カブトムシの飼育(33)(特別版1-8)人工蛹室・蛹・羽化・成虫

カブトムシの飼育(33):なぜか羽化の失敗(羽化不全)が多いです。羽化しない蛹も。幼虫が自分で作った蛹室を壊しているので、乾燥し過ぎ(湿度不足)でしょうか?

【注意】

前蛹を人工蛹室に入れれば、蛹化の状況を見ることが出来ますが、幼虫が自然の状態で作った自前の蛹室を壊すということは、前蛹を死なせてしまうことがあります。
また、蛹の段階で自前の蛹室を壊して人工蛹室へ入れれば、羽化の状況を見ることができ、羽化したばかりの白い翅のカブトムシを見ることができます。しかし蛹を取り出すときに蛹に傷をつけてしまって、羽化できずに死んでしまうことがあります。蛹化して間もない頃は、オスの蛹の角は柔らかくて、角を掴むと角の付け根が傷ついて、白い液体が出てしまいます。このようになると助かる見込みは殆どありません。
このサイトでは、参考になるかなと思って、こんなことを出来るよとの一例を書いています。簡単なように書いてありますが、簡単だとは思わないで下さい。
もし、やってみようかなと思われる場合は、自信がついてから実施することをお勧めしますし、自己責任(2、3匹は死なせる覚悟)で行ってください。
このサイトには掲示板を設置していますが、書かれた時には既に手遅れ状態の時もあり、また、文章では的確な状況が表現出来ませんので、間に合わないこともあります。
しかし、「論ずるよりは実践」です。神秘的な蛹化、羽化に立ち会うことへの挑戦はお勧めします。
カブトムシの成虫をホームセンターなどで買ってきて飼っている子供さんたちよりは、「幼虫から前蛹」、「前蛹から蛹」、「蛹から成虫」の過程に出会えた子供さんたちのほうが目が輝いています。

2010年7月5日 またまた羽化失敗

上手に羽化するのもいるし、羽化に失敗するものもいます。
今日はメスが羽化に失敗しました。


P20100705-P1050749-2
朝の点検で、皮がボロボロになり脱皮中のメスに気付きました。
午後になっても黒い頭の部分が現れませんので、人工蛹室から取り出してみました。


P20100705-P1050751-2 P20100705-P1050750-2
足がある腹側の皮は脱げているのに、背中側と尻の部分の皮は脱げていません。
夕方まで待ってみましたが、状態は変わりません。


アゲハの羽化もですが、短時間のうちに一気に脱皮が進まないと翅が伸びなかったりして羽化に失敗するのですね。
想像ですが、後ろ足が尻の部分の皮に引っ掛からず、脱ぐに脱げなかったのでしょうかね?


カブトムシは生き物です。無事に羽化に漕ぎ着けることもあれば、途中で息絶えることもあります。
この飼育日記は、蛹化に失敗したとか、羽化に失敗したとか、死んでしまったなど、可哀想だとは思いますが、異常な状態も写真や動画を挿入して、出来るだけ隠さずに書いています。
皆さんが飼育されていても同じようなことが起こると思いますが、その時に慌てないように、この日記を参考にして下さい。

2010年7月6日 羽化済みのメスが弱っている???

恒例の朝の点検。
新たにメスが1匹羽化していました。
羽化済みのケースの中の人工蛹室は全て引っくり返されていて、全てが人工蛹室から出て、狭いケースの中で、折り重なっていました。
P20100706-P1050758-2
その中のメスが1匹、足を動かさず弱りきっているように見えるのですが、翅を触ったら柔らかいので、昨日羽化して人工蛹室の中で待機していたところを引っくり返されて出てきたものと思います。他の成虫から引っ掻き傷をつけられないように、別のケースへ入れておきました。

2010年7月7日 今朝はオスが羽化失敗

P20100707-P1050765-2
朝、オスの羽化に気付いて動画を撮り始めたのですが、途中で足の動きが静かになり、どうしたのかなと思って背中のほうを見たら、白い翅の伸びが途中で止まっていました。羽化に失敗です。


P20100707-P1050775-2
夕方、人工蛹室から出してみました。
外側の翅は伸びずに、茶色くなって固まってきています。
失礼しました。オスだから少しはよいものの、尻が隠せなくて申し訳御座いません。


失敗! カブトムシの羽化 (2010/07/07)

bana_hanasanaide
外国の生き物を野山に放さないで!

