キアゲハの飼育(32):キアゲハの幼虫は水に弱いです。パセリを瓶にさして飼育する時は。溺れないように注意して下さい。今年も越冬蛹になりましたので、2008年の日記を終わります。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年10月29日 パセリは大丈夫・・・食べています
今朝の気温は室内で18度です。
室内へ入れてから、日暮れとともにダンボール箱を被せ、夜明けとともにダンボール箱を取り除いて、自然と同じ1日の時間割にしています。昼間の時間が長くなったり短くなったりすると、幼虫時計が狂ってしまい、ストレスは蓄積。幼虫から聞いたわけではありませんが、これも死因の一つではないかと思い始めて、出来るだけ自然に近い方法で飼育しなければならないなと反省しています。
写真は、ダンボール箱を取り除いた直後です。霧の中の摩周湖のようですが、飼育箱の外から撮っています。約30年前から使っている飼育箱ですから、プラスチックは傷だらけでスリガラスのようになっています。
パセリは萎れていません。昨日のパセリ騒動はどうしたことだったんでしょうか?
2008年10月29日 食欲旺盛
午後見たら、飼育箱の中パセリは思った以上に無くなっていました。
昨日の午後入れ替えたので丸一日です。昨日までの2日分を、ほぼ1日で食べてしまいました。しかし食べる幼虫は減っています。昨日の飢饉で、腹の皮と背中の皮がくっ付いていたのでしょうね。
パセリは余裕がありますので、たっぷりと入れておきました。
2008年10月29日(2) [背番号2008-126]が蛹になりました
午後には前蛹の皮が白っぽくなり、ブヨブヨとしてきたので蛹化だなと思い、飼育箱の中を睨みつけていましたが一向に脱ぐ気配はなし。
夕方遅く、暗くなってなら見たら蛹になっていました。
2008年10月30日 幼虫は何℃まで耐えられるのでしょうか?
今朝も室内は18℃です。
飼育箱に被せたダンボール箱をチョッとだけ開けて様子を見たら、飼育箱の底に寝そべったのが1匹。頭の方側がプックラと膨らんでいますので生きています。まさか、糞だらけの飼育箱の底の水平な所で前蛹になるつもりではないでしょうね?
私は3時半に起きて、上は2枚着て、スボンも2枚はいて防寒スタイル。飼育箱は部屋の中とはいえ寒いですから、幼虫の足が固まってしまっておちてしまったのでしょうか?
隣のナミアゲハのケースの中では、終齢への脱皮が遅れているのがいますし、小さな幼虫は死んでいます。これも寒さのせいでしょうね?
朝日が昇ったら日当たりの良い所へ出してやります。
太陽が出てから日の当たる所へ飼育箱を出しましたが、他の終齢を含めて3匹とも固まったままで全く動きません。屋外は冷え込んでいて、日の当たっても暖かくならないのでしょうね。
昼前に部屋の温度が20℃を越えていたので、飼育箱を室内へ戻して、スリガラス越しに日が当たる場所へ置いていたら、3匹とも歩いたり食べたりし始めました。
昼食後には室内は23℃まで上がりました。
3匹のうち2匹(と思います)は下痢便をして、飼育箱の中を歩き回っています。
キアゲハは20℃くらいが活動の限界でしょうか?
2008年10月30日(2) 3匹が前蛹の支度に入りました
午後は外出する前に、飼育箱へ割り箸3本を入れておきました。帰ってみたら、終齢3匹が割り箸1本について1匹掴まって、前蛹の支度をしていました。これで5匹が越冬蛹になれそうです。
と思ったのですが・・・
3匹の写真を撮ろうと思って割り箸を持ち上げたら、3匹とも歩き始めました。
割り箸を昇りきったら下へ。割り箸の上下をひっくり返すと昇る。そして下へ。
付き合いきれないので放っておきました。
2008年10月31日 2匹が前蛹に・・・[背番号2008-133][背番号2008-134]
昨日、前蛹の支度をしているなと思っていたら、突然歩き始めた3匹のうち2匹が昨夜のうちに前蛹になっていました。[背番号2008-133][背番号2008-134]とします。
もう1匹([背番号2008-135]とします)は、1本の割り箸の[背番号2008-133]の上に掴まっていますが、飼育箱の底には夜の間に糞を20個くらい落としていますし、下痢便が見当たらないので前蛹はまだ先ですね。このままの位置で下痢便をされると[背番号2008-133]にドサッとかかりますので割り箸の位置を変更しておきました。