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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナガサキアゲハの飼育(35) 茶色の液体を出して死んだ幼虫は、ウイルス性の病死・・・徹底的に消毒を

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●このページは、前ページからの続きです

2011年9月19日 [背番号2011-024][背番号2011-025]が死亡

昨日(18日)は、海上自衛隊岩国航空基地の基地祭でヘリコプターに体験搭乗。ナガサキアゲハも、こんな感じで地上を見ているのかなと思いながら瀬戸内海上空から、広島市、呉市、岩国市を眺めてきました。夕方帰宅してから、ケース内を見たら、2匹とも動いていました。


[背番号2011-024][背番号2011-025]の2匹ですが、[背番号2011-025]は殆ど食べなくて大きくもならなかったのですが、[背番号2011-024]は順調に育っていました。
しかし、朝見たら[背番号2011-025]が死んでいて、午後には[背番号2011-024]が死んでいました。


朝死んでいた[背番号2011-025]です。
P20110919-P1130250-2


その時の[背番号2011-024]の状態ですが、体が縮んでいます。
P20110919-P1130253-2


午後の[背番号2011-024]の状態です。
周辺に水がありますが、ケースの糞を洗って入れたもので、ウイルスにやられた時のような茶色の液体ではありません。
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それにしても、今年はケースに取り込むと死んでしまいますが、何故でしょうかね?
飼育環境は昨年までと変わりません。

2011年9月23日 もう一度、挑戦します[背番号2011-026][背番号2011-027]

今日は幼虫を2匹発見しました。
このところ立て続けに幼虫が死んでしまいますので自信喪失ですが、そろそろ越冬蛹用の飼育を始める時期になりましたので、採取して飼育に挑戦することにしました。
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[背番号2011-026]
P20110923-P1130288-2


[背番号2011-027]
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大きさからでは、越冬蛹用の飼育には遅過ぎると思いますが、一応、夕方17時に日暮れ、朝6時に夜明け=ダンボール箱の中で13時間の夜の生活をさせることにします。


このところの死んだ幼虫を見ますと、糞にまみれていますので、橙の葉はセロテープでケースの内壁に貼り付けて、糞が転がり落ちるようにしてみました。
しかし、幼虫はケースの底も歩き回りますので、今までと変わりませんよね。
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2011年9月24日 今日も幼虫を発見・・・[背番号2011-028]

橙の木を見ていたら、目の前に、ぷっくらと肥って、ナガサキアゲハの特徴が現れた幼虫。
ケースへ入れたら縮んでしまうような予感がするのですが、橙の木でクモなどに襲われるよりは良いだろうと思って、ケースへ取り込みました。
P20110924-P1130298-2 P20110924-P1130299-2


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ナガサキアゲハには関係ありませんが、クモで思い出しましたので紹介します。
9月19日、外出しようと思って着替えて壁(室内)を見たら、何やら怪しいものが・・・
よく見たら、左右の足の先端の間が約8cmはある巨大なクモ!
日本のクモの仲間には毒グモはいないので心配はありませんが、当地岩国市の米軍岩国基地には毒グモが潜んでいて、基地の外へも這い出てきていますので、このような今までに見たことがないクモは米軍岩国基地から這い出してきた毒グモではないかと疑ってしまいます。
一応掃除機で吸い取って、ゴミのパックは焼却ゴミへ入れて出しておきました。

2011年9月27日 今日も幼虫を発見・・・[背番号2011-029]

今日も幼虫を発見を発見しましたが、何処に隠れているのでしょうか?
庭の橙の木は大きくなり過ぎたので、幼虫探しは難しいです。
夜の間に歩いているらしいので、朝早くみつかることが多いです。
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2011年9月28日 [背番号2011-029]が死亡

昨日採取した[背番号2011-029]が死んでしまいました。
臭角を出したまま死んでいます。
はっきりした死因は判りませんが、病気のようですね。
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2011年9月30日 [背番号2011-026]が死亡

今日は、[背番号2011-026]が死んでしまいました。
これも臭角を出したまま死んでいます。相当苦しんだようですね。
茶色い液体が見えますので、ウイルスにやられているようですね。
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2011年10月1日 [背番号2011-028]が死亡

