ナガサキアゲハの飼育(特別号6):2008年は、卵から孵化したナガサキアゲハの幼虫は、全て死んでしまいました。ウイルス性の病死のようですが、来年も幼虫飼育に挑戦してみます。
10月16日に庭の橙の木の葉へ2つ並んで産み付けられた卵を採取してきましたが、この卵が孵化しましたので、[背番号2008-SP12]として特別室へ入ってもらい、羽化するまでを見守りたいと思います。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年10月16日 何か判らない卵を採集しました
ダルマのように2個が並んで産み付けられた卵を橙の木でみつけました。何の卵かは判りませんが、大きさからみてアゲハには間違いありません。
1個は殻が割れたゆで卵のように中から何かが噴出しているようです。
何はともあれ、卵から孵化したアミアゲハが住んでいるタッパーへ入れておきました。
2008年10月20日 孵化しました・・・[背番号2008-SP12]
卵から孵化したナミアゲハも大きくなり、何時までも特別室へ住まわせておくわけにもいかないので、今日は、ナミアゲハは1つのケースへ纏めることにしました。
1匹ずつ引越しさせながら、ヤレヤレ終わったなと思ったら、特別室のタッパーの壁に派手な棘で頭の黒い小さな幼虫が・・・
先日来、少々自身喪失気味ですから、ナガサキアゲハだとも言い切れませんし、違うとも言い切れませんので、[背番号2008-SP12]と番号を付け、ナガサキアゲハとして、この1匹だけを特別室へ監禁することにしました。
今回の特別室は特別です。直径4.5cm、深さ4.5cmの胃薬の量を計る物の使い回しです。この卵は硬い葉に産み付けられていたので、食料は硬い葉と柔らかい葉の両方を入れ、硬い葉に掴まらせておきました。
体長は背伸びして4mmです。この大きさでは昨日今日の孵化ではなさそうです。17日には2個並んだ卵を見ていますので、留守をした18日に孵化したのではないかと思います。
これは孵化しなかった卵です。
採取した時以上に何かが飛び出ています。
2008年10月21日 死んでしまったのでしょうか?
20日に橙の葉にくっ付けた位置から全く動いていませんし、姿勢もそのままです。
もちろん葉を齧った痕跡も無く、糞も見当たりません。死んでしまったのでしょうか?
2008年10月22日 やはり死んでいました
今日は倍率の大きい虫眼鏡を通して写真を撮ってみました(右側の写真)。
体は縮んでいます。引っ越しの時に死んでしまったのでしょうか。
2008年10月22日(2) [背番号2008-SP12]
思わぬ拾い物の予定外のナガサキアゲハでしたが、あっけなく死んでしまいました。
これで今年のナガサキアゲハは幼虫とはお別れのようですね。
また来年、ナガサキアゲハの幼虫探しに力を入れます。
[2009年追記]
9月下旬に採取した卵から孵化した幼虫は、1週間から10日間くらいで全て死んでしまいました。
茶色の液体が出ている場合は、ウイルス性の病気らしいです。
個別のケースで飼育していたのですが、どこで感染したのでしょうか?
ウイルス性の病気らしい時は、飼育しているケースも徹底的に殺菌消毒しなければならないことも判りました。
お知らせ
今年はウイルス性の病気で何匹もの幼い幼虫を死なせてしましました。
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