2009年6月12日 [背番号2009-047]が蛹化
今朝は、[背番号2009-047]の蛹化の動画を撮ることにしていましたので、4時に目覚まし時計の音で起床。一番に[背番号2009-047]のケースをみたら、中で[背番号2009-047]がブルブルと体を動かして動いています。隣には、ナガサキアゲハの[背番号2009-051]が・・・
朝早くから[背番号2009-051]が歩き回って、前蛹の[背番号2009-047]を驚かせているなと思いながらケースの蓋を開けてみたら・・・[背番号2009-047]は脱皮が終わったばかりで、脇腹辺りは濡れていました。寝ぼけ眼で見た時は、脱いだ皮を振り落とした時でした。目覚まし時計が間違えて、15分早くなっていたら皆さんに動画をお見せできたのですが。残念無念。
時間は後戻り出来ませんので、脱皮したばかりの姿として4時7分記念撮影。
それから25分後の4時32分に、腹を突き出して反り返った姿を記念撮影。
さらに40分後の5時13分に見たら、直角に反り返っていました。
これが掲示板で教わったモンキアゲハの特徴なんですね。
左の写真ですが、[背番号2009-047]の場所が悪くて、ケースの中にカメラを入れることが出来ません。ライトの照らし具合を調節しながらケースの外から撮りました。蛹が固まったら、背中に掛けた糸と尻尾の糸を上手に剥がして箸に貼り付けて、写真を撮りなおします。
2009年6月12日(2) [背番号2009-047]を引越し
今朝の蛹化ですから少し早過ぎるとは思ったのですが、蛹の反り具合がよく見えるように、ケースから出して、箸に取り付けることにしました。
今回は背中の糸を切るのではなく、ケースの内壁に張り巡らせた真綿のような糸も一緒に取り外して、ケースの中と同じ状態で箸に取り付けますので、背中に掛けた糸のケースへの付け根と、尻尾の先端の間を測りました。25mmでしたので、マジックインキで箸に印をつけました。
真綿のような糸全体を取り外しますので、セロテープはケチらないで長めに貼って引っ張ったら、運良く、背中に掛けた糸の付け根の部分と尻尾の先端が一緒に剥がれてくれました。
最初に背中に掛けた糸の方を箸の目印の位置にセロテープで貼り付けました。続いて、尻尾の先端が箸の目印の位置になるようにセロテープで貼り付けました。
これで、ケースの中の壁と同じ状態になりました。
見て下さい。この反り具合。
2009年6月12日(3) [背番号2009-047]に怪しい不気味な黒い影(陰)
箸への引越し作業が終わってから、羽化の時のブラサガリ棒を取り付けようと思って蛹を見たら、なにやら怪しい不気味な黒い影(陰)が臍の辺りにあるではありませんか。
太陽の光に透かしてみたりしましたが、何も見えません。蛹化してから14時間しか経過していない時ですから、悪人が動き出すのは早過ぎるような気がします。引越し作業の時にマジックインキの先が臍に触ってしまったのかなとも思いましたが、マジックインキは箸に目印を書いた後は手に持っていません。
何か判りませんが、ヤドリバエの仕業でないことを願って、ブラサガリ棒を取り付けておきました。
2009年6月15日 蛹の形と大きさを比較してみました
2009年6月15日現在の黒いアゲハの蛹の形と大きさを比べてみました。
方眼紙はMicrosoft Excelを使った手製ですから、20目盛=75mm。1目盛が3.5mmです。
ナガサキアゲハ | クロアゲハ | モンキアゲハ |
2009年6月30日 [背番号2009-047]の死亡宣告
待てど暮らせど羽化しないモンキアゲハの[背番号2009-047]。
昨日の蛹の処分に引き続き、「活/死」の判定を行いました。
外見では、目は出来上がっています。尻尾のクビレの色は悪いです。
尻尾を曲げてみました。–>元に戻りません。強く曲げると、尻尾のクビレが裂けて破れそうです。
曲げているうちに、羽化の時に、最初に亀裂が発生する所が口を開きました。
目や足はほぼ出来上がっていました。但し足などは黒くなっていなくて、コゲ茶色でした。蛹の中はコゲ茶色の液体でベトベト。尻尾のほうはそのままにして、焼却場行のゴミ袋へ入れました。
この[背番号2009-047]には怪しい不気味な黒い影(陰)(6月12日の日記)がありましたが、ヤドリバエではありませんでした。
2009年6月30日(2) モンキアゲハの日記は、しばらくの間、休刊です
今年初めての出会ったモンキアゲハの幼虫。順調に育ってきた[背番号2009-047]ですが、誠に残念ながら、死亡宣告をすることになりました。
5月には度々見かけていた黒いアゲハも、6月になってからは見かけなくなりました。
これから本格的な梅雨の天気が続くとのこと。黒いアゲハが飛んでくるのは何時のことでしょうか? そのうち飛んできてくれると思いますので、それまでの間、モンキアゲハの日記は休刊します。
今後、黒いアゲハを見かけ、産卵かなと思ったら、卵探し、幼虫探しを徹底的に行い、モンキアゲハに再び出会いたいと思います。
正月の玄関の飾りか、鏡餅の上に載せるか、冬の鍋物のポンズ代わりに使うしかない橙の木の実ですが、ナガサキアゲハだけでなく、モンキアゲハもクロアゲハも産卵にくることが判りましたので、「大きくなりすぎたなあ」とか言って枝を切るようなことはせずに、大事にしたいと思います。
2009年8月3日
8月3日に発見して採取した幼虫が、8月20日に終齢になり、モンキアゲハだと断定しました。
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