今日は、[背番号2011-028]が死んでしまいました。
これも臭角を出したまま死んでいます。相当苦しんだようですね。
これも茶色い液体が見えますので、ウイルスにやられているようですが、アゲハの幼虫に感染するウイルスは、空中を伝わるのでしょうか?
空中伝染となれば、個別ケースで飼育していても、予防は大変なことになりますね。。
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2011年10月4日 [背番号2011-027]が死亡

通常飼育の最後の1匹、[背番号2011-027]が死んでしまいました。
小さなケースの中で孤独死です。
昨日までは橙の葉をよく食べていて、糞の形も異常はなかったのですが、見た感じでは、下痢のような糞が出ています。
これも何らかの病気でしょうね。
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2011年10月4日(2) 来年に向けて

今年は7月中旬頃から、飼育しているナガサキアゲハの幼虫が次々と死んでしまい、その都度、なんらかの手を打ってきたつもりですが、今日で通常飼育の幼虫は居なくなり、今年のナガサキアゲハは飼育日記ではなく、死亡日記になってしまいました。

やはり伝染する病気にやられたのでしょうか?
幼虫は殆ど全てを1匹ずつ個別のケースで飼育し、死んだ場合は、ケース等は消毒しているのですが・・・

今年は新たな採取・飼育は止めにして、徹底的な対策を考えてみて来年に備えることにします。
また、例年なら庭の橙の木には幼虫が住み着いているのですが、今年は見当たりません。

今年の日記の締めくくりとして、思いついたことだけを書いておきます。

●今年は、橙の木、デコポンの木ともに、ナガサキアゲハだけでなく、ナミアゲハも含めて、大きくなった幼虫の姿を殆ど見ることができません。庭の柑橘類の木に何か変化が起こったのでしょうか?
・・・この冬には、徹底的な殺虫剤・殺菌剤散布をしてみます。

●一昔前ですが、合成樹脂のケースで、オーブンなどで熱を加えると変質して、人にも悪影響を及ぼすガスを発生するとの噂を聞いたような覚えがありますが、近頃は問題なくなったのでしょうか?
現在、幼虫の飼育に使用しているケースの材質は「ポリエチレン」と「ポリプロピレン」です。
30年前の飼育箱の正式の材質名は判りませんが、これは問題なさそうです。
・・・一応、ケースは全て買い換えることにします。

●死亡した場合のケースの殺菌ですが、ケースを煮沸可能な大きな鍋がありません。ヤカンで沸騰した湯をかける程度では徹底した殺菌は無理ですよね。幼虫にも使えるウイルス退治の殺菌剤をご存知ありませんか?
・・・人間よりか弱い幼虫が死なない殺菌剤を探してみましょう。

●餌の柑橘類の葉の洗浄ですが、スーパーなどの店頭へ並べる野菜を洗うような薬品は絶対に使用出来ません。葉に付いている害虫の卵などを除去するために、現在は、水道の水で洗って、タオルで水気を取ってから与えています。
今年は、福島第一原発の事故以来、水道水の放射性物質も話題になっていましたが、まさか、当地の水道も、放射性物質対策で何かを入れているのでは?
・・・蒸留水を買って使うわけにはいかないので、葉は洗わずに、表面をタオルで拭き取るだけにしてみます。

●葉を切り取るハサミや、葉を掴むピンセットなどの道具に、ウイルスが潜んでいるかもしれませんね?
・・・道具類も買い換えることにします。

●我が家では、夜は「電気蚊取り:アース ノーマット」を使用しています。これは、幼虫飼育以前から使用していて、使用している部屋と飼育ケースを置いている部屋は隣り合わせです。日記を始めた時から同じ環境を続けていますが、「電気蚊取り:アース ノーマット」の成分(薬効)が変わったのでしょうか?
・・・幼虫にとっては危険物と隣り合わせは論外と思いますが、昨年までは全く問題なし。今年は8月以降、夜は飼育ケースを一番離れた部屋へ移動したり、庭へ出したりしましたが、死亡の減少には繋がりませんでした。

●他にもあると思いますが、思いついた時に実施します。


●越冬蛹用の2匹が入っているケース2つを残して、その他のケースは明日の破砕ゴミで出して捨てます。・・・10月5日に約20個のケースをゴミで出しました。

お知らせ

今年の通常飼育の日記は終わりました。次ページは越冬蛹編です。

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