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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(60) 背中に掛ける糸作り、糸掛け(動画もあり)

キアゲハの飼育(60) 背中に掛ける糸作り、糸掛け(動画もあり)


[背番号ki-03] (2014/07/13)

P20140713-P1050999


[背番号ki-01]などの表示は2014年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。

2014年7月11日 [背番号ki-13]を蛹の保護ポケットへ、 [背番号ki-20]をケースの壁から剥がして割り箸へ

[背番号ki-13]
羽化に向けての準備をしていたら、糸に掛かっていた尻尾の先端が外れてしまいました。
尻尾の先端に糸くずでも付いておればセロテープで補修したのですが、何も見当たりません。
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こうなれば蛹の保護ポケットですね。
直ちに作って、入れておきました。
P20140711-P1050904


[背番号ki-20]
セロテープを利用して、ケースの壁から剥がして割り箸に貼り付けました。
P20140711-P1050906

2014年7月12日 [背番号ki-33][背番号ki-34]が前蛹

昨日の夕方、下痢便が終わって、割り箸に掴まっていた[背番号ki-33][背番号ki-34]を蛹用のケースへ隔離しておきましたが、今朝見たら、弓なりになっていました。


[背番号ki-33]
P20140712-P1050922


[背番号ki-34]
P20140712-P1050923


現在、幼虫のケースに残っている終齢幼虫は3匹です。
今朝は、パセリの森の枯れ葉などを除去したり、根元近くにパセリの種を追い播きしたりしましたが、キアゲハの幼虫は1匹も見当たりませんでした。小さいのが3匹は残っていたのですが、何かに襲われたのでしょうか?
幼虫のケースに残っている3匹が前蛹になったら、一区切りつきます。

2014年7月12日 我が家への残留蛹の羽化の準備

今日は、7月2日から7日の間に蛹になった[背番号ki-01][背番号ki-02][背番号ki-03][背番号ki-07][背番号ki-09]を蛹のケースから取り出して、各々の蛹の頭上に、羽化した時に掴むことが出来るように、横向きの棒を取り付けておきました。
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残りは、蛹の皮が固まって、アオムシコバチに産卵されないだろうと思われる日数の経過を見計らって、順次、蛹のケースから取り出して支度を整えます。

2014年7月12日 残り3匹です
[背番号ki-35][背番号ki-36][背番号ki-37]で登録してケースへ保護

幼虫用のケースに残っていた3匹の終齢幼虫が下痢便が済み、ケース内を歩き回り始めましたので、割り箸に掴まらせて別のケースへ入れ、[背番号ki-35][背番号ki-37][背番号ki-38]で登録しました。
入れてから暫くはケースの壁や割り箸を歩き回っていましたが、そのうち諦めたのか?割り箸の上で動かなくなりました。


19時前頃に[背番号ki-35]が背中に掛ける糸を作っているのが確認出来ました。
下の写真はケースの外から撮ったものです。
P20140712-P1050926


19時過ぎた頃に、[背番号ki-36]が下向きになって頭を振っているのに気が付きました。
割り箸に尻尾の先端を引っ掛けるための糸張りです。
動画撮影の準備をして、動画を撮っておきました。
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尻尾の先端を引っ掛けるため、割り箸に糸張りしているキアゲハの幼虫(2014/07/12)


次に、幼虫は向きを変えて、先ほど張った糸へ尻尾の先端を引っ掛けるところを動画で撮影。
尻尾の先端は見えないでしょうが、上手に引っ掛けましたので、じっくりと動画をご覧下さい。


張り巡らせた糸に尻尾の先端を引っ掛けるキアゲハの幼虫(2014/07/12)


続いて、背中に掛ける糸作り。
これも、途中の一部分だけですが、動画で撮りました。
動画を撮る時は明るいライトを点けていましたが、通常は、真っ暗な中でも糸作りをします。
持って生まれた超能力でしょうね。
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背中に掛ける糸を作るキアゲハの幼虫(2014/07/12)

P20140712-P1050937


なお、出来上がった糸を背中に掛ける様子は本日の撮影を省略しましたので、7月10日の日記に挿入してある動画を代わりにご覧下さい。

[背番号ki-37]については幼虫にお任せです。明朝、前蛹になっているのを楽しみにしましょう。

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