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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナガサキアゲハの飼育(27) 羽化の動画を撮影し、あちらこちらのページに埋め込みしてあります

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●このページは、前ページからの続きです

2010年9月30日 [背番号2010-041]・・・遅くなりましたが、ニュース速報です

羽化に失敗したと思っていた[背番号2010-041]の翅が広がっていました。

日本の後期高齢者の把握失態の真似はできないと心に決め(?)、羽化失敗の届を受理してから直ちに背番号簿に「羽化失敗」を記録しましたが、11時15分に様子を見に行ったら・・・なんと・・・[背番号2010-041]は補助具に掴まって、振袖をダラリと垂れ下げていました。
P20100930-P1080578-2


足も触覚も異常なし。口も渦巻状になっていました。
P20100930-P1080579-2


メスのお尻を見せるのは恥ずかしがるかもしれませんが、おしっこも出ました。
P20100930-P1080580-2


蛹に割れ目が出来てから、あまり時間が経っていなかったんですね。
奇跡というか、神秘というか、生命力というのか、全日本ナガサキアゲハ協会から蝶命救助の感謝状が届くかもしれません。


午後、14時30分に歯医者から帰ってから見たら、翅を開いてくれました。
P20100930-P1080583-2


翅が少し湾曲しているかなと思われたので、家のモルタル壁に掴まらせておきました。
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2010年10月2日 [背番号2010-050]が前蛹

9月2日の産卵から1ケ月。9月6日の孵化から26日。
[背番号2010-050]が前蛹になりました。
P20101002-P1080626-2

2010年10月2日(2) [背番号2010-066]・・・一応、保護しました

下の2枚の写真を比べてみて下さい。
P20100922-P1080331-2 P20101002-P1080627-2
左側の写真は9月22日撮影。右側の写真は10月2日(今朝)撮影。2枚の写真には10日間のズレがあります。
橙の葉に掴まっていますが、同じ葉のほぼ同じ場所。葉を齧った痕跡は全くありません。
昨日は体を触ったら臭角を出して怒りましたが、今朝は臭角は出しません。
動かない+食べていない・・・何が原因でしょうかね?


9月22日には近くの葉にもう1匹居たのですが、これは何処かに移動したらしく、2日後には見当たらなくなりました。
9月22日に見つけた2匹は、越冬蛹用の飼育をするには大きくなり過ぎていたので、橙の木に置いたまま成長してもらうことにしていました。
ちょうどその頃の急激な気温の変化(冷え込み)のために、体が固まってしまったのでしょうか?


しかし気になることが一つ。
上の右側の写真の尻尾の先を見て下さい。
黒いものが見えると思いますが、これは糞ですよね。便秘のため、腹の中に食べ物が入らないのかもしれません。


ひょっとするとこのまま死んでしまうのかもしれませんが、少しは暖かい室内へ入れることにして、新しい橙の葉とともに、[背番号2010-066]で登録して、ケースへ入れました。
新しい葉に乗り移って、少しでも齧ってくれれば助かるのですが。
P20101002-P1080628-2

2010年10月3日 [背番号2010-050]が蛹

今年中に羽化するつもりの最後のナガサキアゲハ[背番号2010-050]が蛹になりました。
P20101003-P1080635-2 P20101003-P1080636-2

2010年10月3日(2) [背番号2010-066]・・・残念ながら助かりませんでした

昨日保護してからも全く動かなかった[背番号2010-066]ですが、朝見たら、提灯が縮まったようになって死んでいました。
仰向けになっていましたが、もがぎ苦しんだのでしょうか? 尻尾の近くには小さな糞が3つ。
9月22日に見つけた頃から異常があったのでしょうね。
P20101003-P1080638-2

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