2007年8月29日
イガイガは勿論のこと、肌の模様も綺麗になってきました。
まだまだ豆粒くらいですが、硬い百合の葉をよく食べますよ。
2007年8月30日
サボテンも歯がたちませんよ。 |
2007年8月31日 午前
2007年8月31日 午後・・・接写レンズを工作して使用
見事なイガイガの出来栄えですね。
脱皮したばかりのようですね。
イガイガの準備も整いました。
2007年9月1日
怪事件発生。
昨日まで掴まっていた葉の下に血痕らしきものを残して1匹が行方不明。
明日、改めて捜査します。
左の写真の裏が見える葉ですが、虫のテンコ盛りです。
ルリタテハの幼虫を知らなかったら、「庭の大事な草花を食い荒らす憎っくきヤツめ!」と一喝のもとに、殺虫剤。
今年は、害虫も我がもの顔で飛び交っています。
イガイガが立派になりました。
2007年9月1日 ルリタテハの幼虫の食料事情
花が終わった後、球根を大きくするために残してある百合。
この百合は枯れていきますので早く蛹になってくれないと食いはぐれですよ。
先日までは、「あまり好きな花ではないから」と言われて、増えないようにされながら30年ばかり生き長らえてきたホトトギス。
これからは、表舞台で活躍します。
2007年9月2日 大事件発生!・・・セグロアシナガバチ
怪事件に引き続き、大事件発生!
9月1日の怪事件の犯人を発見。しかし、逮捕には至らず。
昨日行方不明になった幼虫を探しに、百合の鉢の所へ行ってみたら、もう1匹の幼虫はイガイガの服を残し、周りには糞らしきものと血痕を残して行方不明。今朝は大事件の現場へ足を踏み入れてしまったような気がします。
イガイガの服だけが残っているのなら脱皮でしょうが、この幼虫は、8月31日、既に脱皮らしき証拠が防犯カメラに収まっていましたよね。
まあ何があったにせよ、どこかに幼虫が隠れていて、助けを求めていないかと探していましたら・・・
現場周辺を歩き回る怪しい虫影。しかし、この程度の小物にルリタテハのイガイガに触る度胸もないでしょう。
犯人は別にいる。
なにやら、イガイガの残骸に忍び寄る怪しい足音が聞こえ始めたと思った途端に、目の前に現れた1匹の殺し屋!
ニャロメ!
私でさえ触ったことのない幼虫のイガイガを・・・
「犯人は、必ず現場へ舞い戻ってくる」・・・まさにその通りでした。
犯人は、私が見ているのも全く気にせず、幼虫のイガイガを突いて、幼虫の残りを美味しそうに食べ始めたではありませんか。
皆さん、耳を澄ませて聞いてみて下さい。何か聞こえませんか?
「食べる」と言うよりは「むしゃぶりつく」音。「入れ歯で幼虫の骨を噛み砕く」音。
この犯人の蜂の名前は判りませんが、スズメ蜂ハンターが、スズメ蜂に目印のコヨリを付ける時に与えたコオロギかバッタかを食べる時の食べっぷりとおなじではありませんか。
見ているだけでも「凄い」を通り越して、「恐ろしい」光景でした。
とにかく、今後のこともあるので、犯人蜂の顔写真は何枚か撮って、私の部屋に置いてある殺虫剤「**ジェット」を取りに行って、狙いを定めてシュッ!と一発。
スプレー式は噴出ガスにより冷えますので、スズメ蜂でも一度は墜落するのですが、まんまと逃げられてしまいました。
この蜂は何と言う蜂かは判りませんが、大きい2匹の幼虫で美味しさを知ったからには、残っている豆粒幼虫も被害に遭う可能性が大です。
このルリタテハの幼虫は、葉だけちぎったスミレを食べるツマグロヒョウモンのように、葉だけちぎって、萎れかけた百合をたべるのでしょうかね?
食事の方法を勉強して、早めに飼育箱へ隔離することを考えなければなりません。
ルリタテハの幼虫をむしゃぶりついて食べた獰猛な蜂ですが、私の安物のポケット版の図鑑では「セグロアシナガバチ」ではないかと思われます。
セグロアシナガバチであればスズメバチの親戚であり、餌はチョウやガなどの幼虫らしいですから、あの時の獰猛さはうなづけます。
時々、橙の木の葉で、黒い汁などの痕跡を見掛けるのですが、ナミアゲハの幼虫なども被害に遭っているのかもしれません。
お知らせ
無事に羽化してくれることを楽しみにしていた2匹の幼虫ですが、2匹ともナントカ蜂に攻撃されてしまい戦死してしまいました。
岩国には、岩国市民の民意を無視した米海兵隊の航空基地があるというのに、反撃すらせずに狸寝入り。吠えるだけのブッシュも役に立ちませんでした。
しかし、2007/08/26に発見した卵から孵化した幼虫たちが何匹か頑張っています。
これらの豆粒のような幼虫の姿を、今後もお目に掛けることにします。
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