2008年6月13日 全ての蛹と前蛹を掘り出しました
今日は梅雨の晴れ間。絶好の発掘日和です。
朝から、幼虫が20匹ずつ住み込んでいる衣装ケース2箱を発掘しました。
次から次へと現れるのは立派な角を持ったオス。時々はメスが出てきましたが、オスが少ないとの昨日までの心配は吹っ飛びました。
衣装ケース1箱には20匹ずつ幼虫を入れていましたが、1箱について1匹ずつの計2匹が、蛹化に失敗して死んでいました。1匹はオスで頭の部分がペシャンコ。もう1匹はメスで、脱いだ皮が身体にくっついて外れず、その部分にカビが生えたようになっていました。)
こんがり焼けたような色を見ていますと、北京の銀座・王府井近くの屋台街・・・東安門美食坊を思い出します。
オスもメスも丸々と肥っていて、トイレットペーパーの芯に入らない蛹が何匹かいますので、ダンボールを丸めて、少し大き目のものを作ることにします。
幼虫の餌、マットが重要なことが改めて判りました。(現在使用しているマットは産卵用にも最適。孵化したばかりの小さな幼虫にも最適。幼虫が前蛹になるまでの餌、さらに、蛹室を作るのにも最適。)
2008年6月13日現在の住民登録基本台帳の情報を漏洩することにします。
オス(♂) | メス(♀) | 不明 | ||
① | 27 | 0 | 0 | |
② | 0 | 12 | 0 | |
③ | 2 | 6 | 0 | |
④ | 1 | 4 | ||
⑤ | 3 | |||
⑥ | 2 | |||
計 | 30 | 18 | 9 |
上の台帳の写真を撮っている時に、珍しいものを発見しました。上の④の写真と、下の写真をご覧下さい。
前蛹のうちの1匹の背中の皮が裂けているではありませんか。蛹化が始まってから時間は経っていないと思われます。皮を脱いでいる途中の様子を写真に撮れないかと思って、横型の人工蛹室へ寝かせましたが、仰向けになったままで背中が見えません。縦型の人工蛹室へ入れて写真を撮っておきました。強力な顎の付いた黒っぽい頭の部分も3つに割れていました。後ろ頭の小さな角のようなものが見えますので多分オスだと思います。
午後は米軍岩国基地近くへ飛行機の写真を撮りに行き、夕方帰ってケースの中を覗いたら、ニョキッと角を出していました。あの長い角が伸びていく様子を見たかったですね。
2008年6月14日 5匹が蛹になっていました
朝の巡視の結果、オスが1匹、メスが4匹、計5匹が蛹になっていました。
2008年6月14日現在、♂の蛹が31匹、♀の蛹が22匹、前蛹が4匹。
(すみません。本日は蛹の写真はありません。)
前蛹が残り4匹になりましたが、この時期になってトイレットペーパーの芯が不足。
新品を出して一気に全部使って浄化槽が溢れては困るので、ダンボールで蛹室を作りました。
2008年6月16日 メスが1匹、蛹になりました
今朝はメスが1匹、蛹になっていました。
残った3匹の前蛹の居留地を変更しました。
中央上の前蛹は元気良く身体を動かしています。
2008年6月17日 メスが2匹、蛹に。
今朝は2匹が蛹に。2匹ともメスです。前蛹の残りは1匹になりました。
2008年6月17日現在、♂の蛹が31匹、♀の蛹が25匹、前蛹が1匹。
2008年6月17日(その2) 57匹全てが蛹になりました
昼前にもう一度確認したら、残り1匹の前蛹が皮を脱ぎ終わったばかりでした。殆ど真っ白です。
良く見たら足が1本短いのですよ。このまま待っていたら伸びてくれるのか?
蛹室の中も窮屈そうなので、そっと蛹室から取り出して、一時的に横型の人工蛹室に寝かせました。掌に受けて移動しましたが、ブヨブヨしていて怖いくらいに柔らかかったです。
午後は米軍岩国基地の傍の海岸へ戦闘機の写真を撮りに行き、帰ってみたら茶褐色になっていましたので、縦型の人工蛹室に入れて、蛹の部屋へ入れました。
本日で全員の住民登録が完了しましたので、最終的な台帳を公開します。
オス(♂) | メス(♀) | ||
① | 5匹 | 5匹 | |
② | 26匹 | ||
③ | 12匹 | ||
④ | 9匹 | ||
計 | 31匹 | 26匹 |
なお、越冬した幼虫は59匹。2匹が蛹化に失敗しましたので、57匹が羽化待ちです。
お知らせ
一番初めの蛹化の日が判りませんが、約1~3週間で全ての羽化が完了することでしょう。
57匹全てが無事に羽化することを願って見守ることにします。
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