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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(11) 羽化と交尾を動画で撮影

●このページは、前ページからの続きです

2005年7月26日

今朝のアゲハ時間の夜明けは6時29分。
背番号8が夜明けを待っていました。
今朝は直ちにハイビスカスの鉢に立てかけておきました。

この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
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6時29分
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6時33分
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6時44分
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6時44分
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6時45分
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7時29分

6時44分に様子を見に行ったら、羽化していました。
先ず、割り箸へ掴まらせて、ハイビスカスの枝に引越しさせて、カブトムシの卵探しをしている途中で見たら、飼育箱の蓋の背番号17に掴まっているではありませんか。
下の方へ降りることはないので、ハイビスカスの枝から落ちて、這い登ってきたのでしょう。

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8時29分

30分間くらいそのままにしていたのですが、飼育箱の大掃除や、サナギの糸の修理などをしなくてはならないため、ハイビスカスの枝に戻してやりました。


背番号19
この場所では、羽化した時に掴まるものがないため、2~3日してサナギが固くなったら、飼育箱の蓋へ引越しします。

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背番号21
この姿勢が本来の姿ですよ。

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[2005年7月26日8時46分現在 蛹10+前蛹2+成虫8+死亡1]

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羽化予定日より1日早い場合がありますが、毎日、朝と夕方に確認していないため、サナギになった日でなく、サナギに気が付いた日のズレですね。
怪我をしていた背番号17は、尻をピクピク動かしていますよ。元気です。


台風7号は東寄りに進路を変え、ホッとしています。
(関東地方の皆さんには申し訳御座いません。
今、台風が来てくれたらアゲハの幼虫だけでなく、飼育係の親爺田舎の方が一大事です。
昨年の台風被害の屋根瓦の葺き替えが盆過ぎの予定ですから、それまでは来ないように祈っています。)
飼育箱の中も寂しくなりましたので、橙の木を探し回って、1匹みつけて仲間に入れました。

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2005年7月27日

今朝は、背番号9背番号10の羽化予定日です。
いつものように遅いアゲハ蝶の夜明けは6時40分でした。
しかし、サナギの様子を見ると、背番号9だけが羽化のようです。

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今日は、静止した写真でなく、羽化するところを動画でと企み、ガラクタ三脚にデジカメをセットして待つこと1時間余り。

サナギがピクピクと尻の方を動かす瞬間を見逃せませんので、小さな椅子に腰掛けて、わき目もふらず見つめていました。
なにかテレビで見る動物写真家のような心境で待っていましたよ。

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《《《 とびきり上等な大ニュース 》》》

7時46分、サナギがピクピクと動きました。
アゲハ蝶の羽化です!!

デジカメのボタンを押して、我が家の大蔵省のオバサンを呼んで、サナギの殻を破って出てくるところから、ハイビスカスの枝への引越し、その後、羽を広げたり閉じたり・・・
バッチリと撮りました。
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上の3枚の写真は、動画を撮る途中で、先代のデジカメで撮ったものです。


ナミアゲハの羽化(1)・・・蛹から出てきました 2005/07/27


ナミアゲハの羽化(2)・・・羽が固まるのを待っています 2005/07/27


背番号9が掴まって、羽を固まらせている上には、ハイビスカスの花が3輪。

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途中でセミもお祝いに駆けつけてきて、一緒に大騒ぎしてくれました。

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《《《 その他の3面記事 》》》

背番号21のサナギの姿ですが、綺麗ですよ。

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これは背番号14ですが、背番号9の羽化を待つ間に見ていたら、人が燕尾服を着て立っているようにも見えるし、フクロウのようにも見えるし・・・・

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[2005年7月27日11時06分現在 蛹11+前蛹0+成虫9+死亡1]

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さて、明日は? 楽しみですね。

お知らせ1

昨年は帆船模型作りで忙しく過ごしましたが、今年はアゲハ蝶の幼虫とカブトムシが遊ひ相手をしてくれています。

昆虫(12) カブトムシの幼虫・成虫飼育
岩国市田舎村昆虫館のカブトムシの幼虫・成虫飼育について 田舎村昆虫館 カブトムシの卵が孵化して、幼虫から成虫になるまで飼育、観察して、羽化したばかりの白い翅のカブトムシなど、多数の写真を使用した日記を公開しています。子供さんの夏休みの自由研

毎朝の飼育箱の糞の掃除も大変ですが、綺麗なアゲハ蝶が飛び立ってくれると思うと苦になりません。
これに比べて、同じ「糞」でも、汚くて臭いのが「糞メール」。
皆さんも怒り奮闘と思いますが、私は、「迷惑メール・スバムメール・怪しいメール」を「糞メール」と名付けて、孤軍奮闘で撲滅運動を実施中です。

2005年7月28日

今朝は6時42分が夜明け。背番号10の羽化です。
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今朝は静かに羽化させてやろうと思って、1時間くらいしてソッと見に行ったら、今朝も一大事!
羽化したばかりの背番号10が飼育箱の蓋の下に墜落。
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直ちに救助隊を出動させて、ハイビスカスの枝に引越し。
(GARAKUTA救助隊は救助より証拠写真撮影が先行します。)


[2005年7月28日8時36分現在 蛹10+前蛹0+成虫10+死亡1]

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羽化した後、サナギの抜け殻を取り外していますが、身体を引っ張っている糸の強さには驚かされます。
あの幼虫が前蛹になる時に、どのようにして糸を作っているのでしょうか?

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