ツマグロヒョウモンの飼育(11):2月の庭で、越冬中のツマグロヒョウモンの幼虫を捕まえました。3月には、幼虫は越冬から目覚め、パンジーの葉をバリバリと食べていました。
[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2009年1月1日 5匹の幼虫が2009年を迎えました
[背番号2008-130]、 [背番号2008-131]、[背番号2008-137]、[背番号2008-138]、[背番号2008-139]の5匹の幼虫が無事に2009年を迎えました。
昨年に続き、ツマグロヒョウモンの幼虫の越冬中の様子を日記に書いていくことにします。
昨年末までの様子は、
2008年・ツマグロヒョウモンの飼育(10)
5匹の個人情報は
2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧
にありますので、合わせてご覧下さい。
2009年1月5日 越冬中の幼虫の様子
幼虫で越冬中のツマグロヒョウモンです。
1匹は鉢に被せたネットの天井。もう1匹はネットの下の方で日向ぼっこです。
この他は、パンジーの中に隠れていると思います。
2009年1月10日 [背番号2008-130] 前蛹になりました
正月が明けてから、1匹の幼虫がネットの天井にしがみついていましたので何事かなと思っていました。
昨日確認したら、足が浮き上がっているではありませんか!
まさか、この寒い時に蛹化ではあるまいと疑ったのですが、今朝見たら、頭側の一対の足を離したら垂れ下がって前蛹になるスタイルでした。
今晩は雪が降りそうな気配なので、ツマグロヒョウモンの越冬の館(?)は小屋の中に入れようと思ってネットの中をみたら・・・
トゲトゲの頭を垂れ下げて前蛹になっていました。
この前蛹は[背番号2008-130]とします。
この寒い時に羽化するアゲハもいますし、蛹になろうとするツマグロヒョウモンもいるんですね。(ツマグロヒョウモンの幼虫は屋外に置いたままですから、自然のままです。)
2009年1月23日 [背番号2008-130] まだ前蛹です
1月10日から13日目。
[背番号2008-130]は前蛹のままです。
この寒空の下。コートを脱ぐ(脱皮)わけにはいきませんよね。
2009年2月9日 [背番号2008-130] 尻が外れて墜落してしまいました
急に暖かくなりました。予報では、今週は3月上旬の気温になるらしいです。
裏の物置に入れておいたツマグロヒョウモンの越冬の館を日当たりのよい所へ出すことにしました。
鉢の受け皿を持って、衝撃を与えないように運んだつもりだったのですが、[背番号2008-130]の前蛹の尻がネットから外れて落ちてしまいました。
鉢の受け皿に置いたままにしておくことにしました。
2009年2月13日 4月上旬の気温 + 春一番
今日は、4月上旬の気温とのこと。
「地球温暖化 –> 異常気象 –> 冬にツマグロヒョウモンが乱舞」・・・こんなことにならなければ良いのですが・・・
風が強かったので、エアコンの屋外機の上のネットを被せた越冬用のパンジーの鉢を庭に降ろしました。
春一番が吹いたとのことです。
2009年2月14日 越冬中の幼虫を4匹捕らえました
今日は4月の上旬の気温になるとかで、半袖のシャツで庭の草取りをしました。
先ず最初に、スミレが植えてある鉢と、明日葉が植えてある鉢の位置を変えて草取りの準備。
スミレが植えてある鉢を見たら、縁の所にツマグロヒョウモンの幼虫が1匹。体長は約2cm。 枯れたスミレの葉の下に潜んでいたのが、暖かいので出てきたのでしょうか?
直ちに越冬の館のパンジーの葉の上に乗せました。
それから5分もしないうちに、「幼虫!」とオバサンの声。庭の生垣の根元のスミレの残骸の所で1匹捕らえました。
その後、球根が植えてある所に生えているハンジーらしき葉の上で3匹目を発見。
これも、越冬の館のパンジーの葉の上に乗せておきました。
草取りも終わり、道具や草の後始末をしていたら、地面の上を1匹の幼虫が這っているではありませんか!
「這っている」と言うよりは、「小走り」ですね。
これも捕らえて越冬の館へ入れました。
今日は幼虫を4匹発見。体長は全て、約2cm。 昨年の秋に孵化した、越冬中の幼虫ですね。
一昨年、ツマグロヒョウモンは幼虫で越冬すると教えてもらいましたが、やっと自然の中での越冬に出会うことができました。 これまでにも出会えていたのかも知れませんが、関心がなかったので目に止まらなかったのでしょうね。
2009年2月20日 ビオラの葉で幼虫発見
ビオラの花柄摘みのオバサンから1匹もらいました。
体長は10mmです。
太陽の光を受けて、暖かい日には、葉の上に出てくるようです。
2009年2月23日 枯れたスミレの鉢で4匹発見
今日は、スミレを寄せ集めて植えてある鉢で、徹底的な幼虫探しをしました。
昨年は青々と繁っていたスミレですが、葉は枯れてしまい、鉢の上には鬱金(うこん)の桜の枯れ葉も落ちています。
万一、この鉢で幼虫が越冬することになったら、防寒用にと思って枯れ葉を残しておきましたが、少しは役に立ったのでしょうか? スミレは、今年の新しい芽が出ています。
4匹の幼虫を発見しました。
発見した幼虫は、全て、ネットを被せた越冬用のパンジーの鉢へ引越しさせています。