましたが、現れるのは羽化した成虫!ばかり。前蛹で残っていたのはオスが2匹だけ。(30個作った人工蛹室は2個使っただけ。残りは来年用として保管しておきます。)
P20100630-P1050572


このままでは蛹室が壊れて、蛹室の中がマットで埋まるので、成虫は全て取り出しました。

P20100630-P1050573-2


ペットボトルに入れていた2匹 X 15セット=30匹の6月30日現在の決算報告です。

ペットボトルの決算報告書
 オス メス 備考
 2 我が家へ居残り
衣装ケース分と同居
 成虫  13 12 写真屋さんへ寄付
 死亡 埋葬
 その他  1  1  近所へ
 合計 30

赤矢印の2匹のオスが居残りです。
その他は、衣装ケースから掘り出したものです。

P20100701-P1050592-2

bana_hanasanaide
外国の生き物を野山に放さないで!

お知らせ

今年もカブトムシの成虫のシーズンになりました。
カブトムシは買ってくるものだと思っている子供さんたちが多くなりましたが、本来は山に採りに行くものです。しかし、近頃は雑木林も少なくなり、カブトムシに出会うことも少なくなりましたし、山へ行く子供さんも少なくなりました。
せめて、カブトムシの成虫を手に入れたら、大事に育てて産卵させ、羽化するまで幼虫を飼育してみませんか?
小さな子供さんには無理なことがあるかも知れませんが、最初は親が一緒になってやり、慣れれば子供さんだけでも飼育できるはずです。
ホームセンターなどで成虫を買えば手っ取り早いですが、形が変わる蛹化や羽化の状況を体験する喜びは非常に大きいものです。
皆さんも、オスとメスのペアで飼育して産卵させて、来年の羽化を楽しみませんか?(産卵を望む場合は、交尾済み(♂と♀が一つのケースに入れられて売られている場合)のペアは買わないようにして下さい。


このページの前後のページもご覧下さい。

カブトムシの飼育(30)(特別版1-5)蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹
昆虫館の館長 カブトムシの飼育(30):毎年のことですが、幼虫の冬眠中(休眠中)は、マットの表面が白い菌糸のようなもので覆われます。菌糸であれば無害ですし、幼虫が死んだことがないので放っています。 2010年6月13日 衣装ケースの前蛹が蛹...
カブトムシの飼育(32)(特別版1-7)蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹
昆虫館の館長 カブトムシの飼育(31):今年は、全ての蛹を人工蛹室で羽化させようと思って掘り出したのですが、殆どか前蛹の状態。蛹化の失敗や、羽化の失敗、前蛹での死亡など、いろいろと経験しました。皆さん、参考にして下さい。 【注意】 前蛹を人...