アオスジアゲハの飼育（１０）　越冬蛹編・ヤドリバエに白い卵を産み付けられた

２０１０年１１月５日　[背番号2010-E05]・・・国会議員に負けない証拠隠滅

朝見たときには、昨日の夕方食べ残した葉に掴まっていました。

今日は午後の暖かい時に食事。　昨日の食べ残しの葉を食べていました。

もう少しで葉を食べ終わるかなと思ったころに後すざり。
葉の、枝への付け根の所を齧っているようだなと思って見ていたら、それまで齧っていた葉がポロッち落下。食べている時の動画は撮っていたのですが、残念ながら、葉がポロッち落ちた時は撮っていませんでした。噛み切る前と噛み切った後は写真を撮っていますのでご覧下さい。
 

食べた痕跡が残っている葉は、証拠隠滅のために噛み切って落としているんですね。
証拠のフロッピーのデータを改竄しても簡単にバレてしまう程度の大きな頭に脳味噌が満杯の主任検事。これに比べてゴマ粒ほどもないアオスジアゲハの幼虫の脳味噌。臓器移植で少し分けてあげたいものです。

これは噛み切って落とした葉です。

食事が終わった後は、いこごちの良い新しい葉を見つけて居座りました。
ついでに身長測定。35mmでした。

一つ気になることが発生。
食事が終わったころに、[背番号2010-E05]の近くにハエが１匹。
シュッコロの殺虫剤を吹きかけるわけにもいかないし、捕まえることもできなかったので追っ払っただけですが、ヤドリバエではなかったのでしょうか？

２０１０年１１月６日　ヤドリバエに卵を産み付けられた[背番号2010-E05]

嫌な予感。

昼前に外出から帰ってクスノキの様子を見たら、ハエが１匹飛び回っているではありませんか。
[背番号2010-E05]の様子を見たら、なんと、何に怒っているのか？臭角を出しっぱなし。
わりと大きめなハエですが、今までヤドリバエの姿を見たことがないので、ヤドリバエが否かは判りません。
しかし、臭角を出して怒っていると言うことは、[背番号2010-E05]の体に触ったことと思います。他のハエなら、幼虫に付き纏うことはないでしょうから、昨日から見かけるハエはヤドリバエの可能性は十分にありです。

写真を拡大してみて下さい。
白い粒が２つありますが、ヤドリバエの卵です。→掲示板をご覧下さい。
２つの白い粒は写真を撮った後、幼虫の肌に傷が付かないようにクスノキの葉の先端で引っ掻き落としました。

２０１０年１１月８日　[背番号2010-E05]　またまた白い粒・・・３つ

朝見たら、肌に白い粒が３つ付いていました。
６日のは全て掻き落したつもりですし、場所が異なるので、昨日産み付けたようです。

今朝もクスノキの葉を使って引っ掻き落とそうとしたのですが食い込んでいるらしく、何回やっても落ちてくれません。
ついに最後の手。　ピンセットで、幼虫の肌を挟まないように注意して白い粒だけを掴んで取り除きました。

何回も試みて、時間は掛かりましたが、幼虫の肌には傷付けずに取り除くことが出来ました。

取り除く間はピンセットで肌を触りましたが暴れることはなく、気持ちよさそうに静かにしていました。

白い粒（ヤドリバエの卵）を取り除いた後はケースに入れて室内へ取り込みました。

ケースの蓋にはクスノキの葉をセロテープで貼り付けておきました。

今年最後のムーミン顔です。