2010年7月10日 残りの蛹が羽化しません

7月7日の羽化失敗の翌日には、2匹のオスの皮がグワグワになり、羽化するかと思ったのですが脱皮が出来ずに羽化してくれません。角と頭の部分の皮はカラカラに乾いていて簡単に取れますが、体の部分は丈夫な皮のままです。1日待っても脱皮が出来ず、蛹も全く動かなくなっています。
その翌日以降、他の蛹(オス6匹、メス1匹)も同じような状態で脱皮できずに死んでしまっているようです。
蛹が入っているケースの蓋を開けると悪臭が漂い、異様な雰囲気になりますし、角の部分に触っても全く反応がありませんので、全ての居残り蛹に死亡宣告して、処分することにしました。


何故このようなことになったのかですが、蛹を置いていた環境が悪く、乾燥しすぎたのではないかとも思いますが真実はわかりません。
また、我が家へ残っている殆どは、前蛹の段階で人工蛹室へ入れています。
前蛹の段階での人工蛹室への取り込みは今年が初めてであり、非常に難しいことが判りました。
前蛹の段階で人工蛹室へ取り込んだことも原因の一つになっているのかもしれませんが、これも真実はわかりません。


カブトムシの幼虫を飼育しておられる皆さんも多いと思いますが、皆さんが経験されたことで、他へも役立つと思われる情報がありましたら、本サイトの掲示板へお寄せ下さい。
カブトムシは商売になる昆虫のため、羽化させるための情報は公開しないのだとの連絡も貰ったことがあります。しかし、本サイトでは、カブトムシを売って儲けるようなことはしていませんので、自分が経験したことは日記として惜しみなく書いています。

7月6日の日記に書きましたメス、7月7日の日記に書きましたオスも死んでしまいました。
結局は、我が家へ残っているのはオスが5匹、メスが8匹。
メスが多すぎてハーレム状態ですが、来年用の産卵に頑張ってもらうことにします。

2009年度の決算報告書

昨年(2009年)から飼育してきました55匹の幼虫ですが、前蛹の段階で蛹室を壊してしまうアクシデントが発生。人工蛹室へ取り込んだものの蛹化、羽化に失敗したものが多く、残念な結果に終わりました。

 2009年度の決算報告書 羽化成功 蛹化失敗
羽化失敗
死亡
オス メス オス メス
ペットボトルに2匹ずつ入れていたもの 写真屋へ 13 12 30
近所へ
我が家へ居残り
衣装ケースから前蛹で掘り出したもの 我が家へ居残り 10 25

蛹化、羽化に失敗したものが多かったのは、
前蛹の段階で人工蛹室に入れたことが一つの要因だと思います。
その原因としては、自前の蛹室を壊してしまったこと。
衣装ケースは柔らかくてグニャグニャするため、持ち運びすると蛹室は壊れやすいものです。
この失敗を一つの経験として、次の年からは同じ失敗を繰り返さないようにします。

お知らせ

2009年度のカブトムシの幼虫の飼育日記は終わることにして、我が家へ居残ったオス5匹とメス8匹の状況を次ページに書くことにします。


このページの前後のページもご覧下さい。

カブトムシの飼育(32)(特別版1-7)蛹室・人工蛹室・前蛹・蛹化・蛹
カブトムシの飼育(31):今年は、全ての蛹を人工蛹室で羽化させようと思って掘り出したのですが、殆どか前蛹の状態。蛹化の失敗や、羽化の...
カブトムシの飼育(34) 成虫
カブトムシの飼育(34):今年の成虫飼育は、オス5匹、メス8匹でスタート。産卵床は準備万端。集団見合いで交尾の後は産卵床が作ってある...
トップへ戻る