
ツマグロヒョウモンの飼育(特別号):体長3mmのツマグロヒョウモンの幼虫を発見して、この幼虫だけを別にして飼育しました。羽化まで漕ぎ着けましたが、翅が広がりきらず、羽化は失敗に終わりました。
8月25日、庭のあちらこちらに生えているスミレを寄せ集めていましたら、葉の裏に体長3mmのツマグロヒョウモンの幼虫がくっ付いていました。 孵化して1日目か2日目くらいと思いますが、他の幼虫とは別に、特別室で羽化までを見守りたいと思います。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年8月25日 体長3mmの幼虫が仲間入りしました [背番号2008-SP]
庭で見つけた幼虫を、見つけ次第飼育箱へ入れていたら、飼育箱の中は30匹になっていました。
今朝は飼育箱の中の食料のスミレは茎だけ。午後、庭のあちらこちらに生えているスミレの葉を掻き集めていましたら、スミレの葉の裏側に体長3mmの幼虫!孵化して1日目か2日目くらいでしょうか?
飼育箱の先輩たちのところへ仲間入りさせたいと思いましたが、糞の掃除の時に糞とともに水で洗い流すことになるため、くっ付いていたスミレとともに小さなパックに入れました。
入れてから2時間後に見たら、非常に小さな糞が5つくらいありましたので、ゴミではなく、間違いなく幼虫です。夕方覗いてみたら、スミレの葉の下側に隠れていました。
[背番号2008-SP]の番号をつけて、このページで様子をお知らせします。
2008年8月26日 体長6mmです
胃腸の調子は良好。よく食べ、小さな糞がいっぱい。
スミレの齧った所を見て下さい。昨日は3mm、今日は6mm(背伸びしていると思いますが)。
美味しいのでしょうね。
2008年8月27日 体長7mm
スミレの葉が萎れかけていたので取り替えたのですが、新しい葉はバケツから取り出して間もないもの。葉が濡れていたので嫌がったようで、最初は茎の近くを齧っていました。
夕方に身体検査。身長は7mm。胸囲は測ることが出来ませんが、大きくなっています。
小さいながらも体の模様が見え始めました。
2008年8月28日 体長9mm、体に模様、棘が現れました
今日は身長測定器を置くのを忘れましたが、スクスクと大きくなり、9mmになっていました。
写真を撮る時には気が付かず、今になって気が付いたのですが、写真の左上の黒い物。糞にしては大き過ぎるので脱皮したのでは???
幼虫部分の拡大です。
昨日と比べたら、体の模様が変わりましたし、棘のトゲトゲしさが現れました。
2008年8月29日 体長14mm! 急に大きくなりました
朝見たら、スミレはバリバリに齧られていますが、幼虫の姿が見えません。
糞は大きいものから小さいものまで様々。
その中に、糞とは異なるものが混ざっています。よく見ると皮のような感じのものです。
これが脱皮した皮と思われます。(昨日の黒いものは糞ですね。)
幼虫の形からみると、昨日見た時は脱皮して2齢幼虫になっていたのですね。
夕方見た時は更に齧っていましたので、もう1枚スミレを追加しておきました。
2008年8月30日 体長17mm 脱皮した皮
身長は17mm。胸囲は?
残念ながら胸囲は測ることが出来ませんでした。
ところで食べているのは昨日追加した葉ですが、葉の先端(写真の右端)の黒い物をご覧下さい。黒くて棘があり、ウニのような物体といえば脱皮した皮です。
黒い物体の部分を切り抜いて拡大してみました。
間違いなく脱皮した皮です。
となると不思議です。
28日には体の模様が変わり、29日には棘はありませんでしたが皮のようなものを確認し、幼虫の頭は黒くて大きかったので脱皮したなと思っていたのですが、昨夜が正式の脱皮だったんでしょうか? それとも飼い主を誤魔化そうとして脱いだ皮を隠していたのでしょうか?
2008年8月31日 体長20mm
食べ盛り、育ち盛りになったようです。
昨日の2枚の葉は全て食べていましたので、3枚入れておきました。
2008年9月1日 体長25mm
伸びています。1日で5mmも伸びています。
2008年9月2日 体長30mm
容器の壁に掴まったり、食べ残したスミレの茎に掴まったり・・・棘も立派になりました。
動きが活発になり、身長測定時の撮影が難しいため、今日は寝ぼけ眼と思われる朝早く測りました。
2008年9月3日 体長40mm
今日も朝早く身長測定。40mmです。なんと、1日で10mm伸びましたよ。