ルリタテハの飼育(6):ルリタテハの産卵、卵、卵の孵化、幼虫の様子を詳しく写真で紹介しています。ユリの球根を植えている方は、咲き終わった後の残骸を残しておいて下さい。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
お知らせ・・・日付の前の★印について・・・VIP Roomの5匹の幼虫
8月24日からルリタテハの産卵に気付き、8月29日から孵化した幼虫が湧き出てきましたが、これから何日間かは孵化が続くと思います。
現在、5匹の幼虫を入れた容器(VIP Room = 観察用)と、何匹かは判らないが手当たり次第に入れた容器(クモなどの被害防止用)の2つがあります。
VIP Roomの5匹の幼虫については、1日くらいの前後があるのも混在しているかも知れませんが、8月24日産卵、8月29日孵化として、今後の日記は、この5匹を中心に書くことにし、この5匹に関係する日記の日付の前に★[VIP Room]印を付けることにしました。(このページから始めます。)
★印の付いた所を辿れば、産卵からの羽化までの様子が判る(?)と思います。(判るようにしたいと思います。)
★[VIP Room]2008年8月24日 産卵・・・卵を発見・・・3個です
今日の午後は町内(とは言っても広いですが・・・)のお年寄りの行方が判らなくなったと消防署の広報車が回っているので、詳しいことを聞こうと思って庭で耳を澄ませていたら、突然目の前にアゲハとは異なる蝶が・・・
何だろうかと見ていたらユリの残骸へ。
ルリタテハです! ルリタテハが産卵です!
カメラがピントを合わせようとすると飛び立って他の葉へ移動。これを何度も繰り返しましたが、ルリタテハがユリの葉へ掴まっている証拠写真は撮ることが出来ました。
ルリタテハが飛び去った後、ユリの葉の裏側を一枚ずつ徹底的に調べました。
たったの2個ですが卵を見つけました。1mmくらいの小さな卵ですが、まぎれもなくルリタテハの卵です。これから蛹になり羽化するまで、大事に育てなければなりません。
早目ですが、卵のうちから網タイツのようなネットを被せておきますよ。
ところでルリタテハですが、去年も今年も、カサブランカ、それも球根の値段の高いゴールデンカサブランカや、パープルカサブランカなどにしか産卵してくれません。我が家だけのことかもしれませんが、崩壊した年金の中から、毎月、蛸壺の貯金箱で貯めた小遣いで買う球根ですから、大サービスかもしれません。 ホトトギスもありますが、これには産卵してくれません。
数少ない貴重な卵ですし、ユリの残骸の鉢の場所が、8月9日に隣の家がスズメバチの大捕り物をやったスズメバチの巣があった場所から2mしか離れていません。巣は全て取り払ったとはいえ、まだ残っているように思えますので、夕方、ネットを被せに行きました。
ネットを被せる前に葉を1枚ずつ再点検。 ありました! 葉の表に1個。
3個の卵が落ちないように注意してネットを被せました。
2008年8月25日 今日も産卵・・・卵を5個発見
午後、ツマグロヒョウモンのスミレの葉を集めて狭い庭へ潜っていたら目の前をルリタテハが通過。 めったに気が付かないルリタテハですから、徹底的に追尾しました。 玄関へ行ったり裏へ回ったり・・・ サボテンへ立ち止まったり、生垣に立ち止まったり・・・カメラを持って追っかけ回しました。
そのうちユリの残骸へ立ち止まって産卵らしき行為。
ルリタテハが飛び去った後、直ちに卵の捜索を開始し、ユリの残骸約10本の葉の裏と表を虱潰しに調べて、5個の卵を発見しました。
これまで幼虫を見つけたのは葉の裏でしたが、葉の表にも産卵することが判りました。
それと、1ポット99円の安物のユリは敬遠して産卵しません。昨日も今日も産卵したのは1球が500円以上したカサブランカです。緑々として元気のある安物のテッポウユリよりは、葉が黄色くなり始めていても高価なカサブランカですよ。
(写真は、卵の部分がピンボケしたものがありますが、ルリタテハの卵の特徴は現れています。)
昨日と同じように卵の周りにマジックインキで丸で印をして、産卵日を書いておきました。
最後のユリを調べている時にスズメバチが顔の横を通過。
卵にネットを被せておきました。
卵はあちらこちらに散らばっていますので、孵化して何日か経ったら、1ケ所に集めます。
2008年8月26日 今日も産卵・・・卵を2個発見
今日も庭でルリタテハを見かけました。24日から連続で3日間ですよ。
例によって例のごとくカメラを取りに行ったのですが、その間に逃げてしまいました。
それではと、ユリの葉を徹底的に調査。卵を2個発見しました。
今日は2個とも葉の表側です。裏を覗き回ると身体検査を誤魔化した大臣が嫌がりますので、今日は表側だけの調査にしておきました。
もちろん、事務所経費の誤魔化しがバレて、絆創膏で変装して逃げられたら困るので、ネットを被せて逃走防止をしておきました。
ルリタテハも産卵から孵化まで5日間くらいでしょうか?
29日から毎日、ユリの葉のチェックが欠かせませんよ。
今のところ見つけた卵は10個ですが、他にも産んでいる可能性が大です。葉を齧っている痕跡が見つかり、幼虫が見つかったら、1ケ所に集めることにします。
昨年、ルリタテハの幼虫がユリの残骸に住み着いていることを知るまでは、ユリの葉を食い荒らす憎っくき害虫だと思っていました。ユリの球根を植え始めたのは会社を卒業してからですが、何年間かは殺虫剤の雨を降らされていたんですよ。 紫色の小さな花を咲かせるスミレを食い荒らすツマグロヒョウモンの幼虫も同じ運命だったんですね。
2008年8月26日(2) 卵を16個発見!
今晩から雨が降りそうなので庭に散らかしてあるもので濡れてはならない物を軒先へ入れて支度を完了。軒先に置いてある鉢には水をやっておこうと思って水道の蛇口の所へ行き、傍のホトトギスを見たら、なんと、ルリタテハの卵! 小さな1枚の葉に5個も産み付けられていたり・・・
ざっと数えただけで16個! 上の3枚の写真は一部だけです。いつ産み付けたのか判りませんが、驚き・桃の木・山椒の木です。
雨がポツリポツリと落ち始めたので、ネットの袋をかけておきました。
なお、我が家にあるホトトギスは10本くらい生えています。
このホトトギスは年代ものでして、我が家を建てた頃に誰かが持ってきて植えたと思いますので、37年くらい前からあるものです。
このホトトギスも植えた当初は、害虫がついて葉を食い荒らすので困ったものだと思っていましたよ。