
キアゲハの飼育(40):蝶が、産卵された卵から羽化まで育って、無事に飛び立って行けるのは2%でしたか? 翅が片側しか広がっていない羽化したばかりのキアゲハを見かけました。
今年は迷いに迷ったのですが、キアゲハはケースへ取り込んでの飼育は止めて、庭のパセリの幼虫の様子などをお伝えすることにします。
[背番号2010-*]の表示は2010年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2010年9月19日 [背番号2010-058]が羽化して、蛹は蛻(もぬけ)の殻
[背番号2010-058]で登録して、庭のコンクリートブロックに残していた蛹が羽化しました。
今日は、日本の土地でありながら米軍に占領されたままで治外法権の米軍岩国基地内へ公式に入れる1年に2回のチャンスの1日です。
朝7時に出掛けましたので羽化を見ることが出来ず、昼前に帰ってから確認したら、蛹は蛻(もぬけ)の殻。
蛻(もぬけ)の殻ということは、環境の最悪の場所でありながらアオムシコバチにも襲われずに無事だったということです。
午後、[背番号2010-058]の蛹があった近くを通ったら、なにやら異様な形のものが翅をバタバタしながら芝生の上を飛び跳ねました。
見た瞬間には異様な物と感じましたが、交尾でした。
[背番号2010-058]がメスで、どこかから風来坊がやってきたのかもしれません。
2010年9月22日 翅が片方しか広がっていないキアゲハ
ホトトギスに居座っているルリタテハの幼虫は残っていないかとチェックして後ろを振り返ったら、壁にキアゲハ。
このキアゲハは異様な姿だなと思ってよく見たら、片側の翅が広がっていませんでした。
蝶が、産卵された卵から羽化まで育って、無事に飛び立って行けるのは2%でしたか?
こんな姿になることもあるんですね。
2010年9月23日 [背番号2010-059]が羽化していました
今朝はナガサキアゲハ[背番号2010-057]の便秘騒動に気を取られていて、蛹のケースを確認したのは7時15分。
[背番号2010-059]は既に羽化していて、小さなケースの中で翅を開いていました。
この[背番号2010-059]は蛹化から8日ですから、彼岸の今頃はもう少し遅れるだろうと思ったのが大間違い。
一昨日(9月21日)も私の部屋で36℃を記録した今年の猛暑。[背番号2010-059]は、今も真夏と感じていたことでしょう。
2010年9月23日(2) 幼虫の餌にするパセリは無くなりました
猛暑、酷暑の名残で、一昨日(9月21日)は36℃を記録した我が家ですが、何と言っても彼岸ですから、庭の畑部分は種蒔き、球根植え付けなどの支度。
生ごみを腐らせたもの、鶏糞、苦土石灰などを混ぜ込むのに邪魔なパセリの残骸を引き捨てました。
残っているのは写真のように、70cm X 15cm程度の部分に残してある苗程度の大きさの10本程度です。
これは暑い夏の間に種蒔きしてなんとか大きくなったもの。これを食べられては来年用の元も子もなくなるので、10個くらい付いていた卵は全て隣の畑に投げ込んでおきました。
今年のキアゲハの幼虫には今後は出会えないかもしれませんね。
お知らせ
僅かなパセリですが、キアゲハが産卵に来てくれないかと期待していたのですが、キアゲハの姿も見ませんし、パセリには幼虫も居ません。
今年の異常気象はアゲハの世界にも影響を及ぼしているのでしょうか?
少し早目ですが、2010年のキアゲハの日記はこのページで終わることにします。
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