ツマグロヒョウモンの飼育(17):今年のツマグロヒョウモンの幼虫は、ケースなどへは取り込まず、庭で自然のままで自力、自己責任で育ってもらっています。蛹になる場所もツマグロヒョウモンの思うまま。アオムシコバチの犠牲にもなっています。
[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
今年はホームページの空きスペースの関係で、アゲハなどの蝶の観察日記は最小限にとどめようと思っていましたが、6月28日にツマグロヒョウモンの終齢幼虫を2匹見つけてしまいました。
昨年までなら直ちに捕獲してケースに入ってもらうところですが、前記のような事情がありますので、今年は見たときに写真を撮って、様子を書くことにします。
2010年6月28日
毎年プランターに植えているビオラですが、今年は庭の球根類の花の畑にしている所に種が飛んで自生したものが、ギッシリと増えて花を咲かせています。
何しろ多くて、他の花のジャマをするので、今日は梅雨の合間の晴れ間を利用して、バッサリと抜き捨てました。
一段落して残ったビオラを見たら、なんと大きなツマグロヒョウモンの終齢が1匹。
写真を撮っておこうと思ってカメラを持ってきたら、その近くにもう1匹の終齢。
2匹とも、まもなく蛹化するであろうと思われる大きさでした。
今晩から当地方は大雨洪水警報。この2匹には厳しい試練が待ち構えています。
2010年7月1日
少しだけ残ったビオラにツマグロヒョウモンのメス。
スミレやビオラ、地面を歩き回る時は産卵ですね。
2010年7月4日
ヨタヨタと飛んでいましたので羽化して間もないのかもしれません。
2010年7月12日
今日は、ナガサキアゲハの幼虫を探していた時、足元のビオラの残骸に翅が傷んだツマグロヒョウモンが産卵中。近づいても逃げませんので動画を撮っておきました。
捨てる寸前のビオラにツマグロヒョウモンが産卵 (2010/07/12)
2010年7月15日~7月26日 飢饉が進行中
庭のパンジーもビオラも枯れてしまった途端にツマグロヒョウモンの幼虫が目につくようになりました。 残っている食草は野生のスミレだけですが、これを丸坊主になるまで食べています。
食べるものがなくなると庭を縦横無尽に歩き回りますので、踏みつけないように歩くのが大変です。
もちろん、庭を歩き回る幼虫を見つけた時は、手に乗せてスミレのプランターまで運んでいます。(下の動画をご覧下さい。)
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
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野を越え、山越え、人の腕も・・・歩き回るツマグロヒョウモンの幼虫 (2010/07/25)