2012年5月30日 パセリを食い荒らす犯人が判明
キアゲハの食料として植えてあるパセリを食い荒らしている犯人を逮捕しました。
今年は何故か?パセリの葉の先端を齧られているが、齧り痕ほどにはキアゲハの幼虫は見当たらないし、何か変だなと思っていました。
齧られたパセリの先端は黄色くなって枯れていて、キアゲハの幼虫が食べた痕跡ではありません。
目を見開いて見たら、モンシロチョウくらいの小さな黄緑色の幼虫。
パセリにはキアゲハの幼虫が住み着いていることではあるし、モンシロチョウの幼虫程度なら食べさせてやろうと思って放っておいたのですが、1週間くらい前から毎日のようにセグロアシナガバチが飛来してパセリの中へ入り込み、ゴソゴソと何かをしたら飛び立っていくようになりました。
セグロアシナガバチが来るのは、パセリに何かの幼虫が居るはずだと思ってパセリの中を徹底的に探したら、なんと、大きな蛾の幼虫!
これはセグロアシナガバチにとってはご馳走山盛りの晩餐です。
幸いにも、キアゲハの幼虫が餌食にならなかったのは良かったです。キアゲハの幼虫はあまり動きませんので気がつかなかったのでしょうが、一旦味を覚えると、徹底的に襲撃してきます。
ところで、この写真の虫ですが、調べてみたらヨトウガの幼虫。10匹くらいみつかりました。
このまま放っておいたらセグロアシナガバチの餌場になるし、キアゲハの食料も食べつくされる恐れもあるため、住み着いているキアゲハの幼虫が居ないことを確認したので、パセリに徹底的に殺虫剤を散布することにしました。
使用した殺虫剤は「スミチオン」。
半日後くらいに確認したら、ヨトウガの幼虫は15匹くらい地面に落ちていました。
2012年6月1日 蛹を飼育箱から蛹のケースへ引越し [背番号2012-012][背番号2012-013][背番号2012-014]
[背番号2012-012][背番号2012-013][背番号2012-014]がくっ付いている飼育箱は、カブトムシなどへ使用しますので、キアゲハの蛹には退去命令。
セロテープを使って剥がして引越し(強制退去)させました。
以下は、引越しの様子です。
[背番号2012-012]
飼育箱の隅にあったため見事にセロテープによる剥がしを失敗。
新聞の折り込み広告の紙を使って、直ちにポケットを作りました。
ポケット完成。
この中で羽化してもらいます。
[背番号2012-013]
これは成功。
背中の糸と尻尾の糸の間隔も理想的(?)です。
[背番号2012-014]
これはセロテープを使って剥がした後、背中に掛けた糸側を割り箸に貼り付けたところです。
続いて、尻尾側の糸を貼り付けて、背番号札を貼り付けて引越し終了。
あとは、羽化予定日を待つだけです。
寄生バチなど、オバケのようなものが出てこないこと祈っています。
2012年6月7日 [背番号2012-012]が羽化しました
今朝は少し寝過ごしてしまって4時50分に起床。
蛹のケースの中では、ポケットに納まっている[背番号2012-012]が羽化を予告。
あまりにも綺麗だったので、ポケットから取り出して記念撮影。
記念撮影の後は大急ぎで羽化場の準備。
蛹の頭側の白い点は、ぶら下り棒を接着した木工ボンドが付いてしまったものです。
室内の灯りを点けて人工的に夜明けにしてから35分。
5時25分に[背番号2012-012]の様子を見たら、羽化してしまっていて、翅はだいぶ広がっていました。
この[背番号2012-012]ですが、何かに怯えているのか?イラついているのか?
一時もじっとしておらず、翅が広がりきらないまま、ぶら下り棒を右往左往。
早目に庭へ出すことにしました。
庭へ出したのは5時50分です。
その後、7時5分に庭へ出て様子を見たら、パッと翅を開いてくれました。
お知らせ
今年もキアゲハの羽化を見ています。